こんにちは、Tです。
突然ですが、みなさんは「1959年」が自動車史において、どれほど革命的な年だったかご存知でしょうか?
そう、ボルボのエンジニアであるニルス・ボーリンが「3点式シートベルト」を発明した年です。
当時、特許を独占せずに無償公開し、世界中の自動車の安全基準を根底から変えたボルボ。
「ボルボ=安全」というイメージは、この時に確立されたと言っても過言ではありません。
そんなボルボが、2026年、ついにシートベルトを「再発明」すると発表しました。
先日公開されたプレスリリースを読んで、元ボルボオーナーとして純粋に「お、これは次世代だ」と感心した反面、正直なところ「これ、維持費どうなるんだろう…」と、ちょっと現実的な計算もしてしまったので(笑)、今日はその話をシェアしたいと思います。
ついに発表された「マルチアダプティブ・シートベルト」

2026年に登場予定の新型EV「ボルボEX60」に搭載されるというこの新技術、その名も「マルチアダプティブ・シートベルト」。
これまでのシートベルト(プリテンショナーやロードリミッター付きのもの)は、万が一の衝突時、誰に対しても「ある程度一定のパターン」で体を拘束するものでした。もちろんそれでも十分安全なのですが、ボルボはそこで満足しなかったようです。
この新しいベルトは、中身が別物です。
クルマが搭載するカメラやライダー(LiDAR)、各種センサーから得られる膨大なデータをリアルタイムで解析。「誰が(体格)」「どんな姿勢で」「どのような衝突に遭ったか」に合わせて、ベルトの締め付け具合や緩めるタイミングを瞬時に最適化してくれるそうです。
リリースによると、これまでの調整パターンが3段階程度だったのに対し、新型はなんと11段階以上のプロファイルを持つとのこと。
小柄な女性や大柄な男性はもちろん、冬場に厚手のコートを着ている時や、将来の自動運転を見据えて少しリラックスした姿勢で座っている時など、その時々の状況に合わせて「その人専用」の守り方をしてくれるわけです。
まさに「考えるシートベルト」ですね。
すごい技術だけど、ふとよぎる現実的な不安
「安全は、すべての人に平等であるべき」というボルボの哲学が、テクノロジーの力でよりパーソナルな領域へ進化したことには、素直に拍手を送りたいです。
OTA(無線アップデート)で、納車後も安全性能が賢くなっていくなんて、ガジェット好きとしてはたまらない要素ですし、まさに「走るスマホ」化が進んでいるなと感じます。
ただ、、
「これ、壊れた時の修理費、すごそうだな……(汗)」
いや、もちろん新車保証(恐らくEX60も今と同じ5年)の範囲内であれば心配無用だとはわかっています。
でも、ただのベルトではありません。センサーと連動し、モーター制御で緻密に動く「精密機器」です。
最近のクルマは、ヘッドライトひとつとっても「マトリックスLED」などで高機能化した結果、片側だけで数十万円…なんて話も珍しくありません。
もし、このハイテク・シートベルトが保証切れ後に故障したら?
「巻き取りが悪いから交換」というレベルではなく、アッセンブリー交換でとんでもない金額の見積もりが出てくるのでは……と想像すると、ちょっと背筋が寒くなります(笑)。
長く乗ることを考えると、延長保証への加入はマストかもしれませんね。
2026年、EX60との対面を楽しみに
とはいえ、そんな「お財布の心配」を上回るほど、この技術がもたらす安心感は大きそうです。
特にEX60は、現在の主力であるXC60のEV版となる重要なモデル。そこにこの新技術を投入してくるあたり、ボルボの本気度が伺えます。
かつて3点式シートベルトが世界を救ったように、この「マルチアダプティブ・シートベルト」が、また新しい安全のスタンダードになる日が来るのかもしれません。
2026年、新型EX60の実車にお目にかかれる日を、楽しみに待ちたいと思います。
(その時は、ディーラーの担当さんにこっそり部品代を聞いてみるつもりです笑)
それでは、また。
Tでした。


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