こんにちは、Tです。
V90を買おうかどうか悩んでいた頃、、夜中にスマホで「ボルボ 買ってはいけない」と検索したことがあります。出てきたのは「維持費が高い」「壊れやすい」「リセールが悪い」……。読めば読むほど胸がざわついて、「やっぱりやめた方がいいのか?」と不安になりました。
でも、実際に1年あまりV90に乗って、泣く泣く売却して、そしてこうしてボルボの記事を書き続けている今の私が思うのは、ネットの「買ってはいけない」と現実はだいぶ違うということです。この記事では、元オーナーだからこそ語れる本音を、忖度なしでお伝えします。
- ボルボが「買ってはいけない」と言われる5つの理由とその真相
- 元V90オーナーが感じた後悔と、それを上回る満足のリアル
- 中古ボルボで失敗しないための具体的な選び方
- 年収いくらあればボルボを無理なく維持できるのか
ボルボを「買ってはいけない」と言われる理由を検証してみた

「ボルボ」と検索すると、サジェストに「買ってはいけない」「やめとけ」「後悔」が並びます。ここでは、よく挙げられる理由を一つずつ元オーナーの目線で検証していきます。
①維持費が国産車の1.5〜2倍は本当か
ボルボが「買ってはいけない」と言われる最大の理由が、維持費の高さです。これは正直、否定できません。
オイル交換1回で約1.8〜2.5万円、タイヤ交換は4本で8〜12万円、車検は10〜15万円が目安。国産車と比べると、1回ごとの金額は確かに高いです。年間トータルで見ると、一般的には年間35〜55万円程度の維持費がかかるとされています。
| 項目 | ボルボ(目安) | 国産車(目安) |
|---|---|---|
| オイル交換 | 1.8〜2.5万円(VSP加入で無料) | 0.5〜1万円 |
| タイヤ交換(4本) | 8〜12万円 | 4〜6万円 |
| 車検(基本費用) | 10〜15万円 | 5〜8万円 |
| 年間維持費合計 | 35〜55万円 | 20〜30万円 |
ただ、この数字だけを見て「高い!やめとけ!」と言うのはちょっと乱暴かなと思います。私がV90に乗っていた1年あまりの間、VSP(ボルボサービスパスポート)に加入していたのでオイル交換は無料。それ以外の出費はブッシュゴム交換くらいでした。保証でカバーされたセルモーター交換やステアリングスイッチの修理を保証なしで払っていたら数十万円コースでしたが、SELEKT(認定中古車)の保証に入っていたのでゼロ円でした。
つまり、維持費は「高い」のではなく「備え方で大きく変わる」というのが、私の実感です。保証やメンテナンスパッケージをうまく使えば、国産車との差は思ったほど大きくありません。
②「壊れやすい」は誤解?故障の実態
「ボルボは壊れやすい」という評判も、購入をためらわせる大きな理由ですよね。ただ、これにはかなり誤解が含まれていると思っています。
まず、データから見ると、ボルボの故障率は輸入車のなかでは決して高くありません。J.D.Powerの日本自動車初期品質調査(2020年)では、ボルボは2014年から56ポイントも改善しており、輸入車ブランドの中で特に大きな品質向上を達成しています。欧州の調査でも、3年以上経過した車両ではボルボの方が故障率が低いケースすら報告されています。
ただ、電装系のトラブルは確かにあります。ボルボは安全装備のセンサー類が非常に多い車です。衝突回避システムや各種アシスト機能のセンサーが精密に作動しているぶん、警告灯が点灯するケースはゼロではありません。
私のV90でも、セルモーターの故障とステアリングスイッチの不具合を経験しました。ただ、どちらもSELEKT保証の範囲内で対応してもらえたので、実質負担はゼロ。正直「保証に入っておいてよかった……」と心底思いました。
「壊れやすい」のではなく「故障した時の修理代が高い」のがボルボの本質です。壊れる頻度は他の欧州車と大差ないのに、1回あたりの修理代が高いから「壊れやすい」という印象になってしまう。ここを理解しておくと、対策も変わってきます。
③リセールの弱さとディーラー事情
ボルボのリセールバリューが低いという話も、「買ってはいけない」と言われる大きな理由のひとつです。実際、3年後の残価率は50〜60%程度で、レクサスやトヨタの人気車種(70%前後)と比べると差があるのは事実です。
ただ、これは「ドイツ御三家と比べてどうか」で見ると景色が変わります。メルセデスやBMWも5年後の残価率は40〜50%程度に落ちますし、ボルボだけが極端に悪いわけではありません。そして、売り方次第で数十万円の差が出るのがリセールの世界です。
私がV90を売却した時、複数の買取業者で査定を取ったのですが、最安と最高で63万円もの差がありました。下取りだけで決めていたら、もっと差が開いていた可能性もあります。「リセールが悪い=損をする」ではなく、「リセールが悪い=売り方が重要」なんですよね。
もうひとつ、ディーラーの少なさも覚えておくべきポイントです。2026年2月時点で、ボルボのディーラーは全国58社・104店舗。トヨタの約4,600店舗やBMWの約190店舗と比べると、かなり少ないです。地方にお住まいの方は、最寄りのディーラーまで遠くなる可能性があります。
ボルボのリセールバリューは悪い?元オーナーがデータで検証した意外な真実
ボルボのリセールが不安なら、まず「正しい売り方」を知ることから
「ボルボはリセールが悪いから損する」と思い込んでいませんか?実は、売却方法を変えるだけで数十万円の差が出ることは珍しくありません。
私自身の経験から言える結論は、「ディーラーの下取りだけで決めてしまうと、数十万円単位で損をする可能性がある」ということです。少しの手間で、次のボルボのオプションを一つ増やせるかもしれません。
今乗っている車に合わせて、私が実際に活用して「これなら安心」と確信した売却方法を記事にまとめています。愛車を手放す前に、ぜひチェックしてみてくださいね。


「あの時、あっちで査定しておけばよかった……」という後悔だけはしてほしくないので、まずは私の失敗と成功の記録を参考にしていただければ嬉しいです!
元V90オーナーが「後悔」と「満足」を正直に語る

ネット上の「買ってはいけない」情報の多くは、実際にオーナーだった人が書いているわけではありません。ここからは、私が1年あまりV90と過ごした経験をベースに、後悔したことと、それでも満足している理由を正直にお話しします。
正直きつかったこと
一番きつかったのは、やっぱりガソリン代です。V90 T6はハイオク仕様で、街乗りだとリッター8〜9km。高速でも15km程度。1回の給油で8,000円くらい飛んでいきました(当時のハイオク170〜180円/L)。ランクルとかに比べれば全然マシですが、前に乗っていたレガシィの感覚でいると「うわ、もう半分か……」となることは何度もありました。
あと、SENSUSナビのCarPlay接続が有線のみだったのは不満でしたね。せっかくの縦型9インチ画面なのに、CarPlayの表示領域が下側2/3しかなくて。最新モデルのGoogleビルトインはだいぶ改善されているようなので、今から買う方は羨ましいです。
そして、最終的にV90を手放した理由は結婚でした。維持費の問題で妻から切実な相談があり、家計を見直す必要があったんです。無理をして買った経緯もあったので、仕方ないと思いつつも、引き上げられていくV90を動画に撮りながら「あぁ……」となったのは今でも覚えています(笑)。
それでも「やめとけ」とは言えない理由

じゃあ後悔しているかと聞かれたら、答えは明確に「ノー」です。
高速道路を制限速度でクルージングしながら、B&Wのスピーカーで好きな音楽を大音量で流す。2トン近い車体の安定感と静粛性、B&Wの空間表現が三拍子揃うと、自宅のホームシアターでも味わえない至福の時間でした。あれは「お金には換算できない体験」です。
安全性への信頼も、乗っていて心強かったポイントです。シートベルトを発明し、その特許を無償公開したボルボの安全哲学は、オーナーになるとより実感します。IntelliSafeの制御はとても自然で、「守られている」という安心感が日常のドライブに確かにあった。
そして、デザイン。V90のフロントからリアまで一直線に流れるサイドラインは、今でも街中で見かけるたびに「やっぱりかっこいいな」と思います。ドイツ御三家にはない、穏やかだけど存在感のある佇まい。ステータスを見せつけるのではなく、さりげなく上質であること。そこがボルボの唯一無二性だと思います。
| 観点 | 後悔ポイント | 満足ポイント |
|---|---|---|
| 維持費 | ガソリン代と修理費の不安 | SELEKT保証でカバーできた |
| 走行性能 | 特になし | 高速巡航の安定感は別格 |
| 装備 | CarPlayが有線のみ | B&Wオーディオが最高 |
| デザイン | 特になし | 唯一無二のスカンジナビアデザイン |
| 安全性 | 特になし | IntelliSafeの安心感 |
| リセール | 残価率は確かに低い | 売り方次第で63万円の差 |
結局のところ、ボルボに後悔する人は「維持費を想定していなかった人」で、満足する人は「維持費を受け入れた上でそれ以上の価値を感じている人」だと思います。
中古ボルボは「買ってはいけない」のか

「ボルボ 買ってはいけない」と検索する人の中には、中古での購入を検討している方も多いはずです。中古ボルボは本当にリスクが高いのか、現実的に見ていきましょう。
中古で後悔する人の共通パターン
中古ボルボで後悔している人の声をよく見ると、共通のパターンがあります。
- 保証なしで購入し、納車後すぐに高額修理が発生した
- 「安いから」という理由だけで年式の古い車両を選んだ
- 整備記録簿を確認せず、メンテナンス履歴が不明な車両を買った
- 維持費のシミュレーションをせずに購入した
逆に言えば、これらを避ければ中古ボルボは十分に良い選択になり得ます。私自身、V90は中古で購入しました。2017年式の走行距離4.7万km、本体価格約350万円。新車なら約800万円のフラッグシップが、国産車の新車と変わらない価格で手に入ったんです。
ボルボの中古車が安い理由は「品質が悪いから」ではなく、「新車販売台数が少ないぶん中古市場での認知度が低いから」です。需要と供給のバランスの問題であって、車としての価値とは別の話。ここを理解しておくと、中古ボルボは「お得な選択」に見えてきます。
SELEKT(認定中古車)という最強の保険
中古ボルボで後悔しないための最大のポイントは、SELEKT(ボルボ認定中古車プログラム)を利用することです。
SELEKTでは、170項目以上の点検を通過した車両のみが認定され、最長2年間の保証がつきます。私のV90もSELEKTで購入しましたが、実際にセルモーターの故障という結構大きなトラブルが起きた時に保証で全額カバーしてもらえました。もしこれが保証なしだったら、10万円以上の出費になっていたはずです。
非認定の中古ボルボは確かにリスクが高いですが、SELEKTを選べば故障時の経済的リスクは大幅に軽減されます。「中古ボルボは買ってはいけない」のではなく、「保証なしの中古ボルボは覚悟がいる」が正確な表現だと思います。
元V90オーナーが教えるボルボ認定中古車SELEKTのメリット。セルモーター交換が0円になった実体験を公開
ボルボを買って後悔しないための心得

ここまで読んで「やっぱりボルボが気になる」と思った方に向けて、購入前に知っておくべきポイントを整理します。
向いている人・向いていない人
ボルボに向いている人と向いていない人には、かなり明確な傾向があります。これは1年あまりのオーナー経験と、ブログを通じて多くの読者の方と接してきた実感です。
| ボルボに向いている人 | 正直やめておいた方がいい人 |
|---|---|
| 維持費を「安全と快適のコスト」として受け入れられる | 車にかかるお金は1円でも安くしたい |
| 走りの刺激より乗り心地と静粛性を重視する | スポーティな走りやハンドリングを最優先する |
| 人と同じ車に乗りたくない | 周囲のブランド認知度を重視する |
| 安全性能に本気でこだわりたい | 安全装備は「ついていればOK」程度 |
| 北欧デザインの世界観に共感できる | クルマにステータス性を求めている |
私自身は完全に「向いている人」側でした。メルセデスもBMWも候補にしましたが、自分の性格には合わないと感じたんですよね。「みるからに外車乗ってイキってる」と思われるのも嫌だったし、ボルボの知的で穏やかな空気感が自分のセルフイメージに合っていた。車選びって、結局は「自分がどうありたいか」の表れだと思います。
年収いくらあれば無理なく乗れるのか
ボルボの購入を検討する際に気になるのが「年収の目安」です。あくまで目安ですが、一般的には以下のように言われています。
| 購入方法 | 目安年収 | 対象モデル例 |
|---|---|---|
| 新車(エントリー) | 600万円〜 | XC40、EX30 |
| 新車(ミドル〜上位) | 800万円〜 | XC60、V60 |
| 新車(フラッグシップ) | 1,000万円〜 | XC90、EX90 |
| 認定中古車 | 400〜500万円〜 | XC40、V60(3年落ち) |
ただ、ここで大事なのは「年収よりも家計の余裕」だと個人的には思います。私がV90を買った時は24歳。年収で言えば上の表のどこにも当てはまらないような状態で、正直かなり無理をしました(笑)。だからこそ結婚後に維持が難しくなった面もあります。
「車の年間維持費が手取り年収の15%以内に収まるか」が、私が実感として思う一番リアルな判断基準です。ローン返済+保険+税金+メンテ+ガソリン代を全部足して、手取りの15%を超えるようならちょっと厳しいかもしれません。
ちなみに、認定中古車なら国産車の新車と変わらない予算感で手が届くモデルも多いです。XC60やV60の3年落ちなら300〜400万円台で探せるので、「ボルボ=高嶺の花」というイメージよりはずっと身近な存在ですよ。
ボルボの維持費、その実態は?年間の目安からリアルな故障歴まで元オーナーが全回答
ボルボへの乗り換え、まずは今の愛車の価値を知ることから
「ボルボが欲しいけど予算が……」と悩んでいるなら、今乗っている車をいくらで売れるか調べてみるのが最初の一歩です。意外な高値がつくかもしれません。
私自身の経験から言える結論は、「ディーラーの下取りだけで決めてしまうと、数十万円単位で損をする可能性がある」ということです。少しの手間で、次のボルボのオプションを一つ増やせるかもしれません。
今乗っている車に合わせて、私が実際に活用して「これなら安心」と確信した売却方法を記事にまとめています。愛車を手放す前に、ぜひチェックしてみてくださいね。


「あの時、あっちで査定しておけばよかった……」という後悔だけはしてほしくないので、まずは私の失敗と成功の記録を参考にしていただければ嬉しいです!
まとめ:ボルボは本当に「買ってはいけない」のか

ボルボは「買ってはいけない車」ではなく「覚悟がいる車」
ここまで読んでいただいて、私の結論はシンプルです。
ボルボは「買ってはいけない車」ではありません。「覚悟がいる車」です。
維持費は国産車より高い。故障した時の修理代も高い。リセールバリューは強くない。ディーラーの数も少ない。これは全部事実です。
でも、その「覚悟」を引き受けた先にあるのは、他のどの車でも味わえない体験でした。北欧デザインの知的な美しさ、B&Wオーディオに包まれる至福の空間、世界最高水準の安全性能、そして「人と同じじゃない」という静かな誇り。
私はV90を手放しましたが、後悔はしていません。むしろ「あの時、冷静にならないようにして本当によかった」と思っています。冷静になっていたら、ボルボオーナーになるという最高の体験を逃していたかもしれないので。
もし少しでもボルボに心を惹かれているなら、維持費のシミュレーションと保証のある買い方さえ押さえておけば、きっと後悔しない選択ができると思います。
あなたにとって最高の一台が見つかることを、元オーナーとして心から願っています。


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