まず結論から言いますね。
もしあなたが、以下の項目のうち3つ以上に当てはまるなら、EX30は間違いなく「買い」の候補に入れて良い車です。
- 「大きなボルボ」は正直持て余す。 都市部でもスイスイ走れるサイズ感が欲しい。
- ドイツ御三家(ベンツ・BMW・アウディ)の「ドヤ感」が少し苦手。
- 最先端のガジェットや、テスラのようなミニマルな世界観が好き。
- 車の維持費(ガソリン代、税金)を賢く抑えたい。
- 「セカンドカー」として、近距離〜中距離を快適に移動できるお洒落な車を探している。
逆に、かつての僕のように「V90やXC90の、あの重厚で守られているような包容力」を愛するタイプのボルボファンには、正直に言うと少し違和感が強いかもしれません。
V90などもSENSUSの採用で物理ボタンは少なめでしたが、EX30はさらにその先を行っています。グローブボックスの開閉まで画面内というのは、さすがに慣れが必要ですね。
それくらい「新しいボルボ」なんです。
そもそもEX30とは?歴史とコンセプトを理解する

EX30は、ボルボ史上「最も小さく」、そして「最も加速が速い(※ツインモーター版)」電気自動車(BEV)として登場しました。
僕が乗っていたV90のような「ゆったりとしたエステート」の時代から、ボルボは大きく変わろうとしています。EX30は、ボルボが2030年までに完全な電気自動車メーカーになるための、言わば「切り込み隊長」的な存在ですね。
中国資本(Geely)の影響は?
ここで避けて通れないのが、「中国資本(Geely)の影響はどうなのか?」という点だと思います。
隠さずに言えば、EX30のプラットフォーム(車台)はGeelyグループの「SEAプラットフォーム」を使っています。つまり、中身の基礎は中国製、デザインと味付けはスウェーデン、という構成です。
「純粋なスウェーデン製じゃないのか」と寂しく思う気持ち、僕も痛いほど分かります。
ただ、実際に見てみると、デザインの細部や安全思想には、紛れもない「ボルボの魂」が宿っています。むしろ、Geelyの巨大な資本力とEV技術があったからこそ、この価格帯でこれだけのスペックが出せた、というのが現実的な見方かもしれません。

グレード徹底比較:あなたに最適なグレードの見つけ方

日本仕様の主なラインナップは以下の通りです。
駆動方式や航続距離が異なるので、ライフスタイルに合わせて選ぶのがポイントですね。
| グレード名 | 価格(税込) | 駆動 | 航続距離 | 特徴・おすすめの人 |
| Plus Single Motor | 479万円 | RWD | 390km | 【街乗りベスト】 LFPバッテリー搭載で価格を抑えたモデル。近場の買い物や送迎がメインならこれで十分。 |
| Plus Single Motor Extended Range | 539万円 | RWD | 560km | 【バランス重視】 装備はシンプルで良いが、遠出も安心してこなしたい人に。 |
| Ultra Single Motor Extended Range | 579万円 | RWD | 560km | 【一番人気】 パノラマルーフや360°カメラ、自動駐車など全部入りの主力グレード。迷ったらこれ。 |
| Ultra Twin Motor Performance | 629万円 | AWD | 535km | 【爆速】 0-100km/h加速3.6秒。スポーツカー顔負けの加速とAWDの安定感が欲しい人向け。 |
| Cross Country Ultra Twin Motor Performance | 649万円 | AWD | 500km | 【Tのイチオシ】 専用サスで車高を上げ、樹脂パーツで武装したオフロードスタイル。遊び心が最高。 |
個人的なおすすめは、やはり「Cross Country」。

https://www.volvocars.com/jp/build/ex30-electric/
都会的なEX30に、あえて泥臭いギア感を足す。このバランス感覚は、アウトドア好きにはたまらなく魅力的に映るのではないでしょうか。
一方で、セカンドカーと割り切るなら、400万円台の「Plus Single Motor」も非常に魅力的です。補助金を使えば、国産EVと変わらない価格でボルボの安全性が手に入りますし、他の車種だとPlusグレードになるとオプションとなるハーマンカードンのサウンドシステムが標準装備になります。

デザイン:見る者を魅了するスカンジナビアン・デザイン
エクステリア:塊(かたまり)感がすごい

写真で見ると小さく見えますが、実車はタイヤが四隅に踏ん張っていて、すごい「塊感」があります。
V90 クロスカントリーもそうでしたが、ボルボの「黒い樹脂パーツ」使いは本当に上手いですよね。
インテリア:引き算の美学(賛否両論あり!)

内装は、V90のような「ドリフトウッドとクリスタルガラスのリビング感」とは全く別物です。
再生プラスチックやデニム素材などを使い、「サステナブルでモダンな部屋」という雰囲気。
ただ、正直に言いますね。
高級感を「革の匂いや木の温もり」に求める人には、少し安っぽく見えるかもしれません。
V90にあったような、座った瞬間に「ふぅ」と息をつけるような、あの圧倒的なリビングのような安心感は、EX30には少し希薄かも。
逆に、無印良品や北欧家具のような「シンプルで質の良い暮らし」が好きな人には、これ以上ない空間だと思います。

パワートレインと走行性能と燃費

「ボルボ=安全だけど少し鈍重」
そんなイメージを持っていませんか? EX30に乗ると、そのイメージは吹き飛びます。
- 加速感
- シングルモーターでも非常に速いです。信号待ちからの発進で、不用意にアクセルを踏むとのけぞるレベル。街乗りでは「Plus」や「Ultra(シングル)」で十分すぎます。
- 駆動方式
- 基本がRWD(後輪駆動)なんです。これは昔のFRボルボ(240や940)を知るファンからすると、少しニヤリとするポイントですよね。ハンドリングが素直で、運転が楽しい。
- 充電と航続距離
- 満充電で560km(カタログ値)。エアコンを使ったり高速を走ったりすると実際は350km〜400kmくらいと考えておくと安心です。日常使いなら週に1回の充電で十分でしょう。

世界が認めるボルボの安全哲学と安全装備
「小さい車は、事故の時に潰れそうで怖い」 そう感じる方もいるかもしれません。でも、ドアを閉めた瞬間の「ドムッ」という重厚な音を聞けば、その不安は消え去るはずです。
物理的に「守り抜く」ためのボディ構造

EX30は、ボルボの伝統である頑丈な「セーフティケージ」構造を採用しています。 キャビン(居住空間)の周りには、極めて強度の高いボロン鋼をはじめとする高張力鋼板が贅沢に使われています。これにより、もし大型車と衝突しても、生存空間をしっかりと確保する設計になっています。
さらにBEVならではの点として、床下のバッテリーも「守るべき乗員」と同じように扱われています。 バッテリー周辺は強固なスチール枠とアルミニウム構造でガードされており、側面衝突の際も衝撃を効果的に分散させます。 「小さくても、中身は戦車のように頑丈」。これがEX30のボディです。
マニアックだけど凄い「ファーサイド・エアバッグ」

僕が「さすがボルボだな」と唸ったのが、運転席の内側(助手席側)にもエアバッグがついていること。 これは側面衝突の際、運転手と助手席の人が頭同士をぶつけて怪我をするのを防ぐためのものです。 目に見えないところまで、徹底的に「最悪の事態」を想定している。この姿勢こそがボルボです。
もちろん、先進の予防安全も

ボディの強さに加えて、最新のデジタル安全機能も満載です。 特に「ドア・オープニング・アラート」は、停車してドアを開けようとした時、後ろから自転車や車が来ていると警告してくれる機能。 自転車乗りとしても、ドライバーとしても、これは本当にありがたい機能です。「自分たちが加害者にならないための安全」、この思想もまた、ボルボらしい優しさですね。
ユーティリティ:後部座席の広さから荷室の使い勝手まで

ここは正直にデメリットも伝えます。
EX30は、狭いです。
- 後部座席
- 身長175cm以上の大人が長時間座るのは、少し窮屈かもしれません。V90のような「後ろで足を組んでゆったり」は不可能です。
- ラゲッジ
- 318リットル。ゴルフバッグを横に積むのは厳しい。週末のまとめ買いや、1泊2日の旅行なら十分ですが、キャンプ道具満載は難しいですね。
- グローブボックス
- 助手席の前にありません。センターディスプレイの下に移設されています。これ、慣れるまで「あれっ?」となります(笑)。
中古車選びの完全ガイド:「やめとけ」の真相と最高の個体を見抜く方法
EX30を検索すると、「やめとけ」「不具合」なんて言葉が出てきて不安になりますよね。
元ボルボオーナーの視点から、この真相を解説します。
なぜ「やめとけ」と言われるのか?
最大の理由は「操作系がすべてタッチパネルに集約されすぎている」点です。

これまでのボルボ車に慣れていればそこまで大差は無いですが、グローブボックスを開けるのも、全部センター画面のタッチ操作。
また、エンジンをかける動作がなく、鍵を開けて乗り込んだらシフトをDレンジに入れるだけで発進可能である点は最初は戸惑うと思います。
ソフトウェアの不具合
初期ロットでは、「画面がブラックアウトする」「キーが反応しない」といったバグが報告されていました。
ただ、ボルボはOTA(無線アップデート)でスマホのように車を改善しています。中古車を選ぶ際は、「ソフトウェアが最新バージョンに更新されているか」を必ず確認してください。
リアルな年間維持費:購入前に知っておくべきお金のすべて
V90時代、ハイオクガソリン代に泣かされていた僕ですが、EX30なら維持費は劇的に下がります。
- 自動車税: 当面は優遇措置あり。
- 燃料代(電気代): 自宅充電なら、ガソリン車の半額以下も狙えます。
- 注意点(タイヤ): 車重が1.8トン近くあるため、タイヤの減りは早い可能性があります。タイヤ交換費用だけは、少し多めに見積もっておいた方が良いですね。
知っておくべき「よくある故障」と、その修理費用
EX30はまだ新しい車なので、機械的な故障(モーターが壊れた等)は少ないです。
しかし、前述の通り「ソフトウェア系のトラブル」はつきものです。
- センターディスプレイのフリーズ
- これが起きると、エアコンも操作できなくなります。再起動方法(ハンドルのボタン長押し等)を納車時に必ず聞いておきましょう。
- 12Vバッテリー上がり
- 駆動用バッテリーとは別の、補機用バッテリーが上がるとシステムが起動しません。これは初期のEVによくあるトラブルです。
保証期間内(新車保証5年など)であれば無償ですが、保証切れの中古車を買う場合は注意が必要です。
EX30に乗ってる人はどんな人?独断と偏見
僕の勝手なイメージですが、EX30を選んでいるのはこんな人たちです。笑
- iPhoneの最新機種に、Apple純正のレザーフリーケースをつけていそうな人。
- 北欧デザインや、素材にこだわった注文住宅を建てた人。
- 軽自動車のような機動性は欲しいけど、安全性やお洒落さを絶対に損ないたくない人。
- 「車は移動するスマホ」と割り切っている。
ライバル車との比較(レクサスLBX / テスラ Model 3)
| 車種 | EX30 | レクサス LBX | テスラ Model 3 |
| パワートレイン | BEV(電気) | ハイブリッド | BEV(電気) |
| 内装の質感 | 北欧ミニマル | 【日本的豪華】 クラスを超えた高級感 | ガジェット的シンプル |
| サイズ感 | 全幅1835mm(立体Pギリギリ) | 【最適】 全幅1825mmで扱いやすい | 全幅1850mm(デカイ) |
| Tのコメント | デザインで選ぶならコレ。 | 内装の高級感と安心感ならLBX。 | 充電インフラと航続距離ならテスラ。 |
個人的には、「もしレクサスLBXがBEVだったら、そっちでもアリだったかも」と思うくらい、LBXの質感は魅力的です。
でも、電気自動車ならではの静けさと、このデザインのバランスで考えると、EX30が一番所有欲をそそられますね。
今の愛車を最高額で売却し、購入資金を手に入れる方法
EX30、本当に魅力的な車ですよね。
特に「Cross Country」のデザインなんて、見ているだけでワクワクしてきます。
もし、今この画面を見ているあなたが、EX30への乗り換えを検討しているなら、最後に一つだけアドバイスをさせてください。
「下取り」で思考停止してはダメです。
僕が泣く泣くV90を手放した時、ディーラーの下取り提示額より、最終的に数十万円も高く売れた方法があります。
僕がV90を売却した「輸入車買取センター」
もし、今あなたが輸入車(ボルボ、ベンツ、BMWなど)にお乗りなら、僕が実際に使った「輸入車買取センター」
を強くおすすめします。
理由はシンプルで、対面でのやり取りが無いためスケジュール調整の手間なし。対応の手間なし。しかも高かったからです。

僕のV90は、公式サイトにも「お客様の声」として掲載されています。
スマホで外装と内装の写真を撮って送るだけで、すぐに査定額が出ました。あとは電話で少しやり取りするだけで、面倒な現車確認の駆け引きもありません。
一括査定サービスで同一時間に各社(僕の時は3社でした)に来てもらって同時査定をしたり、ボルボを専門的に取り扱っている販売店に行き査定をしてもらったり、オークション出品サービスなど、色々なサービスを使って査定をしてもらいました。
最終的に他社査定のなかで最も高い金額の1万円高い金額を提示していただき、ここに決めました。輸入車の価値を本当に分かってくれる、信頼できるサービスだと感じます。
購入資金を少しでも多く確保するために、試してみる価値は絶対にあります。

今、国産車に乗っている方へ
もし国産車からの乗り換えなら、CTN一括査定 が今の最適解だと思います。
一括査定と聞くと、「登録した瞬間に鬼のような営業電話がかかってくる」という悪いイメージがありませんか? 僕はあれが本当に苦手で、考えるだけで疲れてしまうんですが、CTNはそこを完全に解決してくれています。
- 電話ラッシュ一切なし
- これが最大の特徴です。CTN側で事前に価格を競わせ、高値をつけた上位3社(だけ)からしか連絡が来ない仕組みになっています。何十社もの対応をする必要がありません。
- 専門店が競り合うから高い
- 全国1,000店舗以上のネットワークを持っていて、そこには「SUV専門店」や「軽自動車専門店」も含まれます。 例えば、あなたがハリアーやN-BOXなどに乗っている場合、一般的な買取店よりも、その車種を喉から手が出るほど欲しがっている専門店の方が、驚くほど高い値段をつけてくれることが多いんです。
「ディーラーの下取りでいいや」と判子を押す前に、一度だけ試してみてください。 上位3社とだけ話せば良いので、忙しい仕事の合間でもサクッと終わります。
新しい相棒(EX30)を迎えるための資金、少しでも多く残しましょう。
まとめ:EX30がもたらす、安全で豊かなカーライフ
EX30は、これまでの「ボルボの常識」を良い意味で壊してくれる車です。
少し狭いかもしれない。ボタンが少なくて戸惑うかもしれない。
でも、この車がガレージにあるだけで、「これからの未来、なんだか面白そうだな」と思わせてくれるワクワク感があります。
もし僕が今V90を所有していたとして、セカンドカーを考えるとしたら、EX30 Plus Single Motorは送迎、買い物用としては非常に有力な候補になりますね。
あなたにとっても、EX30が素敵なパートナーになることを願っています。


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