こんにちは、Tです。
私はスバル・レガシィツーリングワゴンからボルボV90に乗り継いだ、根っからのクルマ好きです。V90は結婚を機に泣く泣く手放しましたが、ボルボへの愛は全く冷めておらず、「いつかV90を買い戻す」を合言葉にこのブログを書き続けています。
さて、本日は「XC60を検討しているんだけど、マツダのCX-60も気になっている、どっちがいいか」という悩みについて深掘りしていきたいと思います。実はV90を探していた当時、私も最新SUVとしてCX-60を一瞬見たことがありますが、「やっぱりボルボじゃないと」とすぐに気持ちが固まった経緯があります。でも、真剣に比較検討している方にとって、「どっちがいいか」は簡単に答えが出る話ではありません。XC60とCX-60をネットで比較すると、価格差、サイズ、燃費、維持費、乗り心地、内装、不具合、リセールバリューといったキーワードが次々と出てきます。それだけ多くの方が真剣に悩んでいるということです。
私はディーラーやモーターショーでXC60の運転席に座った経験はありますが、試乗はしていません。だからこそ、個人的な思い入れを脇に置いて、できるだけデータと多くの方の声をもとにフラットに比較します。ボルボ好きの目線で正直に書きますので、最後まで読んでいただけたら嬉しいです。
- XC60とCX-60の基本スペック・価格・サイズの違い
- 燃費・パワートレイン・PHEVグレードの性能差
- 乗り心地・安全性・維持費・不具合など実用面の比較
- リセールバリューと、どちらを選ぶべきかの判断基準まとめ


XC60とCX-60の違いを徹底比較

https://www.volvocars.com/jp/build/xc60/

まずは基本情報から整理します。XC60はスウェーデン・ボルボが誇るミドルサイズプレミアムSUVで、2017年に現行型が登場。CX-60は広島マツダが2022年に投入した、国産プレミアムSUVの新たな切り札です。発売時期も、ブランドの立ち位置も、設計思想もまるで違う2台ですが、プレミアムミドルSUV市場という同じリングに立っています。順番に見ていきましょう。
価格差とコストパフォーマンス
最初に多くの方が気にするのが価格です。両車の新車価格帯を並べると、その差は一目瞭然です。
| グレード区分 | XC60(2026年型) | CX-60(2025年型) |
|---|---|---|
| エントリーグレード | 789万円(Plus B5) | 327万円(XD Drive Edition 2WD) |
| 中間グレード | 879万円(Ultra B5 AWD) | 489万円(XD Premium Sports 4WD) |
| 上位グレード(PHEV等) | 1,049万円前後(T6 Recharge) | 570〜646万円(PHEV各グレード) |
XC60のエントリーが789万円に対し、CX-60のエントリーは327万円。単純な差額で約460万円あります。ただし「同じ装備感で比べるといくら差があるか」という見方をすると、話は少し変わります。
CX-60の上位グレード(XD-Hybrid・PHEV系)は500〜600万円台に集中しており、XC60のエントリーモデルに近い質感・装備を持つグレードと突き合わせると、コストパフォーマンスの面ではCX-60が明らかに優位です。一方、ブランド価値・リセールバリュー・内装の仕上げを含めたトータルで考えると、単純な「安さ」だけでは語れません。
- XC60:789万円〜(プレミアム輸入車の価格帯)
- CX-60:327万円〜646万円(国産プレミアムSUVの価格帯)
- 同等装備で比べるとコスパはCX-60が優位
- リセール・ブランドを含めたトータルコストで再評価が必要
サイズと室内空間の違い
「どっちが大きいの?」と聞かれると、意外にも答えはあいまいです。数字で確認してみましょう。
| 項目 | XC60 | CX-60 |
|---|---|---|
| 全長 | 4,710mm | 4,740mm |
| 全幅 | 1,915mm | 1,890mm |
| 全高 | 1,660mm | 1,685mm |
| ホイールベース | 2,865mm | 2,870mm |
| 車両重量 | 1,770〜2,180kg | 1,680〜2,100kg |
| ラゲッジ容量 | 505L(最大1,432L) | 570L(+サブトランク93L) |
| 駆動方式 | FF/AWD | FR/AWD |
全長と全高はCX-60がわずかに大きく、全幅はXC60のほうが25mm広い。ホイールベースはほぼ同等で、室内の広さ感覚はさほど変わりません。ただしラゲッジ容量はCX-60が優位で、メイン570Lにフロア下93Lのサブトランクを加えると663L相当。XC60の505Lを上回ります。荷物が多いファミリーにはこの差が実感として効いてきます。
XC60は後席を倒すことで最大1,432Lまで拡張できます。フルフラットに近い形で荷室を使いたい場面ではXC60のほうが柔軟性が高く、使い方次第で逆転するケースもあります。
燃費とディーゼルの実力

この比較で多くの方が驚くのが、CX-60ディーゼルの燃費の良さです。パワートレインごとに並べると差がよく分かります。
| パワートレイン | 車種 | WLTC燃費 |
|---|---|---|
| 2.0Lガソリンターボ+48V MHEV(B5) | XC60 | 13.3km/L(FF)/12.8km/L(AWD) |
| 2.0Lガソリン+電気(T6 Recharge PHEV) | XC60 | 約2.1L/100km(EV走行約40km) |
| 3.3Lディーゼル(XD) | CX-60 | 19.6〜21.1km/L(2WD) |
| 2.5Lハイブリッド(XD-Hybrid) | CX-60 | 21.1〜21.4km/L |
| 2.5L PHEV | CX-60 | 14.6km/L(EV走行約74km) |
純粋な燃費で見るとCX-60が圧倒的です。ディーゼルモデルはWLTC20km/L超えを実現しており、長距離ドライブの経済性は格段に高い。XC60のB5ガソリンが13km/L台なのと比べると、毎月の燃料費に大きな差が出ます。年間1万km走行で試算すると、燃料費だけで年5〜6万円程度の差が生まれることもあります。
一方でXC60は、PHEV(T6 Recharge)を選べば日常の短距離通勤はEV走行(約40km)で燃料費ゼロも現実的です。使い方次第では経済性が逆転するケースもあります。また、CX-60のディーゼルは高速巡航時の静粛性でやや劣る場面もあり、乗り心地とのトレードオフを意識しておく必要があります。
デザインと内装の質感

ここは私の主観が色濃く出る部分です。ディーラーやモーターショーで両車の運転席に実際に座った経験をもとに、率直に書きます。
XC60の内装は北欧らしい静かな上質感が際立ちます。V90譲りの落ち着いたウッドパネル、クリスタルシフトノブ、柔らかいレザーシート。座った瞬間に「いい空間にいるな」と感じさせてくれる雰囲気はボルボならではです。2025年マイナーチェンジでセンターディスプレイが11.2インチに大型化され、Google標準搭載のインフォテインメントはGoogleマップやアシスタントがシームレスに使えて操作性も快適です。
CX-60の内装は「プレミアムモダン」を掲げたマツダ渾身の作りで、和紙調ファブリックや本革シートなど上質な素材を惜しみなく投入しています。国産車の枠を超えた内装の完成度という評価も多く、上位グレードに乗ると驚く人も少なくありません。インフォテインメントのスマートフォン連携の自由度という点ではGoogleOS標準のXC60に分がありますが、CX-60も最新世代で使い勝手は大きく向上しています。

XC60のデザインと内装については、当ブログの元V90オーナーが語るXC60のデザイン魅力と注意点もあわせて参考にしてみてください。

安全性能と運転支援の差
どちらも「安全な車」と言えるレベルにありますが、アプローチの違いが面白いポイントです。
XC60はIntelliSafeを核とした安全設計で、シティセーフティ(自動緊急ブレーキ)、ロードエッジプロテクション、ランオフロードプロテクション、パイロットアシスト(半自動運転機能)などが標準装備されています。「安全はオプションではない」というボルボの哲学が、そのまま形になっています。
CX-60はCo-Pilot Concept(DCAS)というドライバー異常時対応システムを搭載しており、居眠りや体調不良を検知すると自動停車する機能はXC60には搭載されていない独自機能です。Euro NCAP 5星(2022年)、JNCAP ファイブスター賞(2023年)を受賞しており、安全性の客観的評価は非常に高い水準にあります。
- XC60:IntelliSafe搭載、パイロットアシスト(半自動運転)が標準装備
- CX-60:Co-Pilot(DCAS)搭載、ドライバー異常検知・自動停車機能あり
- Euro NCAP:両車とも最高評価クラスを取得
- JNCAP:CX-60がファイブスター賞受賞(2023年)
XC60かCX-60か選ぶための比較ポイント


ここからは、実際の購入判断に直結する項目を掘り下げます。価格やスペックだけでは分からない「買ってからどうか」という部分が大切です。乗り心地・維持費・CX-60の不具合問題・リセールバリュー・PHEVの得失について、一つずつ整理していきます。
走行性能と乗り心地の違い
走りのキャラクターがまったく異なる点が、この2台を比較する上で最も重要な違いかもしれません。
CX-60はFR(後輪駆動)ベースのAWDを採用しており、スポーティで引き締まった走行感が特徴です。直6ディーゼルエンジンのトルク感と鋭いレスポンスは、ドライバーズカーとしての完成度を高めています。一方で、初期型で話題になったシフトショックやゴツゴツとした乗り心地が長距離移動で疲れを生む、という声がありました。2024〜2025年の商品改良でかなり改善されていますが、根本的なキャラクターはスポーツ寄りです。
XC60はFF/AWDベースで、SPAプラットフォームが生む柔らかでしなやかな乗り心地が特徴です。「長時間乗っても疲れにくい」という声はオーナーに共通して聞かれ、特に高速道路の長距離移動でその差が出ます。オプションの四輪エアサスペンションを選択すればさらに快適性が増します。V90に乗っていた私の感覚からも、ボルボの乗り心地の作り方には一貫した哲学があると感じています。
「走りを楽しみたい」ならCX-60、「快適に移動したい」ならXC60、という図式は多くのユーザーの評価に共通しています。どちらが正解ではなく、自分が何を優先するかで変わります。試乗して実際の感覚を確かめることを強くお勧めします。
維持費と自動車税の差
地味に見えますが、長く乗るなら避けて通れない重要テーマです。特に自動車税の差は年間2万円以上あり、5年で10万円超になります。
| 費用項目 | XC60 | CX-60 |
|---|---|---|
| 自動車税(年間) | 約36,000円(排気量1,968cc) | 約57,000円(排気量3,283cc相当) |
| 燃料費(年1万km目安) | 約120,000〜125,000円(B5ガソリン) | 約60,000〜73,000円(ディーゼル) |
| 車検費用(2年) | 約73,000円〜(ディーラーは150,000〜250,000円) | 約60,000〜100,000円(マツダパック含む) |
自動車税はXC60が年約36,000円、CX-60が約57,000円と年間21,000円の差があります。5年乗れば累計10万円以上の差。これはCX-60にとって不利な点のひとつです。
ただし燃料費ではCX-60ディーゼルが逆転します。同じ年間1万kmで試算すると、CX-60ディーゼルはXC60ガソリンより年間約5〜6万円安く走れます。自動車税の差と燃料費の差をトータルで見ると、維持費全体では大差ない、あるいはCX-60がわずかに有利なケースもあります。
XC60の維持費の詳細については、当ブログのXC60年間維持費の全内訳を元オーナーが解説もあわせてご確認ください。

XC60はディーラー車検の場合、整備内容によっては150,000〜250,000円程度かかるケースがあります。認定外の整備工場を利用すると費用を抑えられる場合もあります。正確な費用は担当ディーラーまたは公式サイトにてご確認ください。
CX-60の不具合は解消されたか

CX-60を検討する方が必ず気にするのが、発売当初から話題になった初期不具合の問題です。購入して後悔したくない方ほど、ここをしっかり確認しておきたいはずです。
2022年の発売直後から、ATシフトショック(発進・変速時のギクシャク感)、アイドリングストップ復帰時のショック、乗り心地の硬さなどが多くのオーナーから報告されました。「欠陥ではないか」という声が上がるほどで、購入を踏みとどまる要因になっていた時期もあります。
これに対しマツダは、2024年〜2025年にかけて2回の商品改良を実施。ATプログラムの更新、サスペンションセッティングの見直し、乗り心地の改善が行われました。現在販売されている2025年モデルは、初期型と比べると大幅に改善されており、「別の車のようだ」という評価もあります。
ただし、「完全に解消された」とは言い切れないという声も残っています。特に中古車市場には改良前の車両も混在しているため、中古でCX-60を探す場合は年式と改良履歴の確認が欠かせません。
2024年2月以降に製造・販売された車両には改良が施されています。中古車購入の際は年式と改良内容をディーラーまたは販売店に必ず確認してください。最終的な判断は専門家にご相談ください。
リセールバリューと後悔しない選び方
「買うときより、売るときを考えろ」という言葉がありますが、この2台のリセールバリューには無視できない差があります。私自身、V90を売るときにリセールの大切さを痛感しましたので、ここは特に丁寧に整理します。
| 経過年数 | XC60(残価率目安) | CX-60(残価率目安) |
|---|---|---|
| 1年後 | 約85〜90% | 約70〜80% |
| 3年後 | 約73% | 約52%(上位グレードは高め) |
| 5年後 | 約56% | 約40〜45% |
XC60の3年後残価率は約73%と、輸入プレミアムSUVの中では安定した水準です。一方CX-60は、初期不具合のイメージが市場に残っており、3年後の残価率は約52%前後とやや低下傾向です。上位グレードのXD-HybridやPHEVは比較的残価率が高めですが、エントリーディーゼルグレードの下落は早い傾向があります。
新車価格が高いXC60でも、リセールを加味した実質負担額はCX-60と意外と近くなるケースもあります。5〜7年以上の長期保有なら日々の使い勝手を重視すべきですが、3〜5年での乗り換えを想定しているなら、リセールバリューの差は無視できません。
- 3〜5年での乗り換え予定 → リセール重視ならXC60が有利
- 5年以上の長期保有予定 → トータルコストで判断、CX-60のコスパが光る
- CX-60の中古を検討する場合 → 2024年2月以降の改良済み車両を選ぶ
- XC60の中古を選ぶ場合 → 認定中古車(ボルボ・セレクト)が安心
PHEVグレードはどちらがお得か
近年注目が高まっているPHEVについても比較します。XC60はT6 Recharge、CX-60はPHEV 2.5Lがそれぞれの頂点に位置します。
| 比較項目 | XC60 T6 Recharge | CX-60 PHEV 2.5L |
|---|---|---|
| 新車価格 | 約1,049万円〜 | 570〜646万円 |
| システム最高出力 | 350ps超(ガソリン+電気) | 327ps(2.5L+電気) |
| EV走行距離(WLTC) | 約40km | 約74km |
| ハイブリッド燃費 | 約2.1L/100km | 14.6km/L |
| 充電方式 | 普通充電(AC)対応 | 普通充電(AC)対応 |
EV走行距離はCX-60 PHEVが約74kmと大きく上回り、XC60 T6 Rechargeの約40kmの約2倍近い数字です。日常の通勤・買い物がEV走行で完結できる範囲が広く、電気代だけで日常使いをまかなえる可能性がCX-60 PHEVのほうが高い。
価格差は約400〜450万円あり、コスパの面でもCX-60 PHEVに分があります。ただしXC60 T6 Rechargeは、ボルボならではのブランド体験、静粛性の高さ、Googleインフォテインメントの快適さが独自の強みです。どちらも「環境性能と走りを両立した大人のSUV」という意味では完成度が高く、最終的にはブランドへの共感と生活スタイルで選ぶことになるでしょう。
ボルボPHEVの実燃費については、当ブログのボルボPHEVの実燃費を元オーナーが検証した記録もあわせて参考にしてください。

PHEVは自宅に充電設備がない場合、重いバッテリーを積んだガソリン車と変わらない燃費になってしまいます。購入前に自宅での充電環境を確認しておくことが重要です。
XC60とCX-60どっちがいいか比較まとめ
ここまで比較してきた内容を整理します。どちらが「正解」かではなく、自分の優先順位に合った1台を選ぶための参考にしてください。
- 北欧デザインとボルボのブランド価値を重視する
- 長距離移動の快適性・静粛性を最優先にしたい
- 自動車税を抑えたい(年約36,000円)
- Google標準インフォテインメントを日常的に使いたい
- 3〜5年での乗り換えを想定していてリセールを重視する
- 予算600万円以内でプレミアムSUVに乗りたい
- 燃費を重視してディーゼルの経済性を活かしたい
- FRベースのスポーティな走りを日常で楽しみたい
- 広い荷室(570L)が必要なファミリー層
- 国産車の整備ネットワークとサポートを重視する
XC60とCX-60の比較をするほどに、どちらも「これだ」と言える強みがある一方で、はっきり異なるキャラクターを持っていることが分かります。価格帯が違うにもかかわらず比較されるのは、どちらも「上質な大人のSUVを求める人」の心に刺さるからでしょう。
ボルボびいきの私がフラットに見ても、CX-60の進化には正直驚かされます。特に2025年改良後の完成度は高く、コスパを重視する方には強力な選択肢です。一方、XC60が持つ静粛性・乗り心地・北欧ブランドとしての安心感は、一度体感すると忘れがたいものがあります。V90に乗っていた私が言うのだから、これは本音です。
最後は実際に試乗して、自分の感覚で確かめることをお勧めします。正確なスペック・価格・グレード情報は各ブランドの公式サイトにてご確認ください。最終的な購入判断については、ディーラー担当者など専門家にご相談ください。
愛車を高く売って、最高のカーライフを!
XC60も、CX-60も、どちらも魅力的なのは間違いありません。でも、どちらを検討するにしても、一番の鍵になるのは「今乗っている車をいかに高く売って、軍資金を確保するか」ですよね。
私自身の経験から言える結論は、「ディーラーの下取りだけで決めてしまうと、数十万円単位で損をする可能性がある」ということです。少しの手間で、次のボルボのオプションを一つ増やせるかもしれません。
今乗っている車に合わせて、私が実際に活用して「これなら安心」と確信した売却方法を記事にまとめています。愛車を手放す前に、ぜひチェックしてみてくださいね。


「あの時、あっちで査定しておけばよかった……」という後悔だけはしてほしくないので、まずは私の失敗と成功の記録を参考にしていただければ嬉しいです!


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