こんにちは。VOLVO LIFE JOURNALのTです。
突然ですが、ボルボとマツダってなんとなく似てる気がしませんか・・・?
特にマツダがCX-60などのラージ商品群を投入してからは、輸入プレミアムブランドであるボルボと比較される機会がさらに多くなったように感じます。(車名も似てますし)
この記事では、なぜこの2つのブランドがこれほどまでに似てると言われるのか、その裏にある共通の哲学や歴史的な背景、そして実際に購入する際に知っておくべき決定的な違いについて、元オーナーの視点から正直に、かつ詳細に解説していきます。cx-60とxc60の比較や、マツダが外車に似てると評される理由、気になる維持費の実態まで、皆さんの車選びをサポートする情報を網羅しましたので、ぜひ最後までお付き合いください。
- 北欧の機能美と日本の引き算の美学が共鳴するデザインの本質
- フォード傘下時代に共有されたプラットフォームと人間中心の設計DNA
- CX-60やXC60といった主要モデルのスペックとプロポーションの徹底比較
- 安全性やインフォテインメントの安定性、所有して初めてわかる維持費のリアル
ボルボとマツダが似てるといわれる理由を徹底解明

まずは、両社のデザインがなぜこれほどまでに多くの人を惹きつけ、そして「似てる」という印象を与えるのか、その深層心理と構造的な要因から紐解いていきましょう。
魂動デザインとスカンジナビアン・プレミアムの親和性
マツダが追求する「魂動(こどう)-Soul of Motion」と、ボルボが長年培ってきた「スカンジナビアン・デザイン」。これらは一見すると異なる文化圏の言葉ですが、実物を見ると驚くほど近い空気感を纏っています。その最大の共通点は、「無駄な要素を削ぎ落とし、本質を際立たせるミニマリズム」への徹底したこだわりです。
光の移ろいで生命感を表現するマツダ
マツダの現代的なデザインテーマである「引き算の美学」は、プレスライン(車体の折り目)を極限まで減らし、ボディの面の湾曲だけで周囲の景色や光の反射をコントロールすることを目指しています。これにより、車が止まっていてもまるで生きているかのような「生命感」を感じさせるのがマツダの凄みですね。特にマツダ独自の塗装技術「匠塗(TAKUMINURI)」によるソウルレッドやロジウムホワイトといったカラーは、この面の造形をよりドラマチックに引き立てています。
機能から生まれる静謐な美しさを守るボルボ
対するボルボは、北欧の厳しい自然環境から生まれた「機能美」を最優先しています。無駄な飾りを排し、使いやすさや安全性を追求した結果として生まれる形こそが美しいという考え方です。ボルボのデザインには、シャープなラインと柔らかな面が共存しており、それが独自の「知的な落ち着き」や「静謐な佇まい」を生み出しています。トールハンマーを模したLEDヘッドライトなどは象徴的ですが、全体としては決して威圧的ではなく、街に馴染む優しさを持っています。
両ブランドに共通するのは、ドイツ車のような「強さや権威の象徴」としてのラグジュアリーではなく、「知的な豊かさ」や「センスの良さ」を感じさせるプレミアム感です。この方向性の一致が、感度の高いユーザーに「似てる」と感じさせる最大の要因ではないかなと思います。
このように、マツダが「動」の美しさを、ボルボが「静」の美しさを追求しながらも、その手法として「余計なものを足さない」というミニマリズムを選んでいる点が、両者の親和性を高めているのです。どちらの車も、ガレージに置いた時に眺めているだけで満足できる、そんな工芸品のような魅力がありますね。
フォード傘下の歴史が育んだプラットフォームの共通点
実は、ボルボとマツダが似てると言われるのには、単なる偶然ではない歴史的な必然性も存在します。1990年代後半から2000年代にかけて、両社はアメリカのフォード・モーター・カンパニーの傘下にありました。この時期、コスト削減と開発効率の向上のために、プラットフォームやエンジンの共有が積極的に行われていたのです。
共有された「C1プラットフォーム」と「EUCDプラットフォーム」
最も有名な例は、ミドルクラス車向けの「C1プラットフォーム」です。これはマツダが主導して開発したとも言われていますが、先代のボルボV40やマツダ・アクセラ(現在のMAZDA3)のベースとなっていました。また、より大型の「EUCDプラットフォーム」も、ボルボのV70やS80、そしてマツダのCX-9(海外専売車)などで共有されていました。
| プラットフォーム名 | 採用されていたボルボ車 | 採用されていたマツダ車 |
|---|---|---|
| C1プラットフォーム | V40, S40, V50, C30, C70 | アクセラ(MAZDA3), プレマシー |
| EUCDプラットフォーム | V70, XC70, S80, XC60(初代) | CX-9 (初代) |
人間中心の設計思想(エルゴノミクス)への影響
プラットフォームを共有するということは、サスペンションの取り付け位置やペダルレイアウト、ダッシュボードの奥行きといった「車の骨格」が近くなることを意味します。この時期に両社が「人間を中心に考える」というエルゴノミクスの重要性を共有したことは、現代の車作りにも色濃く残っています。例えば、不自然な姿勢にならないドライビングポジションの確保や、スイッチ類の配置の考え方など、ブランドが変わってもどこか「しっくりくる」操作感には、この時代のDNAが影響しているのかもしれません。
現在では両社ともフォードから離れ、独自のプラットフォーム(ボルボはSPA/CMA、マツダはラージアーキテクチャーなど)に移行していますが、かつての蜜月時代に培った技術的な交流が、今の「似て非なる」絶妙な距離感を作り出しているのは間違いないでしょう。
外観デザインが似てるボルボXC60とマツダCX-60


今の自動車市場において、最も「激似」と騒がれるのが、ボルボのXC60とマツダのCX-60の組み合わせです。名前が激似なのは言うまでもなく、どちらも都会派プレミアムSUVとして圧倒的な人気を誇りますが、そのシルエットや細部の造形には、確かに共通する記号が多く見られます。
プロポーションの接近:ロングノーズとショートオーバーハング
マツダがCX-60で採用した新開発のFR(後輪駆動)プラットフォームは、エンジンを縦置きに配置するため、フロントホイールからフロントドアまでの距離(プレミアムレングス)が長くなり、伝統的な高級車のプロポーションを手に入れました。ボルボはFF(前輪駆動)ベースのプラットフォームですが、デザインの工夫によってフロントオーバーハングを短く見せ、FR車のような伸びやかなサイドシルエットを実現しています。結果として、両車ともにロングノーズな美しいプロポーションを持つに至り、これが「似てる」という印象を決定づけています。
フロントフェイスの構成要素
グリルとヘッドライトの繋がり方も似ています。ボルボの「トールハンマー」LEDヘッドライトがグリルに食い込むような配置に対し、CX-60もまた、シグネチャーウィングと呼ばれるメッキパーツがヘッドライトにまで伸びており、視覚的なワイド感を強調しています。どちらも細型のLEDを採用することで、精悍で知的な表情を作り出していますね。
細かなスペックを比較すると、全幅はボルボXC60が1,900mm、マツダCX-60が1,890mmとわずか10mmの差。全長も10mm程度の差しかなく、道路上での存在感やサイズ感はほぼ同一と言っていいでしょう。取り回しの面ではどちらも日本国内では「やや大きい」部類に入りますが、その分、所有した時の満足感は格別です。
このように、マツダが欧州プレミアム勢に真っ向から勝負を挑むために採用したパッケージングが、結果としてボルボが既に確立していた「知的でスタイリッシュなSUV」という領分に極めて接近したことが、この比較の背景にはあるのです。
プレミアムSUVの覇者XC60とCX-5の価格と性能差

一方で、CX-60が出る前から長く比較されてきたのが、マツダの看板モデルであるCX-5とボルボのXC60です。こちらは、見た目の「シュッとした感じ」こそ似ていますが、中身や想定しているターゲット層には明確な違いがあります。
圧倒的な価格差とコストパフォーマンスの考え方
最も大きな違いは価格です。CX-5は300万円台から狙える非常に現実的な選択肢であるのに対し、XC60はスタート価格ですでに600万円台後半、上位グレードになると1,000万円近くになります。この約300万円以上の価格差は、単なるブランド代だけではありません。ボルボには、世界初採用の安全技術や、細部までこだわり抜かれた遮音材、そして何より所有者を包み込むような情緒的な価値が上乗せされています。
走りの質:実利的なマツダと重厚なボルボ
走りの面では、CX-5は国産SUVの中でも非常にハンドリングに優れ、「人馬一体」を感じられる軽快な動きが特徴です。特に2.2Lディーゼルターボエンジンの力強さは、日常域での扱いやすさ抜群ですね。一方でXC60は、一歩踏み出した瞬間から「あ、これは高級車だ」とわかる重厚感があります。特にエアサスペンション装着車は、路面の凹凸をいなし、フラットな姿勢を保ち続ける感覚が非常に洗練されています。
CX-5を検討している人がXC60を見ると「かっこいいけど高いな」と感じ、XC60を検討している人がCX-5を見ると「この値段でこの質感はすごい」と驚く。そんな関係性です。単に「似てるから安い方でいい」と決めてしまうと、ボルボ特有の「重厚な乗り味」や「内装の香りと手触り」を後から欲しくなってしまう可能性があるので注意が必要です。
実用性と高いデザイン性を高い次元で両立しているのがCX-5。移動そのものを贅沢な時間に変えてくれるのがXC60。自分のライフスタイルが「機能」を求めているのか「体験」を求めているのかで、答えは変わってくるでしょう。
引き算の美学が生み出すシンプルで知的なインテリア
内装についても、ボルボとマツダは「引き算」の考え方で共通しています。かつての高級車といえば、ボタンが所狭しと並び、ウッドパネルがギラギラと主張するものが主流でしたが、両社はそれとは一線を画す「モダンで知的な空間」を作り上げています。
ボルボの「スカンジナビアン・リビング」

ボルボの内装は、よく「動くリビングルーム」と称されます。私が乗っていたV90もそうでしたが、ダッシュボードの造形は極めてシンプルで、本物のウッドやアルミニウムといった素材そのものの良さを活かしています。物理ボタンを極限まで減らし、縦型の大型ディスプレイに操作を集約したのも、ボルボが先駆者でした。この「余白」を活かしたデザインは、乗る人の心を落ち着かせる効果があるなと実感していました。
マツダの「ドライバーオリエンテッド」な空間

対するマツダの内装は、運転に集中するための「整い」が徹底されています。メーターやエアコンの吹き出し口がドライバーを中心に左右対称に配置され、視線移動を最小限に抑える設計がなされています。装飾の使い方も非常に巧妙で、上位グレードでは日本の伝統工芸を思わせるようなテキスタイルや木目が採用されており、ボルボとはまた違った「和の静謐さ」を感じさせます。
使い勝手の違い:タッチパネル vs コマンダー
ここで大きな違いとなるのが、操作インターフェースです。ボルボはスマホのように画面を直接触るタッチパネル操作を基本としていますが、マツダは「運転中の視線移動を減らす」という安全思想から、手元のダイヤルで操作するコマンダーコントロールを貫いています。最近のマツダ車では一部タッチ操作も可能になりましたが、基本設計の思想が異なります。どちらが使いやすいかは好みが分かれるところですが、スマートな操作感を好むならボルボ、運転中の確実な操作を重視するならマツダに軍配が上がるでしょう。
インテリアは車の中で最も長く過ごす場所です。ボルボが提供する「リラックスできるリビングのような心地よさ」か、マツダが提供する「運転に没頭できる心地よい緊張感」か。この違いは、実際にシートに座ってハンドルを握ってみることで、より鮮明に理解できるはずです。
ボルボとマツダは本当に似てる?維持費や安全性能を比較

外観や内装の雰囲気といった「感性」の部分に続いて、ここからは実際に車を維持していく上で避けて通れない「理性的」な比較を行っていきます。特に、輸入車であるボルボと国産車であるマツダでは、購入後の維持費や信頼性の面で大きな差が出てくるのが現実です。
欧州車に迫るマツダの内装とボルボの素材へのこだわり

最近のマツダ、特にCX-60などの上位グレード(Premium Modernなど)の内装を見ると、「もうボルボじゃなくてもいいのでは?」と思ってしまうほどの質感があります。ナッパレザーの質感や、ルーセントクロスを用いた独特の質感は、同価格帯の輸入車を圧倒しています。しかし、それでもなお、ボルボが「プレミアム」の地位を保っているのには理由があります。
五感に訴えかけるボルボのクラフトマンシップ

ボルボの内装には、写真では伝わりにくい「手触り」や「香り」への深いこだわりがあります。例えば、スウェーデンの高級クリスタルブランドであるオレフォス社製のクリスタルシフトノブは、一つひとつ職人の手作業で作られています。また、本物の天然木を使用した「ドリフトウッド」パネルは、プリントされた木目とは明らかに違う、自然が生み出した温かみを持っています。これらが組み合わさることで、ボルボ特有の「包み込まれるような上質な空間」が完成するのです。
マツダが達成した「価格を超えた高級感」
マツダの凄さは、こうした高級感を、より多くの人が手の届く価格帯で実現している点にあります。ボルボが1,000万円近くかけて作り込む世界観に近いものを、マツダは500万〜600万円台で見事に表現しています。これは日本の製造技術と効率化の賜物と言えるでしょう。
結論として、「細部まで徹底的に本物の素材に囲まれたい」という贅沢を味わいたいならボルボ。「合理的な価格で、輸入車に負けない上質な雰囲気を楽しみたい」という賢い選択をしたいならマツダ、という棲み分けになります。
マツダの内装は「整然とした美しさ」がありますが、ボルボの内装には「情緒的な豊かさ」があります。この違いは、長く付き合うほどにじわじわと効いてくるポイントです。ぜひ、自分の感覚がどちらに寄り添っているか、実際に触れて確かめてみてください。
インテリセーフと独自安全技術が目指す事故ゼロの追求
安全性能は、両ブランドが最も誇りとしている領域です。ボルボといえば、古くから三点式シートベルトを発明するなど「安全の象徴」として知られていますが、マツダもまた、独自の思想で世界最高水準の安全性を追求しています。
ボルボの「インテリセーフ」:世界初を積み重ねた信頼
ボルボの安全思想は「物理的な強さ」と「最新の検知技術」の二段構えです。ボロン鋼と呼ばれる超高張力鋼板を多用したキャビンは、万が一の衝突時でも乗員を確実に守ります。また、対向車線衝突回避支援機能や大型動物検知など、他メーカーにはない独自機能を含んだ「インテリセーフ」を、一部のエントリーモデルを除き全車に標準装備しているのが特徴です。
マツダの「i-ACTIVSENSE」と「マツダ・コ・パイロット」
マツダは「人間を信頼し、その能力を最大化する」という考えのもと、先進安全技術「i-ACTIVSENSE」を展開しています。最新のCX-60などに搭載される「マツダ・コ・パイロット・コンセプト」は、ドライバーの居眠りや体調急変を検知し、自動でハザードを点滅させながら路肩に停車させるという、自動運転の一歩先を行くバックアップシステムです。これは、高齢化社会においても「走る歓び」を諦めないための、マツダらしい提案ですね。
| 特徴 | ボルボ (IntelliSafe) | マツダ (i-ACTIVSENSE) |
|---|---|---|
| 衝突安全 | 強固なボロン鋼キャビン | 軽量・高剛性ボディ |
| 独自の強み | 大型動物検知・対向車回避 | ドライバー体調急変時の自動停止 |
| 第三者評価 | IIHS等で常に最高評価 | IIHSトップセーフティピック+常連 |
安全性能の公的な評価については、米国道路安全保険協会(IIHS)などのテスト結果が非常に参考になります。興味のある方は、(出典:IIHS公式ページ)などで具体的な評価をチェックしてみてください。
ボルボは「事故を未然に防ぎ、起きた時は徹底的に守る」という、文字通りの安全要塞。マツダは「ドライバーの不注意を補い、最後はシステムが寄り添う」という、人間中心の安全。どちらも甲乙つけがたい高いレベルにありますが、ボルボの圧倒的な「守られている感」は、一度味わうと離れがたい安心感を与えてくれます。
直6ディーゼルとPHEVモデルの乗り心地と加速性能
「似てる」と言われるデザインとは裏腹に、エンジンを始動して走り出した瞬間のフィーリングは、驚くほど異なります。ここはボルボとマツダの哲学が最も激しくぶつかり合うポイントです。
マツダが選んだ「直列6気筒ディーゼル」の官能性
最新のCX-60に搭載された3.3L直列6気筒ディーゼルエンジンは、今の車好きにとって一つの理想形と言えます。多気筒エンジン特有の滑らかな回転フィールと、軽油ならではの経済性、そして地を這うような太いトルク。SUVという重いボディを、いとも簡単に加速させるその様は、まさに「大排気量エンジンの余裕」そのものです。音の響きも丁寧にチューニングされており、エンジンを回す楽しさがしっかり残されています。
ボルボが推進する「電動化」の静謐な力強さ
一方でボルボは、内燃機関(エンジン)単体での開発を終了し、いち早く全車電動化へとシフトしました。現在の主力はマイルドハイブリッドとPHEV(プラグインハイブリッド)です。特にPHEVモデルは、電気モーターの瞬発力とエンジンのパワーを組み合わせることで、スポーツカー顔負けの加速性能を誇ります。その乗り味は、エンジン音を極限まで抑えた「静寂の中の爆速」。移動中の快適性と、いざという時の圧倒的なパワーを両立した、極めてスマートな大人のツーリングカーです。
乗り心地の方向性の違い
乗り心地に関しても、マツダ(特にCX-60の初期型)は「人馬一体」を重視するあまり、足回りが硬めに設定されており、路面の状況をダイレクトに伝えてくる傾向があります。これを「スポーティ」と捉えるか「落ち着かない」と捉えるかで評価が分かれます。対するボルボは、低速域から高速域まで一貫して「しっとり」とした、落ち着きのある乗り心地を目指しています。長距離を移動した際の疲労感の少なさは、ボルボの伝統的な強みですね。
「機械を操る手応え」を愛する人にはマツダの直6が、「滑らかでシームレスな移動」を求める人にはボルボの電動パワーユニットが、それぞれ最適解になるでしょう。この走りの質感の違いこそが、両ブランドのアイデンティティを最も明確に分けている部分かもしれません。
Googleシステムの不具合とマツコネの操作性を比較

最近のボルボを購入する上で、必ず知っておいてほしいのがインフォテインメントシステム、いわゆるナビやエンタメの操作環境です。ここ数年、ボルボはGoogleと共同開発したシステムを採用していますが、これが一部で波紋を呼んでいます。
ボルボのGoogleシステム:先進性と表裏一体の課題
ボルボに搭載されたGoogleシステムは、車そのものが一つのスマホのようになり、Googleマップが純正ナビとして機能したり、Playストアからアプリをインストールできたりと、非常に革新的です。しかし、元オーナーたちの間でも話題になりますが、ソフトウェアのバグや動作の不安定さが散見されるのが難点です。「地図が表示されない」「Bluetoothが繋がらない」「システムが突然再起動する」といった声も実際にあります。もちろんアップデートで改善は進んでいますが、国産車のような「壊れないことが当たり前」という感覚でいると、少し戸惑うかもしれません。
マツダコネクトの安定感とこだわり
対するマツダの「マツダコネクト」は、以前は動作の遅さが指摘されていましたが、最新世代では劇的に進化しました。派手な機能こそ少ないものの、動作は非常に安定しています。また、マツダが頑なに守り続けているコマンダーコントロール(ダイヤル)による操作は、慣れればブラインド操作が可能で、運転中の安全性という点では理にかなっています。タッチパネルだとどうしても走行中の操作に不安が残りますが、マツダは「走る」という行為の邪魔をしない設計を優先しているのです。
ボルボのGoogleシステムは「未来」を先取りしていますが、まだ発展途上の側面があります。マツダのシステムは「堅実」であり、運転に寄り添う道具としての完成度を高めています。特にスマホ連携(Apple CarPlayやAndroid Auto)を多用する方は、ボルボの最新モデルで自分の環境が安定して動くか、ディーラーでの念入りなチェックをおすすめします。
インフォテインメントは日々の運転に直結する部分です。最新のガジェットを楽しむ感覚でボルボを選ぶか、安定した操作性を重視してマツダを選ぶか。このデジタル環境の差も、現代の車選びでは重要なポイントになっています。
輸入車と国産車で差が出る車検費用と維持費の実態
さて、現実的なお話です。ボルボは素晴らしい車ですが、維持費については「輸入車価格」であることを忘れてはいけません。一方のマツダは、国産メーカーとしての圧倒的な維持のしやすさがあります。
ボルボの維持費:正規ディーラーの「安心」は安くない
ボルボの車検や点検を正規ディーラーで行う場合、一回の費用が国産車の1.5倍〜2倍になることは珍しくありません。部品の一つひとつが空輸や輸入コストを含んでいるため、ブレーキパッドやワイパーブレードといった消耗品の交換だけでも数万円単位で飛んでいきます。また、ボルボは「予防整備」を推奨するため、不具合が出る前に高額な部品交換を提案されることもあり、結果として車検代が20万〜30万円、時にはそれ以上になることもあります。
マツダの維持費:国産ならではの安心感とディーゼル燃料
マツダの場合、部品の供給網が国内に完備されており、整備費用も一般的な国産車と同水準です。全国どこにでもディーラーがあるため、旅先でのトラブル対応も容易ですね。また、ディーゼルモデルを選べば、燃料費を大幅に抑えることができます。軽油はハイオクガソリンに比べてリッターあたり30円近く安いため、走行距離が多い人ほどその恩恵は大きくなります。
| 比較項目 | ボルボ (XC60/V90など) | マツダ (CX-60/CX-5など) |
|---|---|---|
| 指定燃料 | ハイオクガソリン または 軽油 | レギュラーガソリン または 軽油 |
| 平均的な車検代(ディーラー) | 200,000円 〜 400,000円程度 | 100,000円 〜 180,000円程度 |
| 部品供給 | 海外輸入がメイン | 国内供給がメイン |
維持費に関しては、間違いなくマツダの圧勝です。ボルボを所有するには、それなりの経済的な余裕と「この車にならこれだけ払ってもいい」という愛情が必要です。維持費の不安を抱えながら乗るよりも、無理のない範囲でマツダの上質な世界を楽しむというのも、一つの誠実な車選びの形かなと思います。正確な見積もりは各ディーラーで出してもらえますので、購入前に「車検代の目安」を聞いておくのが賢明ですよ。
愛車を高く売って、最高のボルボライフを!
やっぱりボルボがいい!ボルボに乗り換えたい!と思ったら、一番の鍵になるのは「今乗っている車をいかに高く売って、軍資金を確保するか」です。
私自身の経験から言える結論は、「ディーラーの下取りだけで決めてしまうと、数十万円単位で損をする可能性がある」ということです。少しの手間で、次のボルボのオプションを一つ増やせるかもしれません。
今乗っている車に合わせて、私が実際に活用して「これなら安心」と確信した売却方法を記事にまとめています。愛車を手放す前に、ぜひチェックしてみてくださいね。


「あの時、あっちで査定しておけばよかった……」という後悔だけはしてほしくないので、まずは私の失敗と成功の記録を参考にしていただければ嬉しいです!
ボルボとマツダの似てる部分と選び方を総括
ここまで、ボルボとマツダが似てるといわれる理由を、デザイン、歴史、スペック、そして維持費といった多角的な視点から掘り下げてきました。改めて振り返ってみると、この2つのブランドがこれほどまでに比較されるのは、単に見た目が似ているからだけではなく、「自分自身の感性を大切にし、本質的な価値を見極めたい」というユーザーの想いが共通しているからだということがよくわかります。
ボルボは、北欧の豊かな文化と歴史、そして何よりも「命を守る」という絶対的な哲学に裏打ちされた、揺るぎないプレミアムブランドです。一度その世界に身を投じれば、他では味わえない圧倒的な安心感と満足感に包まれるでしょう。たとえ維持費が高くとも、Googleシステムに少し癖があろうとも、それを補って余りある情緒的な価値がそこにはあります。
一方でマツダは、日本の職人気質が生んだ精緻なデザインと、走る歓びを、驚くほど誠実な価格で提供しています。マツダ車を選ぶということは、合理性と感性を高い次元で両立させる、知的な選択そのものです。輸入プレミアムブランドと肩を並べる質感を持ちながら、国産車としての安心感と維持のしやすさを手放さない。これは、今の自動車市場において非常に賢明な答えの一つだと言えます。
もしあなたが、「誰が見てもわかる高級車」ではなく、「自分の目に狂いがないと思える、内面から滲み出る美しさ」を持つ車を探しているのなら、ボルボもマツダも最高の選択肢になるはずです。似てると言われる両者ですが、最終的にあなたのライフスタイルに馴染むのは、どちらの哲学でしょうか。
車は決して安い買い物ではありません。だからこそ、後悔しないように最後は自分の直感を信じてください。ボルボのドアを閉めた時の「金庫のような安心感」か、マツダのハンドルを握った時の「一体感」か。ぜひディーラーに足を運び、この「似て非なる」二つの魅力を直接確かめてみてくださいね。あなたの素敵なカーライフを心から応援しています。
※本記事に記載されている価格、数値、スペックなどは執筆時点の一般的な目安です。モデルチェンジや仕様変更により異なる場合がありますので、正確な情報は必ず各メーカーの公式サイトをご確認ください。最終的な購入の判断は、実車を確認の上、ご自身の責任で行っていただくようお願いいたします。


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