こんにちは、Tです。
ボルボ・カー・ジャパンが2026年2月に発表した「XC90ブラックエディション」、写真で見てもめちゃくちゃかっこいいなと思ったんですが、実車はさらに存在感があるみたいですね。オニキスブラックで統一された外装に、グロッシーブラックのグリル、21インチの専用ブラックホイール。オールブラックのXC90は迫力が段違いです。
個人的にはボルボらしい明るめの内装のほうが好みで、少し前に出た「ブライトエディション」にも惹かれるところがあるんですが、このブラックエディションはただ黒いだけじゃないのが面白い。B&Wオーディオが標準装備で、限定70台。中身を調べていくと「これ、かなり本気の1台だな」と感じました。
この記事では、XC90ブラックエディションの専用装備や価格、ベースモデルとの違いを元V90オーナーの目線で解説します。
- XC90ブラックエディションの専用装備と外装・内装の全貌
- ベースモデル(ウルトラT8)との装備差・価格差の比較
- 2026年改良モデルで変わったXC90の進化ポイント
- ブラックエディションを買うべき人・見送るべき人の判断基準
XC90ブラックエディションとは?70台限定の特別仕様車を概観

ボルボ・カー・ジャパンは2026年2月20日、フラッグシップ7シーターSUV「XC90」に初のブラックエディションを設定しました。限定70台、税込価格1,329万円。ベースモデルは最上級グレード「ウルトラ T8 AWD プラグインハイブリッド」です。
ブラックエディションの位置づけ
XC90にブラックエディションが設定されるのは、シリーズ史上初めてのことです。ボルボではXC60やC40にもブラックエディションを展開していますが、フラッグシップであるXC90への導入は「満を持して」という印象を受けます。
XC90は2015年に2代目が登場して以来、約10年にわたって改良を重ねてきたロングセラーモデルです。2025年2月に実施された大幅改良(フロントデザイン刷新・11.2インチディスプレイ採用・ミラーサイクルエンジン導入)を経て、熟成の極みに達した現行モデルに用意された「集大成」的な限定車。それがブラックエディションだと私は捉えています。
ちなみに、2025年9月には真逆のコンセプトとなる「ブライトエディション」(100台限定)も登場しています。ダークエクステリアをブライト仕上げに変えた白基調の限定車で、黒の「ブラックエディション」と対をなす存在ですね。
基本スペックを押さえておこう
まずはXC90ブラックエディションの基本スペックを整理します。ベースとなるウルトラT8 AWDプラグインハイブリッドと同じパワートレインを搭載しています。
| 項目 | XC90 ブラックエディション |
|---|---|
| 価格(税込) | 1,329万円 |
| 限定台数 | 70台 |
| ベースグレード | ウルトラ T8 AWD プラグインハイブリッド |
| エンジン | 2.0L 直列4気筒 ターボ |
| エンジン出力 | 317ps / 400Nm |
| モーター | 前後2基(AWD) |
| バッテリー容量 | 18.8kWh |
| EV航続距離 | 73km(WLTCモード) |
| 燃費 | 13.3km/L(WLTCモード) |
| トランスミッション | 8速AT |
| 駆動方式 | AWD |
| 乗車定員 | 7名 |
| ハンドル | 右のみ |
317ps/400Nmのエンジンに前後モーターを組み合わせたプラグインハイブリッド。EV走行だけで73kmも走れるので、通勤や日常の買い物なら実質EVとして使えます。V90に乗っていた頃の燃費が高速でリッター15km、街乗り8〜9kmだったことを考えると、PHEVの進化は本当にすごいなと感じます。
XC90ブラックエディションの専用装備を徹底チェック

ブラックエディション最大の魅力は、内外装をオールブラックで統一した専用コーディネートです。ここからは外装・内装・オーディオに分けて詳しく見ていきます。
エクステリア:漆黒に染まる外装の全容

ブラックエディションのエクステリアは、「これでもか」というくらい黒で統一されています。具体的に何が専用仕様なのか、リストアップしてみましょう。
- ボディカラー:オニキスブラック(専用色)
- フロントグリル:グロッシーブラック仕上げのアイアンマーク+ダイアゴナルバー
- リアバッジ:グロッシーブラック仕上げ
- ホイール:専用21インチ 5マルチスポークアルミホイール(ブラック)
- ウィンドウトリム:ブラック仕上げ
通常モデルのウルトラT8はクロームやシルバーのアクセントが入りますが、ブラックエディションではそれらをすべてグロッシーブラックに置き換えています。ダイアゴナルバー(斜線を重ね合わせたグリルデザイン)もブラック仕上げになることで、フロントフェイスの印象がぐっと精悍になります。
私が特に気に入ったのは21インチのブラックホイール。XC90の大きなボディに21インチの黒いホイールが収まると、足元の引き締まり具合が全然違います。V90に乗っていたとき20インチでしたが、高速巡航時の安定感が半端なかったんですよね。21インチならさらに重厚感があるはずです。
インテリア:チャコールブラックで統一された室内空間

インテリアもブラックの世界観が徹底されています。通常モデルでは選べない専用のコーディネートが施されているのがポイントです。
- シート:チャコールカラーのファインナッパレザー(ベンチレーション+リラクゼーション機能付き)
- ルーフライニング:チャコールカラー(通常モデルはライトカラーが多い)
- デコールパネル:チェッカードアルミニウム(専用)
- 全体コーディネート:ブラック統一で上質かつ落ち着いた空間
正直に言うと、私のV90はブロンド(ベージュ系)内装だったので、個人的にはボルボらしい明るめの内装のほうが好みではあります。同時期に出たブライトエディションの方がそのあたりの「北欧らしさ」は感じるかもしれません。ただ、ブラックエディションのチャコールカラーのルーフライニングとチェッカードアルミニウムの組み合わせは、「北欧の落ち着き」を残しながら重厚感を加えた絶妙なバランスだと感じます。暗すぎず、かといって地味でもない。好みは分かれるところですが、「黒で統一された世界観が好き」という方にはたまらないでしょうね。
シートのベンチレーション機能とリラクゼーション機能も標準装備です。真夏の黒内装は正直暑くなりやすいですが、ベンチレーションがあれば問題ありません。V90のマッサージ機能(リラクゼーション機能)は地味にありがたかったので、これが標準で付いてくるのは嬉しいポイントですね。
B&Wオーディオが標準装備、その価値とは

ブラックエディション最大のサプライズは、通常オプション設定のBowers & Wilkinsハイフィディリティ・オーディオシステムが標準装備されていることです。
これ、元V90オーナーとしてはかなり大きいです。V90のB&Wオーディオは私が最も愛していた装備のひとつでした。音がいいのはもちろんですが、あの圧倒的な空間表現……車内全体が音に包まれる感覚は、自宅に5chホームシアターを持っている私でも「これは別格だ」と思ったほどです。高速道路をクルージングしながらB&Wで好きな音楽を大音量で流す。あの瞬間が、V90オーナー時代で一番幸せな時間でした。
B&Wオーディオのオプション価格は通常50万円前後。ブラックエディションの価格がベースモデルより35万円高いことを考えると、B&Wだけで元が取れてしまう計算になります。この点については後ほど詳しく比較しますね。
ベースモデルとの違いは?XC90グレード別比較表

XC90ブラックエディションが「お得」なのか「割高」なのかを判断するには、ベースモデルや他グレードとの比較が欠かせません。2026年モデルの全グレードを並べて見てみましょう。
XC90全グレードの価格一覧
まず、2026年モデル(2025年2月改良モデル)のグレード構成と価格を整理します。
| グレード | パワートレイン | 価格(税込) |
|---|---|---|
| プラス B5 AWD | 48Vマイルドハイブリッド | 1,019万円 |
| ウルトラ B5 AWD | 48Vマイルドハイブリッド | 1,099万円 |
| ウルトラ B5 AWD(エアサス) | 48Vマイルドハイブリッド | 1,134万円 |
| ウルトラ T8 AWD PHEV | プラグインハイブリッド | 1,294万円 |
| ブラックエディション T8 AWD PHEV | プラグインハイブリッド | 1,329万円 |
エントリーモデルのプラス B5 AWDが1,019万円、最上級のウルトラ T8が1,294万円。このほかにもアルティメット B5 AWDやリチャージ アルティメット T8 AWD PHEVなどの中間グレードも設定されています。ブラックエディションはウルトラT8からさらに35万円上乗せの1,329万円。正直「1,300万円超え」と聞くと身構えますが、ベースのウルトラT8との差額はわずか35万円というのがポイントです。
35万円の差で何が手に入るのか
ブラックエディションがベースのウルトラT8に対して追加・変更している装備を整理します。
| 装備項目 | ウルトラ T8(ベース) | ブラックエディション |
|---|---|---|
| ボディカラー | 複数色から選択 | オニキスブラック専用 |
| グリル・バッジ | クローム系 | グロッシーブラック専用 |
| ホイール | 21インチ(標準色) | 21インチ ブラック専用 |
| ルーフライニング | ライトカラー | チャコールカラー専用 |
| デコールパネル | ブラウンアッシュウッド等 | チェッカードアルミニウム専用 |
| B&Wオーディオ | オプション(約50万円) | 標準装備 |
| シート素材 | ファインナッパレザー | ファインナッパレザー(同等) |
| エアサスペンション | 標準装備 | 標準装備 |
注目すべきは、B&Wオーディオだけでオプション価格約50万円相当のところ、ブラックエディションの上乗せは35万円という点です。つまり、ブラック専用の外装・内装コーディネートが実質「おまけ」で付いてくるような価格設定とも言えます。
もちろん、ウルトラT8に個別でB&Wをオプション追加してもブラックエディション専用の外装は手に入りません。グロッシーブラックのグリル、専用ブラックホイール、チャコールルーフライニング、チェッカードアルミニウムパネル。これらはブラックエディションでしか選べない装備です。70台限定という希少性も含めて、35万円の差額はかなりお得だと私は思います。
2026年改良モデルで進化したXC90の注目ポイント

ブラックエディションは2025年2月に実施された大幅改良後のXC90がベースになっています。この改良がかなり本格的な内容なので、まだご存じない方のためにポイントを押さえておきましょう。
フロントデザインがEX90に通じる顔に一新
今回の改良で最も大きく変わったのがフロントデザインです。Aピラーから前方がほぼ全面リニューアルされ、フル電動モデル「EX90」に通じる現代的な顔立ちになりました。
- フロントグリル:斜線を重ね合わせたダイアゴナルバーデザイン(EX90と共通の意匠)
- ヘッドライト:マトリックスLEDを用いたスリムなトールハンマーデザインに変更
- フロントバンパー:新形状でよりダイナミックな印象に
- リアコンビネーションランプ:外側がブラックアウトされ、ワイド感を強調
正直に言うと、改良前のXC90もデザインの完成度は高かったのですが、どこか「古さ」を感じ始めていました。EX90が登場してからは特に。今回の改良で一気に現代的になった印象です。ボルボのデザインチームは「古くなったから変える」のではなく「進化させる」のが上手いなと、改めて感心します。
インテリアと装備の進化がすごい

見た目の変化だけでなく、中身もしっかり進化しています。
| 項目 | 改良前 | 改良後(2025年2月〜) |
|---|---|---|
| センターディスプレイ | 9インチ | 11.2インチ(ピクセル密度21%向上) |
| ダッシュボード素材 | 従来素材 | 100%リサイクル素材パネル |
| 遮音性 | 従来水準 | 遮音材追加で静粛性アップ |
| エンジン(B5) | 従来型 | ミラーサイクルエンジン(燃費約5.3%改善) |
| ダンパー | 従来型 | 新型ダンパー採用(乗り心地向上) |
特にセンターディスプレイの大型化は大きいですね。私のV90は9インチの縦型SENSUSナビでしたが、CarPlay接続が有線のみで、画面の下側2/3しかCarPlayの領域がなくて残念だった記憶があります。11.2インチに大型化されてGoogle搭載になったことで、このあたりの不満は完全に解消されているはずです。
遮音材の追加も嬉しい改良です。V90の静粛性には満足していましたが、さらに静かになった車内でB&Wオーディオを楽しめると考えると、相当贅沢な空間になっているでしょうね。
XC90ブラックエディションは買いか?まとめと本音の評価
ここまでXC90ブラックエディションの装備・価格・改良ポイントを見てきました。最後に、元V90オーナーとしての本音の評価をまとめます。
XC90ブラックエディションを買うべき人・見送るべき人
| こんな人におすすめ | こんな人は見送りを |
|---|---|
| B&Wオーディオにこだわりがある | ボディカラーを自由に選びたい |
| 黒一色で統一された世界観が好き | 北欧らしいブロンド内装が好み |
| 限定車のプレミアム感を重視 | リセールバリューを最優先に考える |
| SPA世代XC90の最終形を手に入れたい | ボディカラーや内装カラーの選択肢を重視 |
| フラッグシップSUVを7人乗りで使いたい |
XC90ブラックエディションに対する私の結論
結論から言うと、XC90ブラックエディションは「買い」だと思います。
その理由はシンプルで、35万円の追加でB&Wオーディオ(約50万円相当)と専用のブラックコーディネートが手に入るコストパフォーマンスの良さ。さらに70台限定という希少性。そして何より、約10年間改良を重ねてきた2代目XC90の集大成と呼べる完成度の高さ。
ただし、70台限定なのですでに残りは少ない可能性があります。気になる方は、お近くのボルボ・ディーラーに在庫状況を早めに確認されることをおすすめします。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。XC90に関する他の記事もぜひ参考にしてくださいね。
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1,329万円のフラッグシップSUV。大きな買い物だからこそ、今乗っている愛車を少しでも高く売ることが大切です。乗り換え資金が数十万円変わるだけで、B&Wオーディオ付きのブラックエディションにも手が届きやすくなります。
私自身の経験から言える結論は、「ディーラーの下取りだけで決めてしまうと、数十万円単位で損をする可能性がある」ということです。少しの手間で、次のボルボのオプションを一つ増やせるかもしれません。
今乗っている車に合わせて、私が実際に活用して「これなら安心」と確信した売却方法を記事にまとめています。愛車を手放す前に、ぜひチェックしてみてくださいね。


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