ボルボXC40、街中で見かけることも多くなりましたね。
コンパクトなボディにお洒落なデザイン。気になっている方も多いのではないでしょうか。
ただ、大切な家族を乗せる車だからこそ、見た目以上に気になるのが「安全性」ですよね。
僕自身、以前はV90という少し大きなボルボに乗っていましたが、その時も一番の決め手は「守られている感覚」でした。
カタログや公式サイトには難しい言葉がたくさん並んでいて、結局どこがどう安全なのか、少し分かりにくい部分もあるかもしれません。
「ボルボは安全」というイメージはあっても、具体的に何が凄いのか、ライバル車と比べてどうなのか。
ここでは、元オーナーとしての視点も交えながら、XC40の安全性について、メリットもデメリットも包み隠さずお話しできればと思います。
後悔しない車選びの参考になれば嬉しいです。
- XC40に標準装備されている安全機能の具体的な中身
- 自動ブレーキや運転支援機能の実力と限界
- ライバル車と比較した際のコストパフォーマンスの違い
- 公的機関による客観的な安全性評価と事故データ

ボルボXC40の安全性とインテリセーフの凄さ

- 頼れるXC40のインテリセーフは標準装備
- XC40の自動ブレーキ性能はどこまで優秀?
- うっかりを防ぐXC40の誤発進抑制機能
- 疲れ知らず?XC40のパイロットアシスト評価
- XC40の視界や死角は360度カメラでカバー
頼れるXC40のインテリセーフは標準装備
ボルボの車作りで僕が一番共感しているのは、「重要な安全装備についてはグレード間の差をできる限り設けない」という姿勢です。
XC40においても、それは例外ではありません。
ボルボの先進安全・運転支援機能の総称を「インテリセーフ」と呼びますが、これがXC40では基本的に全グレードで標準装備されています。
これは本当に素晴らしいことだと思います。
例えば、ドイツの御三家(メルセデス、BMW、アウディ)の同クラスの車を検討したことがある方はご存知かもしれませんが、あちらは安全装備の一部が「オプション扱い」になっていることが少なくありません。
「セーフティパッケージ」として十数万円の追加費用がかかることもありますし、下のグレードだとそもそも付けられない、なんてこともあります。
その点、ボルボは一番ベーシックなグレードを選んでも、最上級グレードと同等の安全性能が手に入ります。
「予算の関係で安全を諦める」という選択をしなくて済むのは、メーカーとしての良心を感じますね。
ただ、機能が多すぎて最初は戸惑うかもしれません。納車時にしっかりと説明を受けることをおすすめします。
XC40の自動ブレーキ性能はどこまで優秀?

「City Safety(シティ・セーフティ)」と呼ばれるボルボの衝突回避・被害軽減ブレーキシステムですが、これは非常に優秀だと感じます。
僕がV90に乗っていた頃も、ヒヤッとした場面で警告音が鳴り、助けられたことがありました。
XC40に搭載されているシステムは、他の車両だけでなく、歩行者やサイクリスト、さらには大型動物まで検知します。
特に日本で運転していると、夕暮れ時に自転車が急に飛び出してくることもありますから、サイクリスト検知機能は心強いですね。
また、右折時に対向車を検知してブレーキをかける「インターセクション・サポート」も搭載されています。
交差点での事故は重大な結果になりやすいので、この機能があるだけで安心感が違います。
もちろん、デメリットというか注意点もあります。
あくまで機械ですので、悪天候や逆光、センサーの汚れなどによって検知能力が落ちることはあります。
「絶対にぶつからない」わけではありません。
過信は禁物ですが、人間のうっかりミスをカバーしてくれる「頼れる相棒」であることは間違いありません。
うっかりを防ぐXC40の誤発進抑制機能
アクセルとブレーキの踏み間違いによる事故、ニュースでよく見かけますよね。
自分は大丈夫だと思っていても、疲れている時や焦っている時は誰にでも起こりうるミスだと思います。
XC40には、この踏み間違い事故を防ぐ機能もしっかり備わっています。
駐車スペースから出る時など、低速で走行している際に障害物を検知すると、自動でブレーキがかかる仕組みです。
また、後退時に横から近づいてくる車を検知して警告・ブレーキを行う「クロス・トラフィック・アラート」も便利ですね。
個人的に良いなと思うのは、警告音が派手すぎないところです。
ボルボの警告音は、ドライバーを驚かせすぎず、かつ危険をしっかり知らせてくれる絶妙なトーンだと感じます。
スーパーの駐車場などで、バックで出るのが苦手な方にとっては、かなり心強い機能になるはずです。
ただし、草むらや雪山などに過剰に反応してしまい、動けなくなるケースも稀にあるようです。
設定でオフにすることもできますが、基本的にはオンのままにしておくのが安全ですね。
疲れ知らず?XC40のパイロットアシスト評価
僕がV90を手放して一番恋しく思う機能が、この「パイロット・アシスト(全車速追従機能付ACC)」かもしれません。
高速道路などで、前の車についていきながら、車線の中央を走るようにハンドル操作を支援してくれる機能です。
XC40のパイロット・アシストも非常に自然な制御をしてくれます。
加減速が滑らかで、急ブレーキや急発進といった「機械っぽさ」が少ないのが特徴です。
長距離ドライブや、渋滞時の疲労軽減効果は絶大です。
僕たち夫婦も、これで随分と遠出が楽になりました。
注意点としては、これはあくまで「運転支援」であって「自動運転」ではないということです。
ハンドルから手を離すと数秒で警告が出ますし、カーブがきついと車線を逸脱しそうになることもあります。
また、雨の日や車線が見えにくい道路では機能しないこともあります。
「運転を代わってくれる」のではなく、「一緒に運転してくれる」感覚で使うのが丁度よい距離感だと思います。
XC40の視界や死角は360度カメラでカバー

XC40のデザインは個性的で格好良いのですが、実はCピラー(後部ドアの後ろの柱)が太く、斜め後ろの視界があまり良くありません。
デザイン重視の弊害とも言えますね。
実際に試乗してみると、「あれ、後ろが見にくいな」と感じる方もいるかもしれません。
そこで重要になるのが「360度ビューカメラ」です。
車を真上から見下ろしたような映像をセンターディスプレイに表示してくれるので、駐車枠に入れるのが本当に楽になります。
画質も非常に鮮明で、夜間でも見やすいのがボルボの特徴です。
少なくとも日本向けの現行モデルでは、360度ビューカメラは全車標準装備されていますが、年式や輸入形態によっては装着されていない個体もあり得ます。
中古車を検討されている場合は、実車もしくは装備表で360度カメラの有無を必ずチェックしてください。
XC40の死角を補うためには、必須級の装備だと僕は思います。
ボルボXC40の安全性評価と事故ゼロへの想い

- 守り抜くXC40のボディ剛性と衝突安全性
- 世界も認めるXC40の安全性評価とNCAP
- XC40の後部座席安全性とチャイルドシートISOFIX
- 迷ったら?XC40とライバル車の安全装備比較
- 目指すは死亡事故ゼロ!XC40の事故データ
- 家族を守るならボルボXC40の安全性がおすすめ
守り抜くXC40のボディ剛性と衝突安全性

ドアを閉めた時の「ドスン」という重厚な音。
これを聞くだけで、「ああ、頑丈な車に乗っているな」という安心感に包まれます。
V90もそうでしたが、XC40もコンパクトながら非常に剛性感の高いボディを持っています。
XC40には「ボロン(高張力)スチール」という非常に硬い鉄が、乗員を囲むケージ(鳥かご)のようにふんだんに使われています。
万が一の衝突時にも、キャビン(人が乗る空間)だけは絶対に変形させない、というボルボの執念のようなものを感じますね。
国産のコンパクトSUVから乗り換えると、ドアの重さや厚みに最初は驚くかもしれません。
燃費重視で軽量化が進む現代の車において、あえて重く頑丈に作る。
時代に逆行しているようにも見えますが、これこそがボルボが「命の車」と呼ばれる所以だと思います。
守られている安心感は、他では代えがたい価値です。

世界も認めるXC40の安全性評価とNCAP

客観的なデータも見てみましょう。
欧州の「ユーロNCAP」やオーストラリア・ニュージーランドの「ANCAP」でも、XC40は最高評価の5つ星を獲得しています。
大人・子ども・歩行者の保護性能と、安全支援システムのバランスが高く評価されているモデルです。
「ボルボだから安全だろう」というイメージだけでなく、こうして第三者機関によって数値で証明されているのは安心材料になりますよね。
テスト結果の動画などがYouTubeでも公開されていますが、どんな角度からぶつかってもキャビンが潰れていない様子を見ると、改めて技術力の高さを実感します。
XC40の後部座席安全性とチャイルドシートISOFIX

ファミリーユースでXC40を検討されている方にとって、後部座席の安全性は最重要事項ではないでしょうか。
僕も「いつか買い戻す」時は、家族が増えていることを想定しているので、ここは外せません。
ボルボは昔から「全ての席が等しく安全であるべき」という考えを持っています。
後部座席にもしっかりとしたヘッドレストがあり、側面衝突から頭部を守るカーテンエアバッグも前後席をカバーする形で標準装備されています。
さらに前席には、追突された時のむち打ちを軽減する『WHIPS(ウィップス)』という機構付きシートが採用されており、前席乗員の頸部へのダメージを抑えてくれます。
チャイルドシートの固定金具であるISOFIX(アイソフィックス)も、もちろん左右の席に装備されています。
ボルボのISOFIX取り付け口は、カバーが使いやすく設計されていて、チャイルドシートの脱着が比較的スムーズに行えるのも地味ですが嬉しいポイントです。
純正のチャイルドシートも用意されていますが、市販のものでもISOFIX対応なら問題なく装着できます。
後席の広さもこのクラスにしては十分確保されているので、子育て世代にも優しい車だと感じます。
迷ったら?XC40とライバル車の安全装備比較
車選びでよく比較されるのが、BMWのX1やアウディのQ3、メルセデスのGLAあたりでしょうか。
どれも魅力的な車ですが、安全装備の「標準化」という点では、やはりXC40が一歩リードしていると感じます。
先ほども少し触れましたが、ライバル車では、
「レーンキープアシストを付けるにはパッケージオプションが必要」
「360度カメラは上級グレードのみ」
といったケースが結構あります。
車両本体価格だけを見るとライバル車の方が安く見えることもあるのですが、安全装備をXC40と同等に揃えようとしてオプションを追加していくと、結果的にXC40の方が割安になることも珍しくありません。
「安全はお金で買うオプションではない」というボルボの哲学が、コストパフォーマンスの面でも現れています。
デザインや走りの好みはあると思いますが、コストと安全性のバランスで見るなら、XC40は非常に賢い選択肢だと言えます。
目指すは死亡事故ゼロ!XC40の事故データ
ボルボは「2020年までに、新しいボルボ車での死亡者や重傷者をゼロにする」という「Vision 2020」を掲げていました。
これは単なるスローガンではなく、本気で取り組んできた目標です。
実際、イギリスの調査機関のデータでは、ボルボXC90(XC40の兄貴分ですね)における死亡事故ゼロという驚異的な記録も報告されたことがあります。
XC40についても、世界中で多くの事故データが収集・分析され、次の車づくりに活かされています。
もちろん、物理的に「絶対に死なない車」を作るのは不可能です。
どんなに頑丈な車でも、物理法則を超えるような無謀な運転をすれば事故は起きます。
しかし、メーカーが本気で「人の命を守る」ことを最優先に設計しているかどうか。
その姿勢の違いは、万が一の瞬間に大きな差となって現れるのではないでしょうか。
家族を守るならボルボXC40の安全性がおすすめ
ここまでXC40の安全性について見てきましたが、いかがでしたでしょうか。
デザインの良さに惹かれて興味を持った方も、その中身が「鉄壁の守り」で固められていることを知っていただけたなら嬉しいです。
僕がV90を手放して改めて思うのは、ボルボという車が持つ独特の「安心感」です。
それは単に機能が多いとか、鉄板が厚いとか、そういうことだけではない気がします。
「人の命を何よりも大切にする」という思想が、車の隅々にまで息づいている。
だからこそ、大切な人を乗せて走る時に、心穏やかに運転できるのだと思います。
もし、あなたが家族の安全を第一に考えて車を選んでいるのなら、XC40は間違いなく候補の筆頭に入れるべき一台です。
ぜひ一度、ディーラーでそのドアの重みや、シートの座り心地、そして視界の良さを体感してみてください。
きっと、「これなら任せられる」と感じるはずです。
それでは、最後に今回のポイントをまとめておきます。
- XC40はほぼ全グレードで高度な安全機能「インテリセーフ」が標準装備
- オプション費用なしで最高ランクの安全性が手に入る
- 自動ブレーキは歩行者、自転車、大型動物まで検知可能
- 右折時の対向車検知機能もあり、交差点での事故リスクを低減
- 誤発進抑制機能で、駐車場のうっかりミスもサポート
- パイロットアシスト(ACC)の制御が自然で、長距離運転が楽
- 運転支援機能はあくまでサポート役であり、過信は禁物
- デザイン上、斜め後ろの視界が悪いが360度カメラでカバー可能
- 日本向け現行モデルは360度カメラ標準だが、中古車は要確認
- 高剛性スチールを多用したボディは非常に頑丈
- ユーロNCAPやANCAPで最高評価の5つ星を獲得している
- 後部座席もカーテンエアバッグなどでしっかり守られている
- 前席にはむち打ち軽減のWHIPSを採用
- ライバル車と比べて、安全装備を含めたコスパが高い
- ボルボの「死亡重傷事故ゼロ」への思想が設計に反映されている


コメント