こんにちは、Tです。
かつてV90という、至れり尽くせりの「動くリビング」に乗っていた私ですが、EX30のカタログ(特にMY26の最新版)を見ていると、ボルボの新しい戦略が見えてきてワクワクすると同時に、少し頭を抱えてしまいます。
なぜなら、「グレードによる装備の差」が、これまでのボルボの常識とは少し違うからです。
「一番安いグレードでもボルボなら全部入りでしょ?」と思って買うと、納車後に「あれ、シートが手動…?」なんてことになりかねません。逆に、必要のないスペックにお金を払いすぎてしまう可能性もあります。
今回は、元オーナーとしての厳しい目線で、EX30のグレードごとの違いを徹底的に解剖します。カタログの小さな文字を読むのが面倒な方、この記事だけで「自分に合うグレード」が必ず見つかるはずです。
- MY26最新ラインナップの全容と価格差の意味
- 「Plus」と「Ultra」の決定的な装備差(シート・ルーフ・安全装備)
- バッテリーの種類(LFPとNMC)による使い勝手の違い
- 新設定「Cross Country」は他のグレードと何が違うのか

EX30のグレード比較とMY26最新ラインナップ

- EX30のグレード違い価格一覧と基本構成
- EX30のバッテリー容量と航続距離の違い
- EX30 Cross Countryの装備と他グレードとの違い
- EX30のTwin MotorとSingle Motorの加速と走りの違い
EX30のグレード違い価格一覧と基本構成
まずは、2026年モデル(MY26)の全体像を把握しましょう。
以前は選択肢が限られていましたが、現在は大きく分けて5つの選択肢があります。
それぞれのグレードが「誰に向けて作られているのか」、価格とスペックを比較表にまとめてみました。これを見れば、ご自身の予算と用途に合うモデルがすぐに分かるはずです。
| グレード名 | 価格(税込)〜 | バッテリー | 内装の選択 | こんな人におすすめ |
| Plus Single Motor | 479万円 | LFP (54kWh) スタンダード | 固定 (インディゴ) | 【街乗り特化】 ダークで汚れに強い内装が好みならOK。コスパ良くボルボに乗りたい方。 |
| Plus Single Motor Extended Range | 539万円 | NMC (69kWh) 大容量 | 固定 (インディゴ) | 【実用重視】 遠出はするけど、内装は実用的なダーク系で十分。鉄屋根で暑さ対策をしたい方。 |
| Ultra Single Motor Extended Range | 579万円 | NMC (69kWh) 大容量 | 選択可 (ブリーズ/ミスト等) | 【筆者イチオシ】 明るい内装やウール素材が選べる。電動シートも完備で「ボルボらしさ」全開。 |
| Ultra Twin Motor Performance | 629万円 | NMC (69kWh) 大容量 | 選択可 (ブリーズ/ミスト等) | 【加速重視】 スーパーカー並みの加速を楽しみたい、または雪道での安定性を最優先する方。 |
| Cross Country Ultra Twin Motor | 649万円 | NMC (69kWh) 大容量 | 専用 (パイン等) | 【アウトドア】 人とは違うタフな外観と、悪路走破性を求めるこだわりの強い方。 |
※価格は2025年時点の目安であり、オプションやカラー変更により変動します。必ずディーラーで最新の見積もりを取得してください。
こうして見ると、価格差には明確な理由があることが分かります。
エントリーの「Plus Single Motor」と最上級の間では150万円以上の開きがありますが、これは単なる装備の差だけでなく、「バッテリーの種類」と「モーターの数」が大きく影響しています。
中身を知らずに「安いからこれでいいや」と選ぶと、後で「遠出がきつい…」となる可能性もありますし、逆に街乗りしかしないのにオーバースペックなモデルを買ってしまうこともあります。この表を基準に、まずはご自身のターゲットゾーンを絞り込んでみてください。
EX30のバッテリー容量と航続距離の違い
グレード名にある「Extended Range」が付くか付かないか。これが最初の分岐点です。
実はこれ、単に容量が違うだけでなく、バッテリーの「種類」そのものが違います。
- スタンダード(Plus Single Motorのみ)
-
LFP(リン酸鉄リチウムイオン)バッテリーを搭載。容量は54kWh。
メリットは、安価で耐久性が高く、満充電(100%充電)を繰り返しても劣化しにくいこと。
デメリットは、エネルギー密度が低いため航続距離が短い(約390km)ことと、冬場の寒さに若干弱い傾向があることです。街乗りメイン、セカンドカー利用ならこちらで十分です。
- Extended Range(上記以外すべて)
-
NMC(三元系リチウムイオン)バッテリーを搭載。容量は69kWh。
こちらはエネルギー密度が高く、WLTCモードで約560kmという長い航続距離を実現します。週末に遠出をする方、高速道路を頻繁に使う方は、迷わずこちらを選んでください。
EX30 Cross Countryの装備と他グレードとの違い

V90時代、実はV90 Cross Countryの悪路でも心配のない無骨さに憧れていた時期がありました。
今回のMY26で追加されたEX30 Cross Countryは、まさにその系譜です。
通常のEX30との違いは明確です。
まず、最低地上高(地面からの高さ)が引き上げられ、悪路走破性が高まっています。
外観も、専用のブラック・プラスチックパーツで覆われ、フロントやリアにスキッドプレート(金属調の保護パーツ)が装着されています。タイヤも専用の19インチを履き、タフな印象を強調しています。
「人と同じEX30は嫌だ」「キャンプ場などの未舗装路も気兼ねなく走りたい」という方にとって、このCross Countryは唯一無二の選択肢になるでしょう。
EX30のTwin MotorとSingle Motorの加速と走りの違い
「Performance」という名がついたTwin Motorモデル。これ、スペックが少し異常です。
0-100km/h加速が3.6秒。これはスーパーカー並みの数字です。
- Single Motor(RWD)
- 後輪駆動。必要十分なパワーで、素直なハンドリングが楽しめます。日本の道路事情にはこちらの方が合っており、電費も良いです。
- Twin Motor(AWD)
- 四輪駆動。雨の日や雪道での安定感は抜群ですが、アクセルを少し踏み込んだだけで強烈な加速をします。
正直に言えば、日本で普通に乗る分にはSingle Motorで全く不足はありません。
Twin Motorを選ぶ理由は、「雪国に住んでいるからAWD必須」か、「信号待ちからの加速で誰にも負けたくない」という特殊なニーズに限られると私は思います。
EX30の装備比較で見極めるベストなグレード
- EX30の内装、グレードで選べる「世界観」が違います
- EX30のUltraとPlusの決定的な装備差とは
- EX30のシート調整は電動か手動か要確認
- EX30のガラスルーフ有無と快適性の比較
- EX30のおすすめグレードと後悔しない選び方
- EX30のグレード比較まとめと納期最新情報
EX30の内装、グレードで選べる「世界観」が違います
どの内装テーマ(ルーム)を選べるかは、グレードによって厳格に決められています。
- Plusグレードの場合
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基本的に「インディゴ(Indigo)」一択となります(※日本仕様 MY26時点)。

https://www.volvocars.com/jp/build/ex30-electric/ これはデニム素材をリサイクルしたパネルや、濃いマリンブルーのテキスタイルを使った、若々しくてスポーティな内装です。汚れが目立ちにくく、クールで素敵なのですが、車内は少し「暗め(ダーク)」な印象になります。
- Ultraグレードの場合
-
「インディゴ」に加えて、「ブリーズ(Breeze)」や「ミスト(Mist)」を選択可能です(※ボディカラーとの組み合わせによる)。
- ブリーズ
-

https://www.volvocars.com/jp/build/ex30-electric/ 水色のピクセルニット素材を使った、夏の空のように爽やかで明るい内装。V90の「ブロンド」内装が好きだった方は、この明るさを求めるはずです。
- ミスト
-

https://www.volvocars.com/jp/build/ex30-electric/ 高価なウール混紡素材(テーラード・ウールブレンド)を使った、最も温かみと高級感のある内装。正直、V90オーナーが見ても「いいな」と思える質感はこのミスト一択です。
「明るい北欧家具のような空間」を求めてボルボを買うのに、予算を抑えてPlusにしたら「内装が選べなかった…」と後悔する。これは絶対に避けていただきたいポイントです。
EX30のUltraとPlusの決定的な装備差とは
「Plus」にするか「Ultra」にするか。価格差は約100万円〜ありますが、その差額に見合う価値はあるのでしょうか?
実は、オーディオシステムに関しては差がありません。
ここがEX30の凄いところで、PlusグレードであってもHarman Kardonのサウンドバーが標準装備されています。他の車種だとオプション装備になるので太っ腹です。
では何が違うのか。大きな違いは「シート」「ルーフ」の2点に集約されます。
- 内装テーマの選択権(世界観の違い)
- 前述の通り、Plusは「インディゴ(ダーク系)」固定です。明るい「ブリーズ」や、上質なウール素材の「ミスト」を選びたいなら、Ultraを選ぶしか道はありません。
- シートの電動化(快適性の違い)
- 現行日本仕様(MY26)の「Plus」系グレードは、運転席・助手席ともにマニュアルシート(手動)です。
また、シートヒーター/ステアリングヒーターもPlusでは合わせてオプション装備となります。
EX30のシート調整、Plusは手動

V90オーナーだった私が一番衝撃を受けたのがここです。
- Ultra
- 運転席・助手席ともに8ウェイ・パワーシート(電動調整)が標準。もちろん運転席にはメモリー機能が付きます。
- Plus
- 運転席・助手席ともにマニュアルシート(手動調整)です。(オプションで設定あり。12万円です。)
「えっ、500万円近いボルボで手動なの?」と思われた方、その感覚は正常です。
背もたれの角度をダイヤルで回して調整し、座席位置をレバーで引いて合わせる…。自分一人しか運転しないなら一度合わせれば終わりですが、夫婦で頻繁に運転を交代する場合、毎回手動で合わせ直すのは相当なストレスになります。
この「メモリー機能付きパワーシート」が欲しいなら、迷わずUltraを選んでください。もしくは、街乗り専用だとしたら、Plus Single Motorにオプションでもいいかもしれません。
EX30のガラスルーフ有無と快適性の比較

次に大きな違いが、頭上の景色です。
- Ultra
- パノラマガラスルーフが標準装備。開放感は抜群で、車内が明るくなります。ただし、シェード(日除け)が脱着式などの仕様であるため、真夏の直射日光による暑さを懸念する声もあります。
- Plus
- 通常の鉄屋根(スチールルーフ)。開放感はありませんが、断熱性という意味ではこちらの方が日本の夏には適しているかもしれません。
私はV90のガラスルーフが大好きでしたが、EX30の場合は車内が狭い分、頭上の熱気を感じやすい可能性もあります。「屋根は鉄がいい」という実用派には、あえてPlusを選ぶ理由になります。
EX30のおすすめグレードと後悔しない選び方
これまでの比較を踏まえて、個人的なおすすめグレードを提案します。
【A】コスパ重視・一人乗りメインの方
👉 Plus Single Motor Extended Range
パワーシートがない点さえ許容できれば、バッテリーは長持ちタイプで、オーディオも良く、走りも軽快。最も賢い選択かもしれません。
【B】夫婦で共用・満足度重視の方
👉 Ultra Single Motor Extended Range
個人的なイチオシはこれです。メモリー付きパワーシートは夫婦円満の秘訣。リセールバリューを考えても、装備が充実したUltraが有利に働くでしょう。
【C】雪国住まい・アウトドア派の方
👉 Cross Country Ultra Twin Motor Performance
AWDの安心感と、ちょっとした段差を気にしない地上高。何より「道具感」のある見た目が、所有欲を満たしてくれます。
EX30をお得に迎えるために、今乗っている車を「正しく」手放す方法
欲しいグレードが決まったら、最後に考えなくてはならないのが「今乗っている車」の処遇です。
ディーラーでの下取りは楽ですが、何も考えずに判子を押すと、数十万円単位で損をしてしまう可能性があります。新しい相棒であるEX30を迎えるための軍資金は、少しでも多く残したいですよね。
ここで、私がV90を手放した際の実体験に基づき、「手間なく、かつ適正な高値で売却する方法」を、今の愛車が「輸入車」か「国産車」かに分けてシェアしておきます。
僕がV90を売却した「輸入車買取センター」
もし、今あなたが輸入車(ボルボ、ベンツ、BMWなど)にお乗りなら、僕が実際に使った「輸入車買取センター」
を強くおすすめします。
理由はシンプルで、対面でのやり取りが無いためスケジュール調整の手間なし。対応の手間なし。しかも高かったからです。

僕のV90は、公式サイトにも「お客様の声」として掲載されています。
スマホで外装と内装の写真を撮って送るだけで、すぐに査定額が出ました。あとは電話で少しやり取りするだけで、面倒な現車確認の駆け引きもありません。
一括査定サービスで同一時間に各社(僕の時は3社でした)に来てもらって同時査定をしたり、ボルボを専門的に取り扱っている販売店に行き査定をしてもらったり、オークション出品サービスなど、色々なサービスを使って査定をしてもらいました。
最終的に他社査定のなかで最も高い金額の1万円高い金額を提示していただき、ここに決めました。輸入車の価値を本当に分かってくれる、信頼できるサービスだと感じます。
購入資金を少しでも多く確保するために、試してみる価値は絶対にあります。

今、国産車に乗っている方へ
もし国産車からの乗り換えなら、CTN一括査定 が今の最適解だと思います。
一括査定と聞くと、「登録した瞬間に鬼のような営業電話がかかってくる」という悪いイメージがありませんか? 僕はあれが本当に苦手で、考えるだけで疲れてしまうんですが、CTNはそこを完全に解決してくれています。
- 電話ラッシュ一切なし
- これが最大の特徴です。CTN側で事前に価格を競わせ、高値をつけた上位3社(だけ)からしか連絡が来ない仕組みになっています。何十社もの対応をする必要がありません。
- 専門店が競り合うから高い
- 全国1,000店舗以上のネットワークを持っていて、そこには「SUV専門店」や「軽自動車専門店」も含まれます。 例えば、あなたがハリアーやN-BOXなどに乗っている場合、一般的な買取店よりも、その車種を喉から手が出るほど欲しがっている専門店の方が、驚くほど高い値段をつけてくれることが多いんです。
「ディーラーの下取りでいいや」と判子を押す前に、一度だけ試してみてください。 上位3社とだけ話せば良いので、忙しい仕事の合間でもサクッと終わります。
新しい相棒(EX30)を迎えるための資金、少しでも多く残しましょう。
EX30のグレード比較まとめと納期最新情報
最後に、EX30のグレード選びのポイントをまとめます。
- バッテリー: 街乗り派は「Plus Standard」、遠出派は「Extended Range」一択。
- シート: 夫婦で乗るなら電動&メモリー付きの「Ultra」かオプション装着が必須条件。
- ルーフ: 開放感なら「Ultra」、暑さ対策と実用性なら「Plus」。
- オーディオ: どちらを選んでもHarman Kardonが付いてくるので安心。
- 駆動方式: 基本はRWDでOK。雪道や圧倒的加速が欲しいならAWD(Twin Motor)。
- 特別感: 「Cross Country」は見た目も中身も別格のタフ仕様。
- 価格: PlusとUltraの差額は、パワーシートとパノラマルーフとシート/ステアリングヒーター代と割り切れるかが鍵。
- 納期: グレードと色により異なるため、ディーラーでの確認が必須。
かつてのV90のような「どのグレードを買っても全部入り」という世界観とは少し違いますが、EX30は「自分に必要なものだけを選ぶ」という、ある意味で現代的でスマートな買い方ができる車です。
僕なら…V90のセカンドカーとして、Plus Single Motorにオプションでシートヒーター/ステアリングヒーターと、電動シートをつけますね。それでも500万円切ります。
あなたのライフスタイルに合うのは、どのEX30でしょうか?
ぜひ、この記事を片手にディーラーで実車を確認してみてください。


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