ボルボXC60の維持費は本当に高い?元ボルボオーナーが全内訳を徹底検証

ボルボXC60の維持費は本当に高い?元ボルボオーナーが全内訳を徹底検証

ボルボXC60、本当にカッコいいクルマですよね。

あの洗練されたデザインと、スカンジナビアン・デザインの内装。

安全性は言わずもがなですが、SUVとしての実用性も高い。

購入を考え始めると、デザインや性能に惹かれる一方で、ふと現実的なことが気になり始めます。

「でも、やっぱり輸入車だし、維持費って高いんじゃないか…?」

僕も以前V90に乗っていたので、その気持ちはすごくよく分かります。

車両価格ももちろんですが、買ってからの出費がどれくらいかかるのか、不安になりますよね。

特にボルボは「壊れやすい」とか「部品代が高い」なんていう昔のイメージが、まだ少し残っているかもしれません。

この記事では、XC60の購入を検討しているあなたが抱える「維持費」の不安について、元ボルボオーナーの視点から、具体的な内訳や実情をできるだけ詳しく、正直にまとめてみようと思います。

この記事で分かること
  • XC60の維持費(年間・月々)の具体的なシミュレーションがわかる
  • グレード(MHEV・PHEV)による税金や燃料費の違いがわかる
  • ディーラー車検のリアルな費用感と注意点がわかる
  • ライバル車(X3, GLC, NX)との維持費の違いがわかる
目次

XC60 パワートレイン別 維持費比較シミュレーション表(目安)

まずは結論から。XC60の維持費目安は以下になります。

スクロールできます
項目頻度目安金額 (B5 AWD・新車)目安金額 (Recharge・新車)目安金額 (D4・中古)
【毎年かかる費用】
自動車税毎年36,000円9,000円 ※136,000円
任意保険料毎年約 100,000円 ※2約 100,000円 ※2約 100,000円 ※2
燃料費毎年約 171,000円 ※3(乗り方次第) ※4約 110,000円 ※5
メンテナンス費毎年約 30,000円〜約 30,000円〜約 30,000円〜
小計 (車検なしの年)1年間約 337,000円約 139,000円〜約 276,000円
【車検ごとにかかる費用】
自動車重量税2年ごと32,800円 ※60円 ※732,800円 ※8
自賠責保険料2年ごと17,650円17,650円17,650円
車検整備費用2年ごと約 150,000円〜約 150,000円〜約 150,000円〜
車検費用 合計 (2年分)2年間約 200,450円〜約 167,650円〜約 200,450円〜
【年換算した場合の目安】
車検のある年の年間1年間約 437,225円〜約 222,825円〜約 376,225円〜

表の補足と注意点です

  • この表は、あくまで僕が設定した条件でのシミュレーションです。駐車場代は含まれていません。
  • ※1 (Recharge): 新車登録の翌年度のみ75%軽減(支払額9,000円)が適用されます。それ以降はB5/D4と同じ36,000円です。
  • ※2 (任意保険料): 全モデル、年齢・等級・車両保険の有無で大きく変動する目安です。
  • ※3 (B5燃料費): 年1万km走行、実燃費10km/L、ハイオク185円/Lで計算した目安です。
  • ※4 (Recharge燃料費): 自宅充電の頻度や走行距離により、電気代のみで済む場合もあれば、B5より燃料費がかかる場合もあります。
  • ※5 (D4燃料費): 年1万km走行、実燃費14km/L、軽油154円/Lで計算した目安です。燃料費の安さが際立ちますね。
  • ※6, 8 (重量税 B5/D4): 継続車検時の本則税率(1.5t超〜2.0t以下、2年分)です。D4は中古車が前提で、年式によりエコカー減税の対象外となるため本則税率としています。
  • ※7 (重量税 Recharge): 現行制度上、新車登録時に免税の場合、初回継続車検時も免税となります。2回目以降の継続車検では本則税率(41,000円)がかかります。

こうして比較すると、

  • Rechargeは、初期費用(車両価格)は高いですが、税制優遇と自宅充電による燃料費(電気代)の安さで、数年間の維持費は圧倒的に安くなる可能性があります。
  • D4 (中古)は、燃料費が非常に安く、税金や車検費用はB5と同等です。長距離を乗る方には、トータルコストでB5より有利になるケースが多いと思います。
  • B5は、バランス型ですが、燃料がハイオクのため燃料費がD4より年間約6万円高くなる計算です。

では、細かく中身を見ていきましょう。

XC60の維持費は高い?内訳を解説

自動車にかかる税
  • XC60の維持費は年間と月々いくら?
  • 税金 (自動車税・重量税) の金額
  • 車検費用の目安と注意点
  • 任意保険料の相場は?
  • 燃料費 (ガソリン代・軽油代) の差
  • 実燃費はどのくらい?
  • メンテナンス費用 (オイル交換・消耗品)

XC60の維持費は年間と月々いくら?

まず結論から言うと、XC60の維持費は、やはり国産の同クラスSUV(例えばハリアーやCX-5)と比べると、高くなると思います。

ただ、BMW X3やベンツGLCといったドイツのライバル車と比較すると、ほぼ同等か、むしろ少し安く収まる可能性もある、というのが僕の印象です。

では、具体的にどれくらいかかるのか。

もちろん乗り方やグレードで大きく変わりますが、一つの目安として「B5 AWD」モデル(ガソリンMHEV)を新車で購入した場合の、年間の維持費をシミュレーションしてみますね。

【XC60 B5 AWD 年間維持費シミュレーション(目安)】

  1. 自動車税:36,000円
  2. 任意保険料:約100,000円(※あくまで目安。年齢・等級による)
  3. 燃料費:約171,000円(※年1万km、実燃費10km/L、ハイオク185円/Lで計算)
  4. メンテナンス費:約30,000円(オイル交換など)
  5. 年間合計(車検なしの年):約337,000円

月々に換算すると、約28,000円ですね。

これに加えて、駐車場代が毎月かかります。

さらに、3年目、5年目、7年目…には「車検費用」が加わります。

車検費用が仮に20万円かかるとすると、その年は合計約537,000円(月々約44,700円)かかる計算です。

あくまで目安ですが、月々3万円〜4.5万円程度の維持費(+駐車場代)を見ておくと、現実的かもしれません。

僕がV90に乗っていた時も、やはりそれくらいの感覚でした。

税金 (自動車税・重量税) の金額

維持費の中でも、毎年必ずかかるのが税金です。

ここはパワートレインや国の制度変更(これが少しややこしいですね)によって、結構差が出るポイントです。

1. 自動車税(毎年5月頃)

自動車税

これはエンジンの排気量で決まります。

  • 現行モデル (B5 / Recharge)
    • 排気量は1,968ccです。2019年10月以降の登録車は「1.5L超〜2.0L以下」の区分で、年額36,000円が基本です。
  • Rechargeモデル (PHEV) の優遇
    • PHEVは「グリーン化特例」が適用されます。新車登録した翌年度分の自動車税が、75%軽減されます。つまり、36,000円の75%(27,000円)が引かれ、支払額は9,000円になります。これは嬉しいポイントですね。(※ただし翌年度の1回限りです)
  • 旧 D4モデル (ディーゼル)
    • こちらも1,968ccなので、基本は同じ36,000円です。

2. 自動車重量税(新車登録時と車検時)

自動車重量税

これは車の重さで決まり、「エコカー減税」の適用度合いによって金額が変わります。

XC60は、B5モデルが「1.5t超〜2.0t以下」、Rechargeモデルが「2.0t超〜2.5t以下」の区分に入ります。

このエコカー減税制度が複雑で、適用される期間(いつ新車登録したか)や、燃費基準の達成度合いによって減税率(免税、50%軽減、25%軽減など)が変わります。

ここでは、現行(2025年10月現在)の制度をベースにした一例として見てください。

車種車両重量の区分新車登録時 (3年分)初回継続車検 (2年分)2回目継続車検 (2年分)
XC60 B5 AWD1.5t超〜2.0t以下15,000円 (50%軽減適用時) ※132,800円 (本則税率)32,800円 (本則税率)
XC60 Recharge2.0t超〜2.5t以下0円 (免税)0円 (免税) ※241,000円 (本則税率)

※1:B5モデルは年式や駆動方式(FF/AWD)の燃費基準達成度により、50%軽減や25%軽減など適用内容が変わる可能性があります。ここで挙げた「15,000円」は、本則税率36,900円(3年分)が50%軽減された場合の計算例です。購入時期やモデルによって変わるため、必ず最新の情報をご確認ください。

※2:Recharge (PHEV) は、現行制度上、新車登録時に免税となった場合、初回継続車検時も免税となります(適用期限・条件あり)。ただし、2回目以降の継続車検では本則税率(2年分で41,000円)がかかります。

Rechargeモデルは、車両価格は高いですが、税金面での優遇がかなり大きいことが分かりますね。

車検費用の目安と注意点

輸入車オーナーが一番ドキドキする瞬間かもしれません、車検です。

車検費用は、大きく分けて「法定費用」と「整備費用」の2つです。

法定費用は、前述の重量税や自賠責保険料なので、どこで受けても同じです。

問題は「整備費用」。これは、どこで車検を受けるかで大きく変わります。

  • ボルボ・ディーラーの場合
    • 相場:20万円〜35万円程度
    • メリットは、圧倒的な安心感です。ボルボ専用の診断機を使い、最新のソフトウェア・アップデートも適用してくれます。交換部品はもちろん純正品です。
    • デメリットは、やはり費用が高額になりがちなこと。特に5年目以降、ブレーキパッド、ディスクローター、バッテリーなどの交換が重なると、見積もりが30万円を超えることも珍しくありません。
  • ボルボ専門の整備工場・一般の整備工場の場合
    • 相場:15万円〜25万円程度
    • メリットは、費用を抑えられること。ボルボに詳しい専門工場なら、ディーラーと同じレベルの整備を期待できつつ、工賃や部品代(OEM品など)を安くできる場合があります。
    • デメリットは、工場選びが難しいこと。ボルボの整備経験が浅い工場だと、かえってトラブルの原因になる可能性もゼロではありません。

僕個人の意見としては、新車から5年目(2回目の車検)くらいまでは、保証の兼ね合いもありますし、ディーラーで受けるのが安心かなと思います。

その後は、信頼できるボルボ専門の整備工場を探してみる、というのが賢い選択かもしれませんね。

任意保険料の相場は?

車 お金 維持費

任意保険料も、人によって金額が大きく変わる項目です。ここが一番の変動費かもしれませんね。

XC60は車両価格が高いため、特に「車両保険」を付けると保険料は高くなる傾向があります。

よく言われる目安として、

  • 20代・新規契約:年間20万円〜
  • 30代・ゴールド免許・等級が進んでいる:年間7万円〜10万円
  • 50代・ゴールド免許・最大等級:年間5万円〜といった数字を見ますが、これは本当にあくまで目安です。

実際には、年齢、運転歴(等級)、免許証の色、運転者の限定範囲、そして車両保険の有無や免責金額(自己負担額)の設定などで、保険料は年間数万円から数十万円まで、驚くほど変動します。

僕がV90に乗っていた時は、ワケってありがたく20代にして20等級だったことと、会社の団体割引で年間8万円程度で済んでいましたが、通常この年齢だと15万円〜くらいが相場となります。

同じボルボでも、ディーラーで勧められる保険と、ネット系の保険では数万円単位で差が出ることも普通です。

だからこそ、XC60の保険料を把握するには、必ず複数の保険会社で見積もりを取ることを強くおすすめします。

とはいえ、一社一社のサイトで条件を入力していくのは、すごく手間がかかって大変ですよね。

そういう時に便利なのが、いわゆる「自動車保険の一括見積もりサービス」です。

自動車保険の一括見積もりサービス(インズウェブ)のようなサイトを使えば、一度の入力で複数の保険会社の見積もりを比較できるので、自分にとって一番条件の良い保険を効率よく見つけられますよ。

もしお勤めの会社で団体割引制度が使えるのであれば、一括見積もり後に会社の制度でも見積もりを取って比較することをお勧めします!

購入前に一度、ご自身の条件でどれくらいになるか試算してみると安心だと思います。

燃料費 (ガソリン代・軽油代) の差

毎日のようにかかる燃料費。これはボディブローのように効いてきますよね。

XC60は、選ぶパワートレインによって燃料の種類と燃費が全く異なります。

  • 現行 B5 (MHEV): ハイオクガソリン仕様です。
  • Recharge (PHEV): ハイオクガソリン + 電気です。
  • 旧 D4 (ディーゼル): 軽油仕様です。(※中古車市場で人気)

V90のT6(ハイオク)に乗っていた経験から言うと、やはりハイオク仕様はガソリンスタンドに行くたびに「高いな…」と感じます。

(※例えば、2025年10月20日週の全国平均小売価格を見ると、ハイオクが約185円、軽油が約154円と、約30円近い価格差がありました。これは時点情報ですが、この差は大きいですよね)

中古でD4(ディーゼル)モデルを探す方が多いのは、この燃料費の安さが大きな理由だと思います。

現行モデルは基本的にハイオク仕様のB5かRechargeになるので、燃料費の高さはある程度覚悟が必要かもしれません。

実燃費はどのくらい?

燃料費に関連して、実際の燃費も気になるところですね。

カタログ燃費と実際の燃費は、やはり差が出ることが多いです。

  • B5 (マイルドハイブリッド)
    • カタログ燃費(WLTCモード)は、駆動方式によって異なり、FF相当のモデルで13.3km/L、AWDモデルで12.8km/Lとなっています。
    • 実燃費:街乗りで8〜10km/L、高速で12〜14km/L程度、というのが現実的なラインだと思います。MHEV(マイルドハイブリッド)なので、発進時はアシストしてくれますが、車重が1.8トン以上あるので、ストップ&ゴーが多い都内などでは少し厳しいかもしれません。
  • Recharge (PHEV)
    • これは「乗り方次第」としか言えません。
    • 自宅で毎日充電でき、片道20〜30km程度の通勤や買い物メインなら、ほぼ電気だけで走れる(ガソリンを使わない)ので、燃費は無限大に近くなります。電気代はかかりますが。
    • 一方で、充電せずにハイブリッド車として乗ると、重いバッテリーを積んだガソリン車になるため、実燃費はB5と同じか、少し悪化して7〜9km/L程度になる可能性もあります。
  • 旧 D4 (ディーゼル)
    • カタログ燃費はJC08モードで約16.1km/Lと表記されていることが多いです。(※WLTCモードが主流になる前のモデルなので、現行モデルと単純比較はできませんね)
    • 実燃費:街乗りでも12〜14km/L、高速なら16〜18km/Lくらい走るようです。軽油でこの燃費ですから、経済性は抜群に高いですね。

B5を選ぶなら、燃費性能は「そこそこ」と割り切る必要がありそうです。

経済性を最優先するなら、中古のD4か、自宅充電できる環境があるならRecharge、という選択になると思います。

メンテナンス費用 (オイル交換・消耗品)

税金や車検以外にも、定期的なメンテナンス費用がかかります。

特にボルボは、消耗品が国産車より少し高めなのは事実です。

  • エンジンオイル交換
    • ボルボのエンジンは、比較的オイル量が多いと言われています。ディーラーでの見積もり実績ベースですが、B5で5.5L前後の交換になることが多いようです。
    • ディーラーで純正オイルに交換すると、工賃込みで1回あたり2万円〜2.5万円程度が相場だと思います。V90の時もそれくらいでした。※ただし、ボルボサービスプラン(メンテナンスプラン)に加入している場合は無料で交換できます。
    • 交換サイクルは1年に1回(または15,000km)が推奨されています。
  • タイヤ交換
    • XC60は標準でも18インチや19インチ、オプションでは20インチを超える大径タイヤを履いています。
    • タイヤが大きくなると、当然ながら交換費用は高額になります。
    • 19インチのハイパフォーマンスタイヤ(ミシュランやピレリなど)に4本交換する場合、15万円〜25万円程度は見ておく必要があります。
  • その他
    • バッテリー(特にMHEVやPHEVは専用品で高額になりがち)
    • ブレーキパッド、ディスクローター(ディーラー交換だと高め)
    • ワイパーブレード(専用品で1万円近くすることも)

こうした消耗品代が、国産車よりもジワジワとかかってくるのが、輸入車を維持するということなんだろうな、と実感しますね。

XC60の維持費を左右する要因

https://www.volvocars.com/jp/cars/xc60-hybrid/
  • ディーゼルとリチャージ (PHEV) の維持費
  • 故障と修理費用の実例
  • ライバル車との維持費比較 (X3・GLC・NX)
  • XC60の維持費を抑えるポイント

ディーゼルとリチャージ (PHEV) の維持費

前述の通り、XC60の維持費はパワートレイン選びで大きく変わります。

特に経済性に影響するのが、中古で人気の「D4(ディーゼル)」と、現行の「Recharge(PHEV)」ですね。

D4 (ディーゼル) の維持費

  • メリット:
    • 燃料が「軽油」なので、ハイオクよりリッター約30円(※時点による)も安い。
    • 実燃費が良い(街乗り12km/L〜、高速16km/L〜)。
    • 長距離を乗れば乗るほど、ガソリン車との差額が大きくなります。
  • デメリット:
    • 現行では選べない(中古車のみ)。
    • カタログ燃費がJC08モード表記のことが多いので、比較時に注意が必要。
    • (将来的には)DPF(粒子状物質フィルター)の詰まりなど、ディーゼル特有のメンテナンスが必要になる可能性。

Recharge (PHEV) の維持費

  • メリット:
    • 自宅充電できるなら、日常の走行コスト(燃料費)をほぼゼロにできる。
    • 税金(自動車税・重量税)の優遇が非常に大きい。(新車登録翌年度の自動車税9,000円、新車・初回車検時の重量税免税など)
  • デメリット:
    • 車両価格がB5より200万円以上高い。
    • 自宅に充電設備がないと、メリットが半減する。
    • 充電しないと、B5より燃費が悪化する可能性がある。

どちらも魅力的ですが、自分のライフスタイル(自宅充電できるか?長距離が多いか?)に合わせて選ばないと、逆に損をしてしまう可能性もあるので注意が必要ですね。

故障と修理費用の実例

ボルボXC60は壊れやすい?欠点と中古の注意点を解説

「ボルボ=壊れる」というのは、正直なところ、僕がV90に乗っていた限りでは「昔の話」だと感じます。

今のSPAプラットフォーム(V90やXC60が採用)になってから、品質は劇的に向上している印象です。

エンジンやトランスミッションといった基幹部分の大きなトラブルは、あまり聞かなくなりました。

ただし、ゼロではありません。

  • 電装系のマイナートラブル:
    • インフォテインメントシステム(Google搭載)のフリーズや再起動。これはスマホと同じで、たまに起こる「お約束」のようなものかもしれません。ソフトウェア・アップデートで改善されることが多いです。
  • センサー類の警告灯:
    • 安全装備が多い分、センサーも多いです。汚れや一時的なエラーで警告灯がつくことも。

修理費用について、もし保証期間が切れた後に故障が起きた場合、部品代はやはり国産車より高額です。

例えば、ヘッドライトユニット(LED)を交換するとなると、片側で20万円以上することも。

バンパーを擦って交換、となっても高額になりがちです。

だからこそ、新車保証(3年)や、ボルボセレクト(認定中古車)の保証(1年〜)が重要になります。

保証期間内であれば、基本的には無償で修理してもらえますからね。

維持費を考えるなら、保証は必須だと思います。

ライバル車との維持費比較 (X3・GLC・NX)

XC60を選ぶ方は、きっとこのあたりも比較検討されていますよね。

BMW X3、メルセデス・ベンツ GLC、そしてレクサス NX。

どのクルマも素晴らしいですが、維持費の観点で比べてみます。

BMW X3
https://www.bmw.co.jp/ja/all-models/m-series/x3-m50/bmw-x3-m50.html#brochure
  • ガソリン(2.0L)、ディーゼル(2.0L)、PHEVと、XC60と似た構成です。
  • 特にディーゼルモデル(xDrive20d)は燃費が良く、XC60の旧D4と良いライバルです。
  • 整備費用や車検費用は、ディーラーで受ける限り、ボルボと同等レベルだと思います。
メルセデス・ベンツ GLC
https://www.mercedes-benz.co.jp/passengercars/models/suv/glc/overview.html
  • こちらもガソリン、ディーゼル、PHEVがあります。
  • 維持費の感覚はX3やXC60と非常に近いです。ブランドイメージの分、少しだけ車検費用などが高めになる傾向はあるかもしれません。
レクサス NX
https://lexus.jp/models/nx/
  • こちらはハイブリッド(NX350h)やターボ(NX350)がメイン。維持費の観点で注目は「NX350h」ですね。
  • 燃料は無鉛プレミアム(ハイオク)指定です。
  • 燃費性能はさすがレクサス、という印象です。カタログ燃費(WLTCモード)はグレードや駆動方式(FF/AWD)によりますが、19.9km/L〜22.2km/Lとなっています。
  • 特にWLTCの市街地モードでも17.6km/L〜18.7km/Lという公称値は、ストップ&ゴーが多い日本の環境で強みを発揮しそうです。
  • また、レクサス(トヨタ)なので、部品代や整備費用の安心感は、ドイツ勢やボルボより一枚上手かもしれません。

経済性や安心感を最優先するなら、NXのハイブリッドは強い選択肢です。

ただ、XC60やX3, GLCの持つ「走り」の楽しさや、欧州車ならではの雰囲気は、NXとはまた違った魅力ですよね。

XC60 B5の維持費は、X3やGLCのガソリンモデルとほぼ同等。燃費性能ではハイブリッドのNX350hに軍配が上がる、というのが現実的な比較だと思います。

XC60の維持費を抑えるポイント

XC60に乗りたい。でも、維持費はできるだけ抑えたい。

僕がV90に乗っていた時に考えていたことや、今XC60を選ぶならどうするか、という視点でポイントをまとめてみます。

記事のまとめ
  • ライフスタイルに合わせてパワートレインを選ぶ
  • 自宅充電できるなら「Recharge (PHEV)」が最強
  • Rechargeは税制優遇(重量税免税など)が非常に大きい
  • 長距離走行が多いなら中古の「D4 (ディーゼル)」を探す
  • D4は燃料費(軽油)と実燃費のバランスが最高
  • D4(中古)はJC08燃費表記に注意しつつ比較する
  • B5 (MHEV) はWLTC燃費(12.8〜13.3km/L)を理解しておく
  • B5は燃料がハイオク指定なのでコストがかかる
  • 新車・認定中古車の「保証」を最大限活用する
  • 保証期間が切れる前のチェックを忘れずに
  • 車検はディーラーの安心感を取るか、コストを取るか
  • 5年目以降は信頼できるボルボ専門工場を探すのも手
  • 任意保険は必ず複数社の見積もりを取る
  • 車両保険の有無や免責金額は慎重に検討する
  • タイヤ交換費用は高額になることを覚悟しておく
  • 日頃のオイル管理など基本的なメンテナンスを怠らない
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この記事を書いた人

Tと申します。27歳です。元V90乗りで、ボルボ大好き人間。新型情報から維持費まで、購入検討中の方やオーナーの方に役立つ情報を発信しています。

もともとステーションワゴンが好きで、レガシィツーリングワゴンからの乗り換えの際に「デザイン・性能・ブランドイメージ、全部を満たすのはV90しかない!」と思い、社会人2年目に無理して購入しました。結婚を機に家計の事情で一度手放しましたが、いつかまたV90に乗るために、このブログを続けています。

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