こんにちは、VOLVO LIFE JOURNALのTです。
私はかつて、ボルボのフラッグシップエステートであるV90 T6 AWD Inscriptionを愛車にしていました。あのどこまでもエレガントな佇まいも格別でしたが、同じSPAプラットフォームを採用するSUVの頂点、XC90の圧倒的な存在感には今でも強く惹かれるものがあります。最近は中古車市場での相場もかなり現実的になり、修復歴なし・5万キロ程度の「普通に乗れる個体」が270万円前後から検討できるようになりました。最新の国産SUVと比較しても、このプレステージ性は非常に大きな魅力ですよね。
しかし、XC90は2016年の日本デビューからモデルライフが非常に長く、年式によってパワートレーンの名称がT5やT6からB5、B6、Rechargeへと目まぐるしく変化しています。また、内装のインフォテインメントシステムも独自システムのSensusからGoogle搭載モデルへと刷新され、最新の2025年モデルでは画面サイズが大型化されるなど、いざ比較しようと思っても「結局どれが自分にベストなの?」と迷ってしまう方も多いはずです。この記事では、最新の公式諸元表に基づく正確なデータや、元オーナーとしてのリアルな視点を交えながら、XC90のグレード比較や中古・新車の賢い選び方について誠実に解説していきます。
- 最新諸元に基づくB5・B6・Recharge各パワートレーンの正確なスペックと走行フィールの違い
- 2019年以降のフロントグリル意匠変更と最新2025年モデルでの劇的なデジタル進化
- 初期型270万円から、中期型500万円前後までの中古市場における圧倒的なコストパフォーマンス比較
- 4輪エアサスペンションやBowers & Wilkinsオーディオが提供するボルボならではの至高の移動体験

ボルボXC90のグレード別の特徴を徹底比較

現行の新車ラインナップから、中古車市場で高い人気を誇る過去のモデルまで、XC90の選択肢は非常に多岐にわたります。まずは、この車の個性を決定づける外観の変化や、北欧デザインの真髄が詰まった内装、そして最新のデジタル装備について詳しく深掘りしていきましょう。
迫力あるサイズと全幅が生むラグジュアリーな外観
XC90を目の当たりにしてまず圧倒されるのは、そのラグジュアリーな「サイズ感」と圧倒的な威風堂々とした佇まいでしょう。全長は約4,950mm、全幅は1,930mmから1,960mmというワイドなプロポーションを誇ります。私が以前住んでいた名古屋市内の住宅街や古い立体駐車場では確かに気を遣うサイズですが、その苦労を補って余りあるのが路上での圧倒的なプレステージ性です。SPAプラットフォームの採用により、前輪が前方に押し出され、キャビンが後ろ寄りに配置された「プレミアム・ディメンション」は、FFベースとは思えないほど優雅で伸びやかなシルエットを実現しています。この黄金比こそが、ドイツ御三家のSUVとは一線を画す知的なオーラを放つ理由ですね。
実はこの外観、モデルライフの中で何度かリフレッシュが行われています。特に注目していただきたいのが、フロントグリルのデザイン変化です。2016年から2018年までの初期型は、縦格子のラインが外側に膨らんだ形状でしたが、2019年の中期型からは格子が内側に反った立体的なデザインに変更されました。これによって顔つきがより深く、精悍な印象にアップデートされたんです。実車を比較するとこの奥行き感の差は一目瞭然で、高級感が一段階上がったように感じます。さらに最新の2025年モデルでは、斜めのラインを複雑に組み合わせた全く新しい意匠のグリルへと進化しており、ボルボが目指す次世代のエレクトリック・デザインへの橋渡し役を担っています。
また、ボルボの象徴である「トールハンマー」を模したLEDヘッドライトも、年式を追うごとに洗練されています。初期型でも十分な光量と存在感がありますが、最新モデルではよりスリムになり、点灯パターンもより緻密に制御されるようになっています。「どの時代の顔つきが最も自分らしく見えるか」を比較するのは、XC90選びにおいて非常に楽しいプロセスですね。個人的には、2019年以降の内側に反ったグリルデザインが、ボルボらしい伝統とモダンのバランスが最も取れているように感じます。こうした外装の細かな違いが、愛車をガレージで眺める際の満足度を大きく左右するポイントになるかもしれません。
7人乗りの広々とした内装と北欧デザインの魅力

内装に一歩足を踏み入れれば、そこには「スカンジナビアン・サンクチュアリ(北欧の聖域)」と呼ぶにふさわしい、穏やかで上質な空間が広がっています。私がV90を手放した際、最も寂しく感じたのがこのインテリアと離れることでした。XC90は3列シートの7人乗りが標準ですが、単に多人数が乗れるだけでなく、3列すべての乗員が等しく安全で快適に過ごせるよう徹底的に人間工学に基づいて設計されています。特に3列目シートは、身長170cm程度の大人であっても短距離なら無理なく座れる実用性を備えており、左右には専用のドリンクホルダーや収納、さらには専用のエアコン吹き出し口まで完備されているのが驚きです。
使用されている素材についても、一切の妥協がありません。上級グレードの「Inscription」や最新の「Ultra」に採用されるナッパレザーシートは、しっとりと肌に吸い付くような質感が特徴で、長時間のドライブでも疲れを感じさせない絶妙なサポート性を提供します。さらに、北欧の流木をイメージした「ドリフトウッド」や、本物のオーク材を使用したデコラティブ・パネルは、触れるたびに心が落ち着くような本物の温もりを感じさせてくれます。ドイツ車のような煌びやかな演出とは一線を画す、「引き算の美学」による贅沢さがここにはありますね。以前、名古屋のディーラーで現行モデルの内装をじっくり見た際も、センターコンソールの収納が改善されるなど、その一貫した世界観と使い勝手の進化に改めて感動しました。
ただし、美しい内装ゆえに日常的な手入れには少し気を配る必要があります。特に人気の「ブロンド(白系)」内装は、車内を明るく開放的に見せてくれますが、デニムの染料が移りやすいという弱点があります。私のようにジーンズをよく履く方は、定期的なレザーケアが欠かせません。こうした手入れそのものを愛車への愛着に変えられるかどうかも、ボルボオーナーとしての楽しみの一つですね。また、ボルボは「座る人の健康」にも配慮しており、室内の空気清浄機能「アドバンスド・エア・クリーナー」などは、アレルギーを持つ方や小さなお子様がいるご家庭には非常に心強い装備となります。PM2.5を最大95%除去するこの機能は、都市部を走る際にも安心感を与えてくれます。
B5やB6など電動パワートレーンの燃費と走りの違い
XC90のパワートレーン変遷は、ボルボが掲げる「全車電動化」の歴史そのものです。初期の「T5」や「T6」といった純内燃機関から、現在は48Vマイルドハイブリッドの「B5」「B6」、さらに強力なプラグインハイブリッドの「Recharge」へと移行しました。最新の公式諸元表を確認してみると、一見同じような排気量でも、過給機やモーターのアシストによって「走りの余裕」が大きく異なっているのがわかります。
| 名称 | 形式 | 最高出力(エンジン / モーター) | 最大トルク | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| B5 AWD | ターボ + MHEV | 250ps / – | 360Nm | 軽快な出足。街乗り中心なら最もバランスが良い |
| B6 AWD | ターボ+電動S/C+MHEV | 300ps / – | 420Nm | 電動スーパーチャージャーで全域滑らか。長距離向き |
| Recharge T8 | ターボ + モーター (PHEV) | 317ps / 145ps (システム合計:462ps) | 709Nm (システム合計) | 圧倒的な静粛性と加速。EV走行で73km可能 |
最新のB6モデルにおいて特筆すべきは、「電動スーパーチャージャー」の採用です。従来のT6のような機械式スーパーチャージャー特有の作動音が消え、アクセルを踏み込んだ瞬間に無音で力強いトルクが立ち上がる感覚は、まるで大排気量の多気筒エンジンを操っているかのような余裕を感じさせます。また、最新の「Recharge」モデルはバッテリー容量が大幅に拡大されており、日常の買い物や送り迎え程度ならガソリンを一切使わずに済むことも珍しくありません。EV走行可能距離はWLTCモードで73kmとなっており、自宅に充電環境がある方にとっては究極のランニングコストを実現してくれます。Rechargeの馬力について、エンジン単体では317psですが、モーターの145psが加わったシステム合計462psの加速は、この巨体を弾丸のように走らせる別次元の体験ですよ。(言い過ぎ?笑)
一方で、中古車で初期のT5やT6を選ぶ場合は、電動アシストがない分、ストップ&ゴーの多い市街地では燃費が伸び悩みやすい(実燃費でリッター7km程度)という側面もあります。しかし、純粋なガソリンエンジンの吹け上がりを好む方にとっては、それもまた一つの魅力かもしれません。B5であれば最大トルクが最新スペックでは360Nmに引き上げられており、軽快な走りが楽しめます。維持費や燃費性能を最優先するのか、あるいは初期費用の安さを取るのか。ご自身の年間走行距離や使用環境を想定しながら比較することが、後悔しないための近道となりますね。
Google搭載の新型インフォテインメントの操作性

2023年モデル(2022年後半発売)からの最大の刷新ポイントは、インフォテインメントシステムへの「Google Built-in」の採用です。これまでのボルボ独自システム「Sensus」も縦型ディスプレイを採用した先駆的なものでしたが、操作感は根本から変わりました。新しいシステムでは、スマホと同じ感覚でGoogleマップがそのまま車載ナビとして機能します。何より画期的なのが、メーターパネルの背景全面に地図を表示できるようになった点です。Sensus時代よりも地図が大きく鮮明に表示されるため、視線移動を最小限に抑えて運転に集中できるのは、安全性にこだわるボルボらしい進化ですね。
「OK Google, 温度を2度下げて」といった自然言語での音声操作も、スマホのGoogleアシスタントそのままの精度で使えます。Sensus世代のナビ入力で少しもどかしさを感じていた私からすると、これは劇的な進化だと感じます。また、最新の2025年モデルでは画面サイズが従来の9インチから11.2インチへと大型化され、解像度も向上しました。これにより、バックカメラの映像やマップの視認性がさらに高まっています。一方で、Sensusに慣れ親しんだ方からは、すべての操作がタッチパネルに集約されたことで「物理ボタンの方が良かった」という声も聞かれますが、Sensusももともとタッチ操作が中心だったため、慣れの問題かなと思います。
さらに、ボルボは「OTA(Over The Air)」と呼ばれる通信によるソフトウェアアップデートを積極的に導入しており、購入後も機能が改善・追加されていく仕組みを持っています。これにより、ナビの地図更新や新機能の追加がディーラーに行かずとも行えるようになりました。最新のデジタル体験を重視するなら、やはり2023年モデル以降のGoogle搭載車を強くおすすめします。正確な機能の詳細については、ボルボのニュースルーム等でも随時公開されています。
(出典:ボルボ・カー・ジャパン ニュースルーム)
最新モデルの新車価格と標準装備の充実度をチェック
最新のXC90の新車ラインナップは、かつての「Momentum」や「Inscription」といった名称から、装備のパッケージングを表す「Plus」や「Ultra(あるいは旧Ultimate)」へと整理されました。価格帯は1,000万円を超えてくるため、決して容易な買い物ではありませんが、その分「後から何も付け足す必要がない」ほど標準装備が充実しているのが特徴です。最新のUltraグレードであれば、ナッパレザーシートのベンチレーションやマッサージ機能、そしてharman/kardon®プレミアムサウンド・オーディオシステムまでが標準となっており、所有する満足度は格別に高いです。
また、安全装備については、新旧問わずボルボが世界最高水準であることに疑いの余地はありません。最新モデルでは、道路逸脱事故時保護機能や、右折時の対向車検知機能など、センサーの精度と介入の仕方がさらに緻密になっています。新車で購入する最大のメリットは、こうした最新の安全技術と、最長5年のメーカー保証、そして最新のGoogleシステムを完全に享受できる点にあります。一方で、価格の高さが気になる場合は、ディーラーの試乗車上がり(デモカー)などを狙うのも、新車に近いコンディションを抑えた価格で手に入れる賢い戦略です。
最新2025年モデルでは、遮音性能がさらに強化されています。ピラー内への発泡充填材の追加や、リアの遮音材増強により、高速走行時の静粛性は歴代XC90で最高レベルに達しています。オーディオの音質をよりピュアに楽しみたい方には、この進化は価格以上の価値があるかもしれません。
維持費に関しても、新車であれば3年間のメンテナンスプログラム「ボルボ・サービス・プラン(パスポート)」が付帯するため、初回車検までのオイル交換などの費用が抑えられるメリットもあります。正確な最新の車両価格やグレードごとの細かい仕様差については、必ずお近くの正規ディーラーで最新の諸元表を入手し、専門スタッフとじっくり比較相談することをおすすめします。自分たちにとって本当に必要な装備は何なのかを整理することで、納得の一台が見えてくるはずです。

中古車で選ぶXC90のおすすめグレードを比較

新車が素晴らしいのは言うまでもありませんが、そもそもそんな大金用意できないよ!という方や、「本質的な価値」と「賢い選択」を重視する方にとって、XC90の中古車市場は非常に魅力的な選択肢です。かつてのフラッグシップが、最新の国産ミドルサイズSUVと変わらない価格で狙えるようになっているからです。ここからは、中古車選びで後悔しないための具体的な比較ポイントを解説します。
中古市場の価格相場から狙い目の年式を特定する
カーセンサーやグーネットでXC90の相場を日々チェックしている私ですが、現在の相場状況は非常に興味深い段階にあります。狙い目は大きく分けて2つのゾーンがあります。まず一つ目は、270万円から400万円前後で狙える「初期型(2016年〜2018年)」です。この価格帯で、修復歴なし・走行5万キロ前後のXC90が手に入るというのは、正直に申し上げて驚異的なコストパフォーマンスです。フラッグシップならではの圧倒的な質感や世界最高水準の安全装備は、今の基準で見ても十分に通用しますから、予算を抑えつつ憧れのボルボライフを始めたい方にはこれ以上ない選択肢となります。
そして二つ目の狙い目が、400万円から650万円前後で狙える「中期型(2019年〜2020年)」です。前述した通り、この年式からはフロントグリルの格子が内側に反った立体的な意匠になり、外観の鮮度がグッと増します。また、安全装備もアップデートされており、対向車線衝突回避支援機能などが追加されているのが強みです。新車価格の約半額近い予算で、現行モデルと遜色ない「いいとこ取り」ができるのが、この中期型Inscriptionの最大の魅力ですね。もし私が今、限られた予算でXC90を買い直すとしたら、この500万円台の中期型を本気で探すと思います。
中古車選びに迷ったら、まずは自分が「Googleナビ」を必須とするか、あるいは「Sensus世代の落ち着いた雰囲気」を好むかで年式の境界線を引いてみてください。2021年〜2022年のSensus最終型も、システムの熟成が進んでいて非常に扱いやすいですよ。ご自身の予算と、どうしても譲れない装備を天秤にかけて比較することが、満足度の高い買い物に繋がります。
維持費や故障のリスクを抑えるためのメンテナンス術

「輸入車の中古は故障が怖い」という不安、非常によく分かります。特にXC90のようなプレミアムSUVは、部品一つひとつの単価が高めなのは事実です。2トンを超える車重ゆえ、タイヤやブレーキパッドといった消耗品の交換サイクルは国産のコンパクトカーより早いですし、その費用もそれなりにかかります。また、初期型のT6エンジンについては、一部でオイル消費の早まりが指摘されるケースもあり、これについては購入前に整備履歴を確認しておくことが重要です。
故障リスクを最小限に抑えるための鉄則は、「正規ディーラーでの定期点検記録簿」が完備されている個体を選ぶことです。ボルボは精密な電子制御の塊ですから、適切なタイミングでソフトウェアのアップデートを受けているかどうかが、その後の車両の健康状態を大きく左右します。記録簿のない個体や、整備が疎かな個体は、いくら安くても避けるのが賢明です。また、購入時には「ボルボ・セレクト(認定中古車)」を選び、しっかりとした保証を付けておくことが、何よりの安心材料になります。
維持費を賢く抑えるには、正規ディーラーだけでなく、ボルボに精通した信頼できる輸入車専門店を近場で見つけておくのも有効な手段です。純正同等のクオリティを持つOEMパーツを活用することで、修理費用を抑えられる場面もあります。ただし、安全に関わる重要な部品については、純正品を使うことを強く推奨します。自分や家族の命を預ける車ですから、そこは誠実に向き合いたいところですね。正確なメンテナンス費用については、車両のコンディションによって大きく異なりますので、購入前に店舗のスタッフと具体的なシミュレーションを行うことが大切です。
エアサス装着車がもたらす極上の乗り心地と快適性
XC90を中古で比較検討する際、装備リストにぜひ入っていてほしいのが「4輪エアサスペンション」です。XC90の上級グレードは20インチや21インチといった大径ホイールを履いていますが、標準のバネサス(リーフスプリング)だと、路面状況によってはゴツゴツとした突き上げを足元に感じる場面があります。しかし、エアサス装着車であれば、路面の凹凸を瞬時にいなし、車体を常にフラットに保つ「魔法の絨毯」のような乗り味を享受できます。
エアサスのメリットは、乗り心地だけにとどまりません。荷室にあるボタン一つで車高を下げて重い荷物の積み下ろしを楽にしたり、オフロード走行時に車高を上げて障害物を避けたりといった、SUVとしての実用性を大きく高めてくれます。将来的な故障リスクを心配する声もありますが、SPA世代になってからは耐久性も向上しています。何より、この至高の乗り心地は、一度体験するとバネサスには戻れなくなるほどの価値があります。中古車検索をする際は、ぜひ「エアサス」のキーワードを条件に入れて、その有無を比較してみてください。家族からの評価も、間違いなく跳ね上がるはずですよ。
PHEVのT8やパワフルなT6のスペックを解説
現在はマイルドハイブリッドの「B」シリーズが主流ですが、中古車市場では純ガソリン時代のパワフルな「T6」や、初期のプラグインハイブリッド「T8 Twin Engine」も根強い人気があります。T6は2.0Lエンジンにターボとスーパーチャージャーの両方を搭載した「ツインチャージャー」仕様で、320psという非常に力強いスペックを持っています。最新のB6に比べると、加速時にわずかに機械的な作動音が聞こえることもありますが、それが逆に「機械を操っている実感」を求めるオーナーさんには好評だったりします。
【旧パワートレーン比較目安】
| 名称 | エンジンスペック | 最高出力(合計) | 加速感の傾向 |
|---|---|---|---|
| T5 | 2.0L 直4ターボ | 254ps / 350Nm | 軽やかで必要十分。構造がシンプル |
| T6 | 2.0L 直4ツインチャージャー | 320ps / 400Nm | 低速から溢れるパワー。スポーティ |
| T8 | T6エンジン + モーター | 約400ps以上 | 圧倒的な静止加速。重量感ある走り |
一方のT8は、当時のボルボの技術力の結晶です。前輪をT6エンジンで、後輪を電気モーターで駆動するシステムは、異次元の加速性能を提供してくれます。初期のT8は現在のRechargeに比べればEV航続距離は短いですが、深夜の住宅街を無音で走り抜けられるメリットは今でも非常に大きいです。中古車として比較する場合、T8は当時の最上級グレードだったため、B&Wオーディオなどの豪華装備が最初からフル装備されている個体が多いのも魅力ですね。ただし、駆動用バッテリーの状態や保証については、購入前に必ずスタッフに確認し、納得した上で選ぶようにしましょう。
4座の最高峰エクセレンスと7人乗りの実用性を比較

最後に触れておきたいのが、XC90のラインナップの中でひときわ異彩を放つ「Excellence(エクセレンス)」というグレードです。これはあえて3列目シートを完全に取り払い、2列目を左右独立のキャプテンシートとした「4人乗り仕様」の超豪華モデルです。後席の間には冷蔵庫やオレフォス社製のクリスタルグラス、さらには格納式のピクニックテーブルまで備わっており、もはやSUVの形をした高級リムジンと言っても過言ではありません。中古市場でも滅多に出回らない希少車ですが、もし「後席に大切な人を乗せて移動する」という用途がメインであれば、これ以上の贅沢はありません。
しかし、現実的に多くの方がXC90に求めるのは、やはり「7人乗りの実用性」でしょう。ボルボの3列目シートは、左右に専用のドリンクホルダーや収納、さらには専用のエアコン吹き出し口まで用意されています。子供たちが3列目を自分たちの「秘密基地」のように楽しむ姿は、XC90オーナー共通の幸せな風景です。自分は「4座の極致」によるプライベート空間を求めるのか、それとも「7座の団らん」による家族との時間を重視するのか。この究極の比較を楽しみながら、理想の一台を絞り込んでみてください。どのような選択をしても、XC90という車が提供する「家族を守る」という本質的な価値に変わりはありませんから。
XC90はモデルライフが長く、年式ごとの差が非常に大きい車です。ネットのスペック情報だけで判断せず、気になる個体があれば必ず試乗して、その乗り味やシステムの操作感を比較してみてください。正確なグレード構成や最新の在庫状況については、信頼できるボルボの正規販売店(ボルボ・セレクト)に相談するのが、後悔しないための確実な一歩となりますよ。
最後に、新しい相棒とのカーライフを最高のものにするために、一つだけ重要なアドバイスです。
「欲しい車」を目の前にすると忘れがちですが、車は購入後の維持費も考慮しなければなりません。 だからこそ、購入時の「頭金(軍資金)」を少しでも多く作っておくことが、のちの家計のゆとりを生みます。
僕は以前、愛車を売却した際、複数社で査定を比較したことで「63万円」もの差がつきました。
「下取りで損をしたくない」という方は、契約のハンコを押す前に、僕が実際に体験したレポートを一度読んでみてください。
▼ 損をしないための実体験レポート
今、国産車にお乗りの方はこちら (https://volvo-life.jp/kaitori-experience/)
今、輸入車にお乗りの方はこちら (https://volvo-life.jp/volvo-sell/)
ライフスタイルに合うXC90のグレード比較まとめ
今回のXC90のグレード選びに関する要点を15項目に整理しました。あなたのクルマ選びの最終チェックリストとしてご活用ください。
- XC90はSPAプラットフォームによる伸びやかで知的なシルエットが最大の武器
- 2019年以降の中期型はグリル格子が内側に反った立体的な顔つきへと進化した
- 最新の2025年モデルではさらに刷新されたグリルと11.2インチの大型ディスプレイを採用
- 中古市場の初期型は270万円前後から狙えるという驚異的なコストパフォーマンスを誇る
- 予算500万円前後の中期型Inscriptionが現行に近い満足度と鮮度を得られるベストバイ
- B5グレードは最新スペックで最大トルク360Nmを発揮し軽快な走りが魅力
- B6グレードは電動スーパーチャージャーによるシルキーで余裕ある加速が特徴
- Recharge T8はエンジン317psとモーター145psを合わせたシステム合計462psの怪力
- Recharge最新モデルならEV走行だけで73km(WLTC)走れる高い環境性能を両立
- 内装のドリフトウッドやナッパレザーは触れるたびに本物の温もりを感じさせてくれる
- 至高の乗り心地を求めるなら、大径ホイールとエアサスペンションの組み合わせは必須
- Bowers & Wilkinsのオーディオは車内を一瞬で極上のリスニングルームへと変える
- Google搭載モデルはメーターパネル全面の地図表示と正確な音声操作が強力な味方
- 中古車は正規ディーラーの整備記録簿が完備された個体を選ぶのが故障回避の鉄則
- 7人乗り仕様は3列目まで安全・快適さが追求された家族のための究極のSUVである
※記事内で紹介した中古車価格や燃費などの数値は、あくまで2025年末時点の一般的な目安です。実際の車両価格や燃費は、年式、走行距離、メンテナンス状況、あるいは走行環境によって大きく異なります。最終的な購入判断の際は、必ずボルボ公式サイトや正規ディーラーにて最新かつ正確な諸元表をご確認ください。

いかがでしたでしょうか。XC90は知れば知るほど、その懐の深さに驚かされる素晴らしい車です。エンジン単体の317psにモーターの力が加わった時のあの力強さは、まさにフラッグシップの証。みなさんはどの年式の、どのグレードに試乗してみたくなりましたか?


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