こんにちは、Tです。
最近、街を走っていても、駐車場を見ても、本当にSUVが多いですよね。XC40、XC60、XC90。ボルボに限っても売れ筋はやっぱりSUVですし、国産車でもカローラクロス、ライズ、エクストレイル、ハリアー、RAV4あたりは本当によく見かけます。
ただ、私はどうしてもSUVに強く惹かれません。嫌いというほどではないです。便利なのもわかるし、見晴らしがいいのもわかるし、今の時代に売れる理由もかなり理解できます。でも「自分が心からかっこいいと思う車か」と聞かれると、やっぱり少し違うんですよね。
私が一番好きなのは、背の低いステーションワゴンです。前はスバルのレガシィツーリングワゴンに乗っていましたし、その後にボルボV90を選びました。特にV90のプロポーションは、今でも自分の中でかなり特別です。あの長くて低いサイドビュー、伸びやかなボディライン、ワイドアンドローな雰囲気。もう完全に好みです(笑)
この記事は、SUVの良し悪しを判定する記事ではありません。どちらかというと、「なぜ自分はSUVに惹かれないのか」を自分で整理するためのコラムです。同じように、SUV全盛の時代に少しだけ違和感を持っている人がいたら、「ああ、その感じわかる」と思ってもらえるかもしれません。
SUVに惹かれないのは、たぶんSUVが嫌いだからではない

まず最初に言っておきたいのは、私はSUVを否定したいわけではありません。むしろ、車としての完成度や実用性だけで見れば、SUVが選ばれるのはかなり自然だと思っています。
車高が高いから乗り降りしやすい。視点が高くて運転しやすい。荷物も積める。多少の段差や悪路でも気を使いにくい。家族で使うにも、アウトドアに行くにも、日常の買い物にも便利。これだけ揃っていたら、そりゃ売れますよね。
ただ、もう一つ正直に言うと、SUVが流行りすぎていることへの小さな反発心もあると思います。これは車そのものの問題というより、完全に私の性格の問題です。昔から「人と同じが嫌だ」というところがあって、みんなが当然のようにSUVを選ぶほど、少しだけそこから外れたくなる。クリティカルな理由ではないですが、SUVに惹かれない感覚の奥には、そういう面倒な自分もいる気がします(笑)
大学生の頃、私はJネットレンタカーで配車のアルバイトをしていたので、国産SUVにもいろいろ乗りました。カローラクロス、ライズ、エクストレイルなど、日常使いしやすいSUVはたくさんありました。今も親の現行エクストレイルを借りて長距離を走ることがありますが、車としては本当によくできています。
それでも、どこかで「腰が高いな」と感じてしまうんです。これは性能の不満というより、身体感覚に近いです。車の中で自分が少し上に乗っている感じ。背の低いワゴンやセダンのように、路面に近いところをスーッと滑っていく感覚とは違う。
| 項目 | SUVに感じること | ワゴンに感じること |
|---|---|---|
| 視点 | 高くて見晴らしがいい | 低くて路面に近い |
| 安心感 | 大きさと高さによる安心感 | 接地感と低さによる安心感 |
| 見た目 | 力強くて実用的 | 伸びやかで流麗 |
| 個人的な好み | 便利そうだな、で止まる | かっこいい、乗りたい、まで行く |
つまり私の場合、SUVに対する違和感は「嫌悪感」というより、「便利なのはわかる。でも自分の琴線には触れない」という感じなんだと思います。ここが自分でも少し面倒くさいところです(笑)
背の低い車が好きな理由は、高速道路でわかる気がする

V90に乗っていて一番幸せだった瞬間を思い出すと、高速道路を制限速度でゆったりクルージングしている時でした。Bowers & Wilkinsで好きな音楽を流して、車内は静かで、車体はどっしりしていて、風に煽られる感じも少ない。あの時間は本当に好きでした。
もちろんSUVでも高速道路は快適に走れます。最近のSUVは遮音性も高いですし、足回りもよくできています。XC60やXC90のようなプレミアムSUVなら、普通に長距離は快適だと思います。
でも、私の感覚では、背の低い車には独特の気持ちよさがあります。路面に近いところを走っている感覚。風の影響を受けにくそうな安心感。車体の重心が低く、横方向にふらつきにくいような感覚。専門的にどこまで正確な表現なのかはわかりませんが、少なくとも運転している本人の気持ちよさとしては、かなり違います。
レガシィツーリングワゴンに乗っていた時も、そこは好きでした。スバルらしいどっしりした直進安定性があって、ワゴンなのに運転が楽しい。V90に乗り換えた時は、それがさらに大人っぽく、静かで、重厚になった感じがありました。
背の低い車が好きな理由を言葉にすると、たぶん「速く走れるから」ではないんですよね。むしろ私は高速道路でも無茶な運転はしません。好きなのは、速さそのものではなく、速く走れそうな形をした車で、余裕を残して穏やかに走る感じなのだと思います。
- 車体が低く、路面との距離が近く感じる
- 風に対して踏ん張っているような安心感がある
- 長いホイールベースと低いルーフラインが高速巡航に似合う
- 無理に飛ばさなくても、車そのものが余裕を持っているように感じる
これは完全に主観です。でも、車選びって最終的には主観の塊ですよね。燃費、価格、維持費、リセール、積載性。そういう合理的な要素を全部並べても、最後に残るのは「自分がその車を好きかどうか」だと思っています。
見た目の決定打はフェンダーとタイヤの隙間かもしれない

いろいろ考えた結果、SUVに惹かれない一番の理由は、もしかすると見た目かもしれません。もっと具体的に言うと、フェンダーとタイヤの隙間です。
SUVは構造上、どうしてもタイヤとフェンダーの間に余裕があります。最低地上高を確保する必要があるし、悪路でサスペンションが動くことも想定している。だから隙間が大きいのは当然です。むしろSUVとしては正しい姿です。
でも、私の美的ポリシー的に、そこがどうしても気になるんですよね(笑)。タイヤの上に空間が大きくあると、どうしても腰高に見える。ボディが上に持ち上がって見える。車として強そうではあるけれど、流麗には見えにくい。
一方で、ステーションワゴンやセダンは、純正車高のままでボディとタイヤの収まりがきれいな車が多いです。私は改造して車高を下げる趣味はありません。だからこそ、純正の状態で「完成されたバランス」に見える車が好きなんだと思います。
V90はまさにそれでした。長いボディ、低いルーフ、伸びやかなサイドライン、そしてホイールとフェンダーの収まり。過度にスポーティではないのに、ちゃんと低く構えている。あのバランスが最高にかっこいいんです。
| デザイン要素 | 私がワゴンに惹かれる理由 |
|---|---|
| ルーフライン | 低く長く、横から見た時に伸びやか |
| ホイールアーチ | タイヤとの距離感が自然で、腰高に見えにくい |
| サイドビュー | フロントからリアまで流れる線がきれい |
| 全体の印象 | 実用車なのに、どこか品がある |
アウディA6アバント、BMW5シリーズツーリング、メルセデスEクラスワゴン。特に2017年から2022年くらいまでの欧州ワゴンは、どれも本当にかっこいいと思います。Mスポーツのように押し出しが強い仕様より、ラグジュアリー寄りの落ち着いたグレードの方が個人的には好きです。
たぶん私は、車に「背伸びした強さ」よりも「自然な低さと余裕」を求めているんだと思います。SUVの迫力より、ワゴンの低く長い美しさに惹かれる。ここはもう理屈ではなく、見た瞬間の好みですね。
ボルボのSUVもかっこいい。でもV90の低さは別格だった

ボルボの話に戻すと、売れ筋はやはりXC40やXC60です。これは当然だと思います。サイズ的にも使いやすいですし、今の生活に合う人が多い。特にXC60は、ボルボのSUVの中でリアビューが一番かっこいいと個人的には思っています。
XC90もフラッグシップらしい存在感があります。大きくて、上質で、堂々としている。家族で使うならXC90という選択はかなり魅力的です。ただ、リアデザインに関しては、私はXC60やV60に通じる、あの三角形の一本ないようなテールランプのデザインがけっこう好きです(笑)
一方で、EX系のデザインはまだ自分の中で完全には馴染んでいません。先進的なのはわかります。ボルボが次の時代に向かっていることも伝わります。でも、SPAプラットフォーム時代のV90、V60、XC60、XC90あたりの完成された雰囲気が好きすぎて、まだ「純粋にかっこいい」とまでは思い切れていないところがあります。
V90は、私にとって特別でした。あのフロントの重厚感、長いノーズ、サイドの一直線に流れるライン、マジックブルーメタリックの光の当たり方。今でも街中でV90を見かけると、反射的に目で追ってしまいます。
以前書いたV90とV60の比較記事でも触れましたが、V90にはV60では出しきれない伸びやかさがあります。もちろんV60のサイズ感は日本で使いやすいですし、実用面ではV60の方が合う人も多いと思います。でも、見た目だけで言えば、私はやっぱりV90です。
そして、ボルボのSUVがいくらよくできていても、私の中でV90の低さと長さは別枠です。XC60を見て「いい車だな」と思うことはあります。でもV90を見ると「うわ、やっぱりかっこいいな」と思う。この差は大きいです。
- XC40は街乗りしやすく、今のボルボで一番入りやすいモデル
- XC60はリアビューが美しく、ボルボSUVの中でも完成度が高い
- XC90はフラッグシップらしい存在感と余裕がある
- それでもV90の低く長いプロポーションは、自分の中で代替が効かない
SUVに惹かれないと言いながら、XC60やXC90の良さは普通に認めています。だからこそ、自分でも余計に不思議なんですよね。車としては良い。便利だし、かっこいい部分もある。でも、自分が本当に欲しい形ではない。車選びの難しさって、ここにあると思います。
まとめ:好きな車は理由より先に身体が知っている

ここまで考えてみても、結局「なぜ背の低い車が好きなのか」を完全に説明できた気はしていません(笑)。高速道路での接地感。風に煽られにくそうな安定感。フェンダーとタイヤの隙間。長く低いサイドビュー。どれも理由ではありますが、決定打かと言われると少し違う気もします。
たぶん、好きな車って理由より先に身体が知っているんですよね。理屈を並べる前に、見た瞬間に「これだ」と思ってしまう。V90を初めて見た時の自分がまさにそうでした。冷静に考えたら大きいし、維持費もかかるし、24歳で乗るにはかなり背伸びした車でした。でも、あの形に惹かれてしまった。
SUV全盛の時代に、SUVに惹かれない人はたぶん少数派です。でも、少数派だからこそ、自分の好みがはっきり見えることもあります。みんながSUVを選ぶ中で、「自分はやっぱり背の低いワゴンが好きだ」と思えるなら、それはそれでかなり幸せな車好きなのかもしれません。
便利さで選ぶならSUV。見晴らしで選ぶならSUV。家族の使いやすさで選ぶならSUV。そういう場面はたくさんあります。でも、自分の美的感覚だけで選んでいいなら、私は今でもV90のような低く長いステーションワゴンを選びたいです。
なんなんでしょうね。結局、背の低い車が好きな理由はよくわかりません。でも、V90を見ると今でも「やっぱりこれだよな」と思ってしまう。もうそれで十分なのかもしれません(笑)


コメント