EX30ブラックエディションとクロスカントリーを比較|同じ599万円、どっちを選ぶ?

EX30ブラックエディションとクロスカントリーを比較|同じ599万円、どっちを選ぶ?

こんにちは、Tです。

9月3日に150台限定で発売されたEX30ブラックエディションと、7月に出たEX30クロスカントリーの後輪駆動モデルは、どちらも599万円です。公式の諸元表を並べてみると、2台とも579万円の標準Ultraに20万円を足した仕様で、違いは色・内装・車高・タイヤ、その結果としての航続距離30kmでした。

モーターもバッテリーも装備も同じなのに、片方は内外装を黒で揃えた限定車、もう片方は車高を上げたアウトドア寄りのモデル。性格がかなり違うので、どちらにするか迷っている方もいると思います。

私はV90に乗っていた元オーナーで、EX30を所有したことはありません。なので今回は、ボルボ公式の諸元表と価格表をもとに、2台の差がどこにあるのかを数字から整理しました。そのうえで、私ならどう考えるかも正直に書いておきます。

この記事で分かること
  • EX30ブラックエディションとクロスカントリーRWDの違い(色・内装・車高・航続)
  • どちらも「579万円の標準Ultra+20万円」になっている価格の中身
  • 150台限定・車高195mm・航続30km差をどう考えるか
  • 目的別の選び分けと、標準UltraやAWDも含めた第3の選択肢
目次

EX30ブラックエディションとクロスカントリーの違い

サンドデューンのボルボEX30 Cross Country
画像:ボルボ・カー・ジャパン

まずは2台のベースと、違いがどこにあるのかを整理します。先に結論を書くと、モーターとバッテリーは同じで、違うのは色・内装・車高・タイヤの4つ。その結果として、航続距離に30kmの差が出ています。

どちらも「579万円のUltra+20万円」

2台の正式名称は、ブラックエディションが「EX30 Ultra P5 Long Range Electric Black Edition」、クロスカントリーが「EX30 Cross Country Ultra P5 Long Range Electric」です。名前が長いですが、どちらにも「Ultra P5 Long Range」が入っています。

これは、通常のEX30でいう「Ultra P5 Long Range Electric」(579万円)と同じパワートレインとグレードです。5月のグレード名称変更で、旧「Ultra Single Motor Extended Range」がこの名前になりました。つまり2台とも、579万円の標準Ultraを土台にして、20万円ぶんの味付けを足したモデルということになります。

モデル価格(税込)標準Ultraとの差発売
EX30 Ultra P5 Long Range(標準)579万円―カタログモデル
EX30 ブラックエディション599万円+20万円2026年9月3日(150台限定)
EX30 クロスカントリー Ultra P5(RWD)599万円+20万円2026年7月23日(特別仕様車)
EX30 クロスカントリー Ultra P8 AWD649万円+70万円カタログモデル

※価格は2026年9月時点のメーカー希望小売価格。リサイクル料金・諸費用は別です。

こうして並べると、比べるべきは「ブラックエディションかクロスカントリーか」だけではないと分かります。20万円を足すなら黒の意匠に払うのか、車高と足まわりに払うのか。あるいは足さずに標準Ultraで止めておくのか。この3択で考えるほうが、自分に合う答えは出しやすくなります。

EX30全体のグレード構成は、別の記事で詳しくまとめています。

EX30全5グレード徹底比較!価格・装備の違いとおすすめの選び方

比較表で並べると、差は4つだけ

公式の諸元表(2027年モデル)から、2台の主な数字を並べました。ブラックエディションは標準のEX30がベースなので、寸法や航続距離は標準Ultra P5 Long Rangeの数値になります。

項目ブラックエディションクロスカントリー RWD
価格599万円(150台限定)599万円
駆動方式・出力後輪駆動・272ps/343Nm後輪駆動・272ps/343Nm
バッテリー容量69kWh69kWh
一充電走行距離(WLTC)560km530km
電力量消費率(WLTC)143Wh/km150Wh/km
全長×全幅×全高4,235×1,835×1,550mm4,235×1,850×1,565mm
最低地上高175mm195mm
車両重量1,790kg1,790kg
最小回転半径5.4m5.5m
タイヤ・ホイール19インチ(グロッシーブラック5スポーク)235/50R19(5スポーク・エアロ、マットグラファイト/マットブラック)
ボディカラーオニキスブラックのみクリスタルホワイト/ヴェイパーグレー/サンドデューン
内装ブラック・ノルディコ+ダークフラックス・パネルパイン(ウールブレンド/ノルディコ)+フラックス・パネル

出典:ボルボ・カー・ジャパン EX30/EX30 Cross Country 諸元&価格表(2026年7月現在)、Black Editionプレスリリース

差が出ているのは、見た目(色とホイール)、内装、車高とボディサイズ、タイヤの4点です。車両重量はどちらも1,790kgで、クロスカントリーだから重い、ということもありません。

装備表も見比べましたが、harman/kardonのオーディオ、パノラマ・ガラス・ルーフ、360°カメラ、パイロット・アシスト、ヒートポンプといったUltraの装備は、クロスカントリーRWDにはすべて標準で付いています。ブラックエディションも名前のとおりUltraがベースなので、同じ装備と考えていいと思います(細かい装備はディーラーで確認してください)。ヒル・ディセント・コントロールも標準のEX30から付いているので、クロスカントリーだけの装備ではありません。装備の充実度で差がつかないのは、比べる側としては分かりやすくて助かります。

走りの中身は同じ。航続は30km差

モーターは2台とも後輪側の1基で、最高出力272ps・最大トルク343Nm。バッテリーは69kWhです。ブラックエディションの0-100km/h加速は5.3秒と発表されています。クロスカントリーRWDの加速タイムは、私が確認した公式資料には載っていませんでしたが、重量も出力も同じなので、大きな差はないはずです。

違いが出るのは電費と航続距離です。電力量消費率(Wh/km)は1km走るのに使う電気の量で、小さいほど効率がいいという見方をします。WLTCモードの電力量消費率は、ブラックエディション(標準ボディ)が143Wh/km、クロスカントリーが150Wh/km。航続距離にすると560kmと530kmで、30kmの差になります。

WLTCモード内訳ブラックエディションクロスカントリー RWD
市街地モード141Wh/km130Wh/km
郊外モード131Wh/km139Wh/km
高速道路モード155Wh/km168Wh/km
総合143Wh/km150Wh/km

内訳を見ると面白くて、市街地モードではクロスカントリーのほうが電費がいいんです。差が開くのは高速道路モードで、155Wh/kmと168Wh/km。車高が上がって全高・全幅も少し大きくなったぶん、速度が上がると空気抵抗の影響が出てくる、ということだと思います。これは数字からの私の推測ですが、形を見ればそうなるだろうなという納得感はあります。

なので、高速道路で遠出する機会が多い人ほど、2台の航続の差は効いてきます。逆に、普段は街乗り中心という人なら、30kmの差はあまり気にしなくていいかもしれません。冬場の航続の落ち方や高速での実電費については、EX30の走行性能の記事でも触れています。

ボルボEX30の走行性能と燃費(電費)を完全網羅!高速での電費や冬場の航続距離まで解説

EX30ブラックエディションの魅力と気になる点

オニキスブラックのボルボEX30 Black Edition(2026年9月発売・150台限定)
画像:ボルボ・カー・ジャパン

ここからは1台ずつ見ていきます。まずはブラックエディションから。20万円で何が変わるのか、150台限定をどう受け止めるか、そして明るい内装が好きな私が引っかかっているところを書きます。

黒で統一した外装と、EX30初の黒い内装

ブラックエディションは、EX30で初めて内外装をブラックのテーマで揃えた特別限定車です。ボディカラーはオニキスブラック。フロントのアイアンマークとダイアゴナルバー、リアのエンブレムがグロッシーブラック仕上げになり、19インチの5スポーク・アルミホイールもグロッシーブラックです。

ひとつ押さえておきたいのは、オニキスブラックのボディ色自体は、標準のUltra P5 Long Range(579万円)でも選べるという点です。なので20万円の差額で手に入るのは、黒い車体そのものではなく、次のような部分になります。

  • グロッシーブラックのアイアンマーク・ダイアゴナルバー・リアエンブレム
  • グロッシーブラックの19インチ5スポーク・アルミホイール
  • ブラック・ノルディコのシート(ホワイトのアクセントステッチ入り)
  • ダークフラックスのデコラティブ・パネル
  • 150台限定というモデルそのもの

標準のUltraで選べる内装は、ハーヴェスト(テキスタイル/ノルディコ)とミスト(ウールブレンド)の2種類で、黒いシートの設定はありません。クロスカントリーもパイン内装のみなので、EX30で黒いシートに乗りたいなら、いまのところブラックエディションしか選択肢がないことになります。ここに価値を感じるかどうかで、ほぼ決まります。

写真を見る限り、銀色だったエンブレムが黒になるだけで、EX30のフロントはかなり締まって見えます。EX系のデザインは正直まだ見慣れないところがある私でも、この黒い顔つきはかっこいいと素直に思いました。

150台限定をどう考えるか

150台という台数は、全国に104あるボルボの新車販売店舗(2026年6月時点)で割ると、1店舗あたり1〜2台ほどの規模です。発売から3週間ほどたった現時点で、何台残っているのかは公表されていません。気になっている方は、まず近くのディーラーに在庫や割り当ての有無を問い合わせるのが確実です。

限定車というと「将来の値落ちが小さいのでは」と期待したくなりますが、私はここは慎重に見ています。EX30は登場から3年たっていないモデルですが、中古車サイトを見ると初期の年式がかなり下がった価格で並んでいます。EVの中古相場は、バッテリーの状態や補助金、次の新型の動きに左右されやすいので、限定車だから値落ちしにくいとは言い切れません。

もうひとつ、補助金の扱いも確認しておきたいところです。EX30はCEV補助金の対象車ですが、特別仕様車・限定車がいつ対象リストに載るか、交付額がいくらかは、次世代自動車振興センターの一覧で最新の情報を見る必要があります。これはクロスカントリーRWDも同じです。

限定車の話でいうと、XC90にも70台限定のブラックエディションがありました。「黒で統一した限定車」はボルボがときどき出してくる企画なので、今回を逃すと二度と黒内装のEX30に乗れない、とまでは断言できません。ただ、EX30で出るかどうかは分からないので、欲しい気持ちがはっきりしているなら早めに動いたほうがいいのは確かです。

ボルボXC90ブラックエディションを徹底解説|70台限定の漆黒フラッグシップ、買うべき人・見送るべき人

明るい内装派の私が迷うところ

正直に書くと、私自身はボルボの内装は明るい色のほうが好きです。V90の納車の日、ブロンドの内装を見て「やっぱりボルボにはこれが合う」と思ったのをよく覚えています。北欧らしさは、明るい色と木や布の質感に出るものだと思っているんですよね。

なのでブラックエディションの黒い内装は、かっこいいとは思いつつ、自分で選ぶかというと迷います。ボルボらしい柔らかさより、引き締まった精悍さのほうに寄せた仕様なので、そちらが好きな人にはぴったりです。

黒い内装で実用面から気になるのは、夏場の熱さとホコリの目立ちやすさです。とはいえEX30はパノラマ・ガラス・ルーフが標準なので、黒内装でも車内が暗くなりすぎることはなさそうです。ノルディコはバイオ由来のレザーフリー素材で、革のようにひび割れを気にする必要も少ないはずです。

私のV90はマジックブルーメタリックという、暗いところでは黒っぽく見える紺色でした。定番の黒や白ではない色を選んだのは「人と同じが嫌い」という性格からですが、150台しかない黒のEX30というのも、別の意味で人と被らない選択です。そう考えると、ブラックエディションを選ぶ人の気持ちはよく分かります(笑)

内装の色で迷っているなら、ディーラーで実車の室内に座ってみるのが一番です。黒い内装は写真だと精悍に見えますが、実際に座ると圧迫感の感じ方が人によって違います。逆にパインやミストも、写真と自然光の下とでは印象がかなり変わるはずです。台数が限られているブラックエディションは展示車がない店舗も多いと思うので、見られる店舗を事前に確認しておくと無駄足になりません。

EX30クロスカントリーRWDの魅力と気になる点

未舗装路に停まるヴェイパーグレーのボルボEX30 Cross Country
画像:ボルボ・カー・ジャパン

次はクロスカントリーの後輪駆動モデルです。こちらは台数の限定が発表されていない特別仕様車で、20万円の差額は見た目だけでなく、車高やタイヤといったハードウェアに使われています。

車高195mmとタイヤで何が変わるか

クロスカントリーの最低地上高は195mmで、標準EX30の175mmより20mm高くなっています。全高は1,565mm、全幅は1,850mmで、どちらも標準より15mm大きい数字です。外装には、トポグラフィ柄の入ったマットブラックのフロントシールド、専用のリア・シールドパネル、ホイールアーチ・エクステンションが付きます。

タイヤは235/50R19で、標準Ultraの245/45R19と比べると幅が少し細く、扁平率が高い(側面が厚い)サイズです。ホイール径は同じ19インチでも、タイヤの厚みが増すぶん、段差の当たりは穏やかになる方向です。AWD版のクロスカントリーの試乗記では、標準EX30よりスプリングなどが柔らかめに作られていて、乗り心地がマイルドになったという評価が多く見られます。

地上高195mmがあると、雪の轍や未舗装のキャンプ場、段差のある駐車場で下を擦る心配が減ります。ただ、雪道での本当の差は駆動方式よりタイヤで決まる部分が大きいので、雪国で使うならスタッドレスの準備が前提です。

試乗するときに注意したいのが、試乗車のグレードです。ボルボ公式サイトのクロスカントリーRWDのページには、試乗車が他のEX30クロスカントリーになる場合があると書かれています。AWDの試乗車だった場合、車重が90kg重く、前輪にもモーターが付くので、加速や乗り味はRWDと同じではありません。予約するときに、どのグレードの試乗車なのかを聞いておくと確実です。

AWDより50万円安いRWDで足りる人

クロスカントリーには、もともとAWDの「Ultra P8 AWD Electric」(649万円)があります。7月の追加でRWDが599万円で選べるようになり、クロスカントリーの入口が50万円下がりました。

項目CC Ultra P5(RWD)CC Ultra P8 AWD
価格599万円649万円
モーター後輪1基 272ps前156ps+後272ps
一充電走行距離(WLTC)530km500km
車両重量1,790kg1,880kg
ボディカラー白・グレー・サンドデューンの3色上記+クラウドブルー・オニキスブラックの5色

RWDはAWDより90kg軽く、航続も30km長い。雪がほとんど降らない地域で、クロスカントリーの見た目と車高、柔らかめの乗り味が欲しいという人なら、RWDで十分です。

逆に、雪の多い地域に住んでいる、スキー場によく行く、という人は、50万円を足してAWDを選ぶ理由があります。それと細かい話ですが、黒いクロスカントリーに乗りたい場合もAWDしか選べません。RWDのボディカラーはクリスタルホワイト、ヴェイパーグレー、サンドデューンの3色です。

レガシィもV90もAWDだった私としては、気持ちのうえではAWDに惹かれます。ただ、住んでいる場所と使い方を考えると、多くの人にとって必要なのはRWDのほうだろうな、というのが冷静な見方です。

ちなみに、ブラックエディションとクロスカントリーRWDはどちらも後輪駆動なので、雪への強さという点では2台の差は地上高とタイヤくらいです。「雪が心配だからクロスカントリー」と考えている方は、駆動方式はブラックエディションと同じだという点を一度押さえておくと、AWDまで含めた判断がしやすくなると思います。

航続530kmと、駐車場の高さ制限

クロスカントリーRWDを選ぶときに見落としやすいのが、全高1,565mmという数字です。マンションや都市部の機械式駐車場には、高さ1,550mmまでという制限のところがよくあります。標準EX30とブラックエディションは全高1,550mmなので収まる計算ですが、クロスカントリーは15mmはみ出します。

  • 全高1,550mm制限の駐車場:ブラックエディションは収まる計算、クロスカントリーは不可
  • 全幅1,850mm制限の駐車場:クロスカントリーはちょうど1,850mmで上限ぴったり
  • 最小回転半径:ブラックエディション5.4m、クロスカントリー5.5m

寸法の上限ぴったりの場合、駐車場によってはミラーやアンテナの扱いで断られることもあるので、機械式を使っている方は管理会社に確認してから決めてください。これだけで候補が1台に絞られる人もいるはずです。

航続530kmについては、日常使いでは不足を感じる場面は少ないはずです。高速道路モードの電費が168Wh/kmと、標準ボディより1割近く悪いので、長距離の高速移動が多い人は、充電の回数が少し増えるくらいに考えておけば十分です。EX30の急速充電はCHAdeMO規格なので、日本の充電インフラでそのまま使えるのは安心材料です。

冬場は、どちらのモデルでもWLTCの数字より航続が短くなります。2台ともヒートポンプを標準で積んでいるので条件は同じですが、もともとの電費が悪いクロスカントリーのほうが、冬の高速では余裕が少し小さくなる計算です。V90時代に高速を流すのが一番好きだった私としては、ここは地味に気になるポイントです。

同じ599万円、どっちを選ぶ?

クリスタルホワイトのボルボEX30 Cross Country Ultra P5 Long Range Electric(RWD、2027年モデル)
画像:ボルボ・カー・ジャパン

ここまでの内容を、使い方と好みで分けて整理します。同じ599万円でも、答えは人によってはっきり分かれる2台です。

使い方と好みで選び分ける

こんな人向いているモデル理由
黒い内装・黒で揃えた見た目に惹かれるブラックエディションEX30で黒内装を選べるのはこの限定車だけ
高速道路での遠出が多いブラックエディション航続560km、高速モード電費155Wh/km
機械式駐車場(高さ1,550mm制限)を使うブラックエディション全高1,550mmで収まる計算。CCは1,565mm
キャンプ場や未舗装路、雪の轍を走るクロスカントリー RWD地上高195mm、側面の厚いタイヤ
乗り心地のマイルドさを重視クロスカントリー RWD専用の足まわりと235/50R19タイヤ
白・グレー・サンド系の明るい色が好きクロスカントリー RWDボディ色は明るい3色。内装はグリーン系のパイン
雪国在住、冬に山へよく行くクロスカントリー AWD(649万円)RWDの2台ではなく、AWDを検討したい

私の感覚で言うと、ブラックエディションは「見た目と内装にお金を払うモデル」、クロスカントリーは「使い方の幅にお金を払うモデル」です。どちらが得かではなく、自分が20万円を何に使いたいかで決まります。

私がどちらかを選ぶなら、クロスカントリーRWDです。色はヴェイパーグレーかクリスタルホワイトで迷っています。ヴェイパーグレーは、単純にクロスカントリーとの組み合わせが好きです。一方でホワイトにすると、白いボディとマットブラックのバンパーやホイールアーチがはっきり切り替わって、そのメリハリがすごくよさそうなんですよね。

内装はクロスカントリーのパインが好みです。そもそも私は緑系の色が好きで、北欧の松林をイメージしたグリーン系のパインは、写真で見ても惹かれます。黒で統一した内装もかっこいいですが、自分が毎日座るならこちらです。

あとは、遠出の先で未舗装の駐車場に入るときの安心感もあります。高速での電費はブラックエディションに負けますが、30kmの差なら受け入れられます。ただ、色もフェンダーまわりの見た目も実車で確かめたいので、あくまで今の時点での気持ちです。

599万円は、EX30の中でも上のほうの価格帯です。いま乗っている車を手放して乗り換える方が多いと思うので、支払いの計画は、下取りも含めて早めに固めておくと商談で慌てずに済みます。

599万円のEX30に乗り換える前に、いまの車の価値を確かめておく

ブラックエディションは台数が限られているので、見積もりを取ったらすぐに判断を迫られる場面もありそうです。そのときに、いまの車がいくらで売れるのかが分かっていないと、下取り額の提示をそのまま受けるしかなくなってしまいます。

私はV90を手放したとき、複数の買取店で査定を取って、最安と最高で63万円の差が出ました。ディーラーの下取りだけで決めていたら、この差には気づけなかったと思います。

商談の前に相場を把握しておくだけでも、下取り額が妥当かどうかを判断できます。私が実際にやった売却の手順を記事にまとめているので、乗り換えを考えている方は参考にしてみてください。

「あの時、あっちで査定しておけばよかった…」という後悔だけはしてほしくないので、まずは私の失敗と成功の記録を参考にしていただければ嬉しいです!

20万円を浮かせて標準Ultraという手も

2台を比べているうちに、「どちらの20万円にもそこまで惹かれないな」と感じた方もいるかもしれません。その場合は、579万円の標準Ultra P5 Long Rangeが一番すっきりした答えです。

標準Ultraは、航続560km・全高1,550mmというブラックエディションの実用面の良さをそのまま持っていて、ボディカラーはオニキスブラックを含む5色から選べます。内装は明るめのハーヴェストかミスト。ボルボらしい明るい室内が好きな人には、むしろこちらのほうが合うと思います。

20万円の使い道選ぶモデル得られるもの
黒の意匠と限定車であることブラックエディション(599万円)黒内装、グロッシーブラックの外装パーツとホイール
車高と足まわりクロスカントリーRWD(599万円)地上高195mm、専用外装、厚めのタイヤ(航続は−30km)
使わずに残す標準Ultra P5 Long Range(579万円)同じ性能と装備。浮いた20万円は充電設備や冬タイヤに

浮いた20万円は、自宅の充電設備の工事費やスタッドレスタイヤに回せる金額です。EVは乗り始めてからかかるお金もあるので、この20万円は軽く見ないほうがいいです。

もうひとつ、CEV補助金の額はグレードごとに決まります。標準のUltra P5 Long Range(旧名称)はすでに対象として掲載されていますが、特別仕様車や限定車の額が同じになるとは限りません。3台の実質的な差額は、補助金が確定してから比べ直したほうが正確です。

価格や仕様は変更されることがあるので、最終的にはボルボ・カー・ジャパンの公式発表やディーラーで最新の情報を確認してください。補助金の額や納期も、ディーラーに聞くのが一番確実です。

まとめ|EX30ブラックエディションとクロスカントリーの選び方

同じ599万円のEX30ブラックエディションとクロスカントリーRWDは、どちらも579万円の標準Ultraに20万円ぶんの個性を足したモデルでした。モーター、バッテリー、装備、車両重量は同じです。違うのは色と内装、車高とタイヤ、そしてその結果としての航続30kmの差です。

  • ブラックエディション:EX30唯一の黒内装。航続560km、全高1,550mm。150台限定
  • クロスカントリーRWD:地上高195mm、厚めのタイヤ。航続530km、全高1,565mm
  • どちらの20万円にも惹かれないなら、標準Ultra(579万円)で十分
  • 雪国で使うなら、RWDの2台よりクロスカントリーAWD(649万円)も候補に

限定150台と聞くと急ぎたくなりますが、黒い内装が本当に好きかどうか、駐車場に入るかどうかは、落ち着いて確かめてほしいところです。一方で、黒のEX30に乗りたいという気持ちがはっきりしているなら、迷っているあいだに売り切れてしまう可能性もあります。

V90を買ったとき、私は冷静になりすぎないようにして決めました。その判断は今でも後悔していません。ただ、それは「これに乗りたい」という気持ちが自分の中ではっきりしていたからです。この2台で迷っている方も、スペックの差より、どちらに乗っている自分を想像したときに気持ちが動くかで決めていいと思います。

EX30の商談に行く前に、下取りの相場を知っておく

ブラックエディションでもクロスカントリーでも、599万円の買い物になることは変わりません。いまの車の売り方次第で、実際の負担額は数十万円単位で変わります。

私がV90を売ったときは、査定先によって63万円の差がありました。ディーラーの下取りだけで決める前に、相場を一度見ておくことをおすすめします。

いま乗っている車に合わせて、私の売却の記録を2つの記事にまとめています。

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この記事を書いた人

Tと申します。27歳です。元V90乗りで、ボルボ大好き人間。新型情報から維持費まで、購入検討中の方やオーナーの方に役立つ情報を発信しています。

もともとステーションワゴンが好きで、レガシィツーリングワゴンからの乗り換えの際に「デザイン・性能・ブランドイメージ、全部を満たすのはV90しかない!」と思い、社会人2年目に無理して購入しました。結婚を機に家計の事情で一度手放しましたが、いつかまたV90に乗るために、このブログを続けています。

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