こんにちは、VOLVO LIFE JOURNALのTです。かつて私は、北欧の美しいデザインと圧倒的な安全性能に惚れ込み、憧れの「V90 T6 AWD Inscription」のハンドルを握っていました。あのリビングのように寛げるキャビンと、Bowers & Wilkinsのスピーカーから流れる透き通った音色に包まれる時間は、慌ただしい日常を忘れさせてくれる最高のご褒美でした。結婚を機に一度は手放す決断をしましたが、あの凛としたサイドフォルムへの想いは今も色褪せていません。いつか必ず、またV90をガレージに迎え入れるつもりです。
さて、今のボルボ選びで最も頭を悩ませるのがパワートレーンの選択ではないでしょうか。かつてのガソリンターボやディーゼルに代わり、内燃機関モデルとしての現在のラインナップは48Vマイルドハイブリッドを搭載した「Bシリーズ」へと完全に移行しました。特に最近では、XC40にエントリーグレードのB3が追加され、B4、B5、そしてB6と、選択肢が非常に幅広くなっています。
カタログの数字を見比べても、馬力やトルクが少しずつ違うのはわかりますが、実際に自分のライフスタイルにどれがフィットするのかを判断するのは難しいですよね。「街乗りメインならB3で十分?」「高速道路をよく走るならB5以上が必要?」「B6の電動スーパーチャージャーってそんなに凄いの?」といった、読者の皆さんが抱くリアルな疑問や不安を解消するために、この記事を用意しました。
今回は、元オーナーとしての知見と最新の技術情報をフルに活用し、ボルボのマイルドハイブリッドモデルを徹底的に比較・解説します。この記事を読み終える頃には、あなたにとっての「最適解」がはっきりと見えているはずです。
Tこの記事ではPHEVやEVについては触れていませんのでご注意ください!
- B3からB6まで各エンジンの出力特性と技術的な違い
- 48Vマイルドハイブリッド(ISG)が走りの質感に与える影響
- XC40、XC60、V60、XC90各モデルにおけるベストなエンジンの組み合わせ
- 維持費や実燃費、乗り換えた際に感じるメリットとデメリットの真実
それでは、まずはボルボが展開するマイルドハイブリッドのパワートレーンの全体像から詳しく見ていきましょう。
ボルボB3からB6までのパワートレーン構成
ボルボが「2030年までの完全BEVメーカーへの転換」という壮大なロードマップを掲げる中で、内燃機関(エンジン)の最終進化形として投入されたのが、この48Vマイルドハイブリッドを搭載した「Bシリーズ」です。かつてボルボのボンネットの下には、T5やT6といったガソリンターボ、D4といったクリーンディーゼルなど多様なユニットが収まっていましたが、現在はそのすべてが電動化技術を統合した「B」へと集約されました。
興味深いのは、B3、B4、B5、B6というすべてのラインナップが、基本的に2.0L直列4気筒という同一のエンジンをベースにしている点です。これは「Drive-E」と呼ばれるボルボ独自のモジュラー設計思想によるもので、同一の排気量からターボのセッティングや電動デバイスの追加によって、163psから300psまでという驚くほど幅広い出力を生み出しています。
各グレードの役割と位置付け
B3とB4は、主に燃費性能と実用性のバランスを重視したユニットです。特にB3はXC40のエントリーを支え、B4はV60などの主力モデルで「知的な合理性」を象徴する存在となっています。これに対しB5は、パワーと余裕を兼ね備えた「万能選手」として、XC60やV90といった上位モデルの中核を担います。そして最高峰のB6は、電動スーパーチャージャーという飛び道具を駆使し、4気筒の枠を超えたパフォーマンスを発揮するフラッグシップユニットです。
私自身、V90に乗っていた頃は純粋なガソリンエンジンのT6でしたが、現在のBシリーズは、そのDrive-Eエンジンに電気の力が高度に融合されています。単なるエンジンの改良版ではなく、電動化によって「走りの質感」そのものが再定義されているのが、現在のボルボのパワートレーン構成の最大の特徴といえるかなと思います。それぞれの数字が持つ意味は、単なる序列ではなく、私たちがどのようなカーライフを望むかという「選択肢」そのものなのです。
48VマイルドハイブリッドISGの仕組み

すべてのBシリーズに共通する核心技術、それが48Vマイルドハイブリッドシステムです。これは、従来の12V電源システムとは独立した48Vの回路を持ち、そこにリチウムイオンバッテリーと、ISG(インテグレーテッド・スターター・ジェネレーター)と呼ばれる高性能な電気モーター兼発電機を組み合わせたものです。この仕組みこそが、ボルボらしい滑らかで洗練された走りの正体です。
再始動のストレスを皆無にする魔法
ISGの最も分かりやすい恩恵は、アイドリングストップからの復帰です。従来のガソリン車では、セルモーターがギアを噛ませて回す「キュルキュル」という音と振動が避けられませんでしたが、ISGはクランクシャフトと直結しているため、いつエンジンがかかったのか分からないほど静かに、かつ一瞬で目覚めます。信号待ちの多い日本の都市部において、このストレスフリーな感覚は一度味わうと元には戻れないほどの魅力があります。
ターボラグを埋める電動ブースト
また、加速時にはこのISGが最大約10kW(約14ps)の駆動アシストを行います。馬力の数字以上に重要なのがトルクです。電気モーターは回転し始めた瞬間から最大トルクを発生させるため、エンジン回転数が低くターボの過給圧が上がりきっていない「ターボラグ」の領域を、モーターの力がグイッと補填してくれます。これにより、アクセルを踏んだ瞬間に車体が反応するリニアな加速感が実現されています。
48Vシステムの主なメリット
- 無音・無振動の再始動:ISGにより高級車に相応しい洗練されたマナーを実現
- 加速アシスト:発進時や合流時に電気の力がターボを強力にサポート
- エネルギー回生:減速時のエネルギーを電気に変えて蓄え、燃費向上に寄与
さらに、このシステムはブレーキ・バイ・ワイヤとも連携しており、減速時にはモーターによる回生ブレーキを優先的に作動させます。エネルギーを無駄に捨てず、再利用する。このサーキュラーな考え方は、サステナビリティを重視するボルボのブランドイメージとも完璧に一致していますよね。黒子として徹しながらも、走りの質を土台から支えているのが、この48Vシステムなのです。
ボルボXC40用B3エンジンのスペックと性能
XC40に新たに設定された「B3」は、現代のボルボにおいて最も身近なパワートレーンとなりました。最高出力163ps、最大トルク265Nmというスペックだけを見ると、「重いSUVには非力なのでは?」と不安に思う方もいるかもしれません。しかし、実際にハンドルを握ってみると、その懸念は杞憂に終わるはずです。B3の真価は、そのスペックを使い切れる「ちょうど良さ」にあります。
軽快さと扱いやすさの黄金比
B3は、上位モデルと同じ2.0L 4気筒エンジンをベースにしながら、市街地での扱いやすさを最優先にチューニングされています。特に最新の7速DCT(デュアルクラッチトランスミッション)との組み合わせが秀逸で、低いギアでのダイレクトな加速感は、スペック以上の力強さを感じさせてくれます。ISGによる出足のアシストも相まって、都会の狭い道や坂道での発進も非常に軽やかです。
また、B3は基本的にFF(前輪駆動)モデルとなるため、四輪駆動モデルに比べて車両重量が軽く、鼻先の入りが非常に素直です。この「軽さ」は、XC40のキビキビとしたハンドリング特性をさらに強調してくれます。パワーを誇示するのではなく、必要十分な性能を賢く使いこなす。そんな北欧らしい合理主義を感じさせてくれるユニットです。
B3は「価格を抑えるためのグレード」と思われがちですが、実際には4気筒ならではの滑らかさを備えた非常に現代的な選択肢です。1人で通勤や買い物に使うことがメインなら、B3で物足りなさを感じるシーンはほとんどないかなと思います。高速道路での追い越しを頻繁にする方でなければ、これこそがXC40の「素の良さ」を一番引き出しているグレードかもしれません。
もちろん、家族4人を乗せてキャンプ道具を満載し、高速道路の急坂を登るようなシチュエーションでは、後述するB4やB5に一歩譲る場面もあります。しかし、自分の用途が「日常の移動」に主眼を置いているのであれば、B3は最も賢明でスタイリッシュな選択肢となるはずです。
B4マイルドハイブリッドの燃費性能と特徴
B4は、ボルボのミドルレンジを支える「効率のスペシャリスト」といえるユニットです。最高出力197ps、最大トルク300Nmを発生し、V60やXC40の上位グレードに搭載されています。このパワートレーンの最大の見どころは、単なる出力向上ではなく、徹底的に磨き上げられた「燃焼効率」にあります。
ミラーサイクルと気筒休止のインテリジェンス
B4エンジンには、高効率なミラーサイクル燃焼方式が採用されています。さらに特筆すべきは、低負荷走行時に4気筒のうち2気筒(1番と4番)を停止させる「気筒休止システム(シリンダー・オン・デマンド)」の存在です。高速道路での一定速巡航や、緩やかな下り坂などでアクセルを抜いた際、ドライバーが気づかないほどシームレスに2気筒運転へと切り替わります。
実燃費においても、この効果は絶大です。V60 B4などで高速道路を長距離走ると、リッター15km〜18kmといったディーゼルエンジンに迫る数値を叩き出すことも珍しくありません。それでいて、ディーゼルのような振動や騒音とは無縁。ガソリン車ならではの静粛性と滑らかな回転フィールを保ちながら、この経済性を実現している点は、まさに「知的なロングツアラー」と呼ぶに相応しい仕上がりです。
B4が評価されるポイント
- 高効率:気筒休止とコースティング機能により、実用燃費が非常に優秀
- バランス:197psのパワーは、日本の道路事情において「ちょうどいい」余裕
- 航続距離:燃費の良さはワンタンクでの移動距離を伸ばし、旅の自由度を高める
私がV90で旅をしていた頃、給油のタイミングを計るのが一つの楽しみでしたが、このB4ならその回数をグッと減らせるはずです。燃費性能と走りの質感、そして価格のバランスを最もシビアに追求するなら、B4は間違いなく第一候補に挙がるべきパワートレーンです。
万能なB5エンジンの加速感とオーナーの評判
ボルボのラインナップにおいて、最も多くの人から支持され、かつ「失敗がない」と言われるのがこのB5です。最高出力250ps、最大トルク350Nmというスペックは、車重のあるXC60やXC90、そしてV90といった上位モデルでも余裕たっぷりの加速を提供してくれます。私のような元V90オーナーにとっても、B5はボルボの魅力を最も色濃く感じさせてくれるユニットの一つです。
「ゆとり」がもたらす精神的な満足感
B5の魅力は、スペックの数字以上に、アクセルを軽く踏み込んだ瞬間の「スッ」と前に出る感覚にあります。最大トルク350Nmを低い回転数(1,800rpm〜)から発生させるため、重いSUVボディであっても、エンジンを唸らせることなく涼しい顔をして加速していきます。この「エンジンに頑張らせなくていい」という余裕が、室内の静粛性を高め、車内での会話やオーディオの音質を一段と引き立ててくれるのです。
また、B5からは電子制御AWD(全輪駆動)との組み合わせが基本となるため、雨の日や雪道での安定感が格段に向上します。オーナーからは「パワー不足を感じることはまずない」「AWDの安心感と滑らかな加速のバランスが最高」といった声が多く寄せられており、その満足度の高さはラインナップ随一といっても過言ではありません。
| 項目 | B5 AWD (代表値) | 旧T5 AWD (比較) |
|---|---|---|
| 最高出力 | 250ps (184kW) | 252ps (187kW) |
| 最大トルク | 350Nm + ISGブースト | 350Nm |
| 変速機 | 8速オートマチック | 8速オートマチック |
| 加速フィール | 電動アシストにより極めてリニア | 典型的なターボラグが僅かに存在 |
B5を一度体験してしまうと、その万能ぶりに「これでいい、いやこれがいい」と確信するはずです。日常の買い物から、週末のロングドライブ、さらには家族とのキャンプまで。あらゆるシーンで高い満足度を約束してくれる、まさにボルボの中核を担うにふさわしい名ユニットです。
B6電動スーパーチャージャーと性能の違い
私がかつて愛したV90 T6の魂を、現代の電動化技術でさらに研ぎ澄ませたのがB6です。最高出力300ps、最大トルク420Nmという、4気筒2.0Lエンジンの常識を覆す数値を支えているのは、通常のターボチャージャーに加えて搭載された「電動スーパーチャージャー」です。これは量産車としては極めて贅沢かつ先進的なデバイスです。
全域で湧き上がる圧倒的なトルク
B6の加速は、一言でいえば「豪快」です。特筆すべきは、アクセルを踏んだ瞬間から最大トルクが立ち上がるレスポンスの速さ。排気エネルギーを利用するターボとは異なり、48Vシステムの電力でコンプレッサーを瞬時に回す電動スーパーチャージャーが、0.1秒以下の単位で過給を開始します。これにより、2トンを超えるXC90の巨体が、まるで羽が生えたかのように軽やかに加速を始めます。
B6を選ぶ際の心構え
B6はその強大なパワーと引き換えに、タイヤの摩耗がB4/B5よりも早くなる傾向があります。また、大排気量エンジンのような重厚な加速を楽しめますが、燃費面でも相応の数値を覚悟する必要があります。「効率」よりも「パフォーマンス」と「官能性」を重視する方のための、特別なグレードといえます。
かつての機械式スーパーチャージャーを搭載していたT6と比較しても、B6は電動化によって制御の緻密さが増しています。必要な時に、必要な分だけ、強大なトルクをリニアに提供する。「4気筒で大排気量多気筒エンジン並みのパフォーマンスを出す」というボルボの技術的挑戦の結晶が、このB6なのです。フラッグシップモデルに相応しい気品と、いかなる状況でも王者のように振る舞える圧倒的な余裕を手に入れたいなら、このB6以外に選択肢はありません。
各パワートレーンの加速性能や静粛性を比較
さて、ここまで各パワートレーンの技術的な詳細を見てきましたが、実際にハンドルを握った時に感じる「体感的な差」を改めて整理してみましょう。加速の速さだけではなく、振動の少なさや音の質感といった、ドライバーが五感で受け取る情報の違いは、愛車との一体感に直結します。
「加速の味付け」のヒエラルキー
B3が「小気味よく、使い切る楽しさ」を感じさせるのに対し、B4は「高効率で涼しげな」走りを披露します。B5になると、そこに「プレミアムな厚み」が加わり、どんな速度域からでも余裕の追い越しが可能になります。そしてB6は、それらすべてを凌駕する「リニアで力強い」加速を、踏んだ瞬間に提供してくれます。
| パワートレーン | 0-100km/h加速(目安) | 主な駆動方式 | 加速の質感 |
|---|---|---|---|
| B3 | 約9.2秒 | FF | 軽快で素直。街乗りに最適 |
| B4 | 約7.8秒 | FF | スムーズで伸びやか。高効率 |
| B5 | 約6.7秒 | AWD | 力強く重厚。プレミアムな走り |
| B6 | 約6.2秒 | AWD | 圧倒的でリニア。フラッグシップ級 |
静粛性がもたらす「ボルボらしさ」
静粛性という点では、ISGによるエンジン始動の静かさは全車共通の魅力ですが、走行中の「音の入り方」には違いがあります。B3やB4は、急加速時に4気筒らしい乾いたエンジン音がわずかに聞こえてきます。対してB5やB6は、トルクに余裕があるため低いエンジン回転数を維持しやすく、車内は常にしんとした静寂に包まれます。この「エンジンが頑張っている感じを出さない」ことこそが、ボルボが目指す知的で穏やかなドライブ体験の本質なのかなと思います。
私がV90で最も贅沢だと感じたのは、家族との会話を邪魔しない、あの穏やかな空気感でした。どの「B」を選んでもその哲学は流れていますが、より静かで力強い移動を求めるなら、やはりB5以上の選択が望ましいといえるでしょう。
カタログ燃費と実働データの比較検証
環境意識の高いボルボユーザーにとって、燃費性能は避けては通れないテーマです。48Vマイルドハイブリッド化によって、ボルボの燃費性能は劇的に向上しました。ここでは、最新のWLTCモードのカタログ値と、実際の走行で期待できるリアルな数値を比較検証してみましょう。
WLTCモードの実力と実燃費の相関
現在、日本の燃費測定基準であるWLTCモードは、以前のJC08モードに比べて非常に実走行に近い数値となっています。例えば、V60 B4のカタログ数値は15.4km/Lですが、高速道路をメインにしたロングドライブであれば、この数値を上回る18km/L前後の燃費を記録することも珍しくありません。これは、気筒休止システムと、アクセルオフ時にエンジンを切り離す「コースティング機能」が有効に働いている証拠です。
燃費データについては、主張に客観性を持たせるためにも、国土交通省が発表している「自動車の燃費性能」などの公的データも併せて参考にすることをお勧めします。(出典:国土交通省『自動車の燃費性能の公表』)
市街地と高速道路での使い分け
一方で、ストップ&ゴーの多い日本の都市部では、やはりカタログ値の7割〜8割程度に落ち着くのが一般的です。XC60 B5の場合、街乗りではリッター8km〜10km程度になることもあります。しかし、注目すべきはISGによるアイドリングストップの効果です。停車時間が長くてもエアコンの冷房を効率的に維持し、再始動時の燃料消費を極限まで抑えてくれるため、以前のガソリン車と比較すれば、トータルの燃料代は確実に抑えられます。
「B6は燃費が悪い」というイメージを持たれがちですが、実は高速道路での巡航燃費はB5とそれほど大きく変わりません。パワーに余裕があるため、無駄にエンジンを回さずに済むからです。自分が「どのような環境で」「どのような走りをするか」を想定することが、カタログ数値の罠にはまらないための秘訣といえます。
モデル別に選ぶボルボのマイルドハイブリッド「B3 B4 B5 B6」徹底比較
技術的な違いが整理できたところで、ここからは「どのモデルにどのエンジンを載せるのがベストなのか」という、具体的なマッチングについて、元オーナー目線で提案させていただきます。ボディサイズや車重、そしてその車に求められるキャラクターによって、選ぶべきパワートレーンは明確に異なります。
都市型SUVのXC40に最適な選び方

カジュアルで遊び心溢れるXC40。このクルマの魅力を最大限に引き出すのは、やはりB3あるいはB4です。XC40の美点は、都会の狭い道でも取り回しが良く、それでいてボルボらしい高いアイポイントと安全性が得られることにあります。
「使い切る楽しさ」を味わう
XC40はラインナップの中で最も軽量なため、B3の163psであっても驚くほどキビキビと走ります。鼻先が軽く、ステアリングを切った瞬間にスッと向きを変える感覚は、XC40ならではの特権。日常の買い物や送り迎えがメインであれば、B3で物足りなさを感じることはまずないでしょう。もし週末に高速道路を使って遠出をする機会が多いのであれば、197psのB4を選べばさらに余裕が生まれます。
XC40をB5で楽しむなら「R-Design」
もし、あなたが「ボルボの世界観は楽しみたいけどXC40のコンパクトなサイズ感が良い、、しかももっと走りを楽しみたい!」という熱い想いをお持ちなら、中古車市場でB5 R-Designを探すことを強くおすすめします。B5の強力なパワーに加えて、R-Design専用のスポーツシャシーとヌバック/ナッパレザーのホールド性の高いシートが組み合わされており、その走りはSUVというより「上質なホットハッチ」のよう。ボルボの世界観を堪能しつつ、操る喜びを追求できる通好みの選択肢です。
主力モデルXC60やV60に合うエンジンの比較

ボルボの屋台骨を支えるXC60、そして美しいエステートのV60。これらのミドルサイズモデルは、家族との大切な時間を彩るための相棒です。ここで推奨したいのは、間違いなくB5、そして合理性を重んじるならB4という選択です。
XC60なら「B5」が王道
XC60は車重が1.8トンを超えます。このボディを優雅に、かつストレスなく走らせるには、B5の250psというパワーがまさに「スウィートスポット」です。追い越し加速の際もエンジンが静寂を保ったままスッと速度を乗せてくれる感覚は、XC60のラグジュアリーな内装と完璧に調和します。
一方で、重心が低く空気抵抗の少ないV60であれば、B4でも驚くほど良く走ります。特に一人や二人でのロングドライブが多いなら、B4の経済性は非常に大きなメリットになります。もし中古車で検討されているなら、「ボルボ認定中古車選びの注意点」の記事も参考にしながら、B4とB5のコンディションを比較してみてください。V60はどちらを選んでもハズレがないのが、このモデルの凄いところですね。
フラッグシップXC90に不可欠な動力性能

ボルボの頂点に君臨し、最大7人が乗れるXC90。このラグジュアリーSUVに求めるべきは、圧倒的な「気品」と「余裕」です。そのため、私はXC90に限っては、B6 AWDを強く、強くおすすめします。
王者の走りを支える電動スーパーチャージャー
XC90の車重は2,100kgを超えます。この巨体をB5のパワーで動かすことももちろん可能ですが、多人数乗車時や急な登坂路では、どうしても「エンジンが一生懸命頑張っている」感覚が伝わってきてしまいます。しかし、B6の電動スーパーチャージャーがあれば、アクセルをわずかに踏み増すだけで、背後から大きな力で優しく押し出されているような、無尽蔵のトルクが湧き出します。
この「いつでも加速できる」という安心感こそが、フラッグシップオーナーが享受すべき最大の贅沢ではないでしょうか。B6のパワーは、単なる速さのためではなく、車内に流れる穏やかな時間を守るために存在するのです。かつての私がV90 T6で味わっていた、あの「どこまでも行けそうな全能感」を今のラインナップで求めるなら、このXC90 B6こそが唯一の正解といえるでしょう。ボルボの上位モデルには、それ相応のパワーが備わって初めて完成される美学があるのです。
ボルボB4やB5、B6マイルドハイブリッド徹底比較
ボルボが提案する新世代パワートレーンのラインナップ、いかがでしたでしょうか。今回のボルボB4やB5、B6マイルドハイブリッド徹底比較を通じて、それぞれのエンジンが単なる「松竹梅」のグレード分けではなく、明確な設計思想に基づいていることをお伝えできたなら幸いです。
結論:あなたにぴったりの「B」はこれだ!
- B3
- XC40で都会をスマートに駆け抜ける。合理性とコストパフォーマンスを重視する知性派のあなたに。
- B4
- V60などで長距離を優雅に旅する。燃費性能と軽快なハンドリングを両立させたい旅好きのあなたに。
- B5
- XC60を中心に、あらゆるシーンで最高レベルの安心とゆとりを求める。間違いのない王道を選びたいあなたに。
- B6
- XC90というフラッグシップを最高の状態で乗りこなす。パフォーマンスと気品を妥協なく追求するエンスージアストのあなたに。
ボルボの魅力はスペックの数字以上に、実際に触れたときに感じる質感や、オーナーに寄り添う設計思想にあります。どのエンジンを選んだとしても、そこにはボルボが約束する「人を中心とした」安全で快適な体験が待っています。しかし、自分のライフスタイルにぴったりの「B」を選ぶことで、その体験はより深く、より鮮やかなものになるはずです。
もちろん、実際の加速感や音の好みは千差万別です。今回の内容はあくまで私なりの視点に基づく目安として参考にしつつ、最終的な判断の前には、ぜひお近くのボルボ・ディーラーで試乗されることを強くお勧めします。ステアリングを握り、アクセルを軽く踏み込んだ瞬間に、あなたの感性と共鳴する一台がきっと見つかるはずです。
今の愛車を最高額で売却し、購入資金を手に入れる方法
ボルボの購入を決意されたなら、次のステップは「どうやって購入資金を準備するか」ですよね。多くの方が、今乗っている愛車を売却(下取り)されると思います。
ここで、私がV90を手放した時の経験から、一つだけアドバイスさせてください。
ディーラーでの「下取り」は、最後の手段にした方が良いかもしれません。
もちろん楽ではあるのですが、多くの場合、専門の買取業者に売却する方が、数十万円単位で高く売れる可能性が非常に高いです。
実際に私が日本車のレガシィからV90に乗り換える時に使ったサービスや、V90を売却する際に使ったサービスについて紹介している記事を貼っておくので、見てみてください。
皆さんが最高のパートナーとなるボルボに出会い、素晴らしい思い出をたくさん作れることを、一人のボルボファンとして心より応援しています。それでは、また次の記事でお会いしましょう。安全で素敵なボルボライフを!


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