下取りに出す前に知ってほしい『相場→本査定』の二段売却術

目次

レガシィ売却で味わった、一括査定の「調整地獄」という失敗。

こんにちは、Tです。

V90を手に入れる前、僕には大学2年の時から連れ添った愛車がいました。

スバル レガシィツーリングワゴン(BRM型 2.5i EyeSight)です。

Tが初めて自分で購入したレガシィツーリングワゴン
営業さんの躍動感(笑)

当時お金の無い大学生、総額120万円の良個体だった中古車をフルローンで購入し、友達や彼女と何処へ行くにもレガシィに乗っていました。スバルが誇る水平対向エンジンの低重心な走り、そして何より、当時のステーションワゴンとしては完成形と言えるパッケージング。「アイサイト」の絶大な安心感もあり、仲間や彼女を守るシェルターのような存在でもありましたね。

そんな愛すべきレガシィですが、V90への乗り換えが決まり、ついにお別れの時がやってきました。
当時の僕は、次の車(V90)の購入資金を少しでも多く確保しようと、ディーラー下取りではなく、買取専門店への売却を決意しました。

そこで僕が取った行動は、ネットでよく見る「車買取の一括査定サイト」(私の場合、カーセンサーの一括査定)への登録でした。

https://kaitori.carsensor.net/

結果から正直に申し上げます。
確かに、金額はディーラーの下取り提示額よりも大幅に高く売れました。
最終的には「ラビット」さんに決め、こちらの納車都合(V90が来るまで乗っていてOKなど)にも柔軟に対応していただき、非常に満足のいく取引ができました。

しかし。

「もう一度、あのプロセスを経て売りたいか?」と聞かれたら、僕は食い気味に「絶対にNO」と答えます。

なぜなら、そこには「仕事」並みの手間とストレスがあったからです。

今回は、これから国産車の売却を考えているあなたに向けて、僕が2022年の晩秋に味わった「一括査定の電話ラッシュとスケジュール調整地獄」の一部始終を包み隠さず公開します。
そして、その教訓を得た今の僕が考える、「最も賢く、時間を無駄にせずに高く売る最適解」についてお話しします。

申し込みボタンを押した直後から、電話が鳴り止まなくなった

時計の針を、2022年11月28日に戻しましょう。
月曜日の朝です。

V90の購入が具体的になり、「そろそろレガシィの売却先を決めなきゃな」と焦っていた僕は、出勤前の隙間時間を使って一括査定サイトに登録することにしました。
某大手の有名サイトです。

入力項目は車の年式、走行距離、そして個人情報。
「まあ、登録しておけば、日中に何社かからメールか電話が来て、週末にでも見てもらえばいいか」

そんな軽い気持ちで、送信ボタンを押しました。
記録によれば、その時刻は午前7時54分

その直後です。
スマホをテーブルに置こうとした瞬間、画面が明るくなり、ブブブブ…と震え出しました。

「0120-xxx-xxxx」

知らない番号です。
「え、もう?」と思いながら出ると、自動音声ではなく、非常にテンションの高い営業マンの声。

「お世話になります!〇〇です!レガシィの査定依頼ありがとうございます!早速ですが、本日のお昼はいかがでしょうか!?今から向かえます!」みたいなイメージ。

電話を切った瞬間に、また次の着信。
着信履歴が、見たことのないフリーダイヤルと携帯番号で埋め尽くされていく光景は、正直言って恐怖すら感じました。

結局、その日の午前中だけで、僕は以下の7社とコンタクトを取ることになりました。

【実録】レガシィを巡って争奪戦を繰り広げた7社

スクロールできます
査定依頼日時2022年11月28日 7時54分
車両情報スバル レガシィツーリングワゴン
(2.5 i アイサイト 4WD / 平成24年式 / 走行5万km台)
実際にやり取りした業者
(当時のメールより)
オートバックスカーズ長久手(査定額としては一番安かった記憶)
・ネクステージ 買取事業部(割と安心感のある対応 )
・グッドスピード 買取事業部(とにかく電話が早かった印象)
・カーセブン(実店舗に持っていった記憶)
・ビッグモーター(当時大問題があってすぐのタイミング。今だからこそ信頼回復のために高額査定がんばります!って言ってた)
・カーチス(一番営業さんが穏やかだった印象)
・ラビット(最終的な売却先。金額と柔軟性◯)

どうでしょう。
この「名だたる買取業者オールスターズ」を相手に、仕事の合間を縫って対応しなければならなくなったのです。

まるで仕事のような「調整業務」に疲弊する日々

電話に出るだけならまだ良いのです。
本当の地獄は、その後の「スケジュール調整」でした。

業者さんは皆、「いち早く現車を見て、他社より先に契約を取りたい」と考えています。
そのため、こちらの都合はお構いなしに、アグレッシブな提案が飛んできます。

  • 「今日の夜、仕事終わりに伺えませんか?」
  • 「他社さんが来る時間の前に行きたいのですが」
  • 「日曜日の13時ですか?他社さんと被ると正確な金額が出せないので、時間をずらしてもらえませんか?」

逆に、「全社一斉に集めて、名刺の裏に金額を書いて一発入札にしましょう!」と提案してくる業者さんもいました。
しかし、それを他の業者に伝えると「いや、うちは単独査定じゃないと参加しません」と断られたり…。

僕は手帳とスマホを睨めっこしながら、
「A社は土曜の10時、B社は11時半、C社は日曜の午前中…あ、D社は店舗に持ち込んでほしいって言ってたな」
と、パズルのように予定を埋めていきました。

休日は当然のように潰れました。
店舗を回る移動時間、査定中の待ち時間、そして営業マンとの「今決めてくれたらこの値段です!」という駆け引き。
これらに費やした時間と精神力は、計り知れません。

ふと我に返った時、思いました。
「俺、なんで休みの日に、こんなタダ働きの業務調整みたいなことやってるんだろう…」

確かに、競合させたおかげで、買取金額は上がりました。
でも、もし「その手間賃」を時給換算したら、果たして本当にプラスだったのか?
貴重な週末を、家族との時間やV90を迎える準備に使ったほうが、よっぽど豊かだったんじゃないか?

そんな後悔が、頭をよぎりました。

今、もう一度レガシィを売るなら──「相場を握ってから本査定」の二段構え

もし今、僕がタイムマシンに乗って2022年の自分に会えるなら、間違いなくこう言います。

「いきなり一括査定に申し込むな。先に『相場』を握ってから、本査定で勝負しろ」と。

当時の僕の最大の失敗は、相場感ゼロのまま電話の波に飛び込んでしまったことです。
業者の「今決めてくれたらこの値段です!」という言葉に揺さぶられたのも、結局のところ、自分の車の適正価格を自分で持っていなかったからでした。

今の僕がレガシィのような国産車を売るなら、必ずこの順番で動きます。

ステップ1:個人情報なしで「相場」だけを先に見る

最初にやるべきは、「自分の車のだいたいの相場を、電話番号もメールも晒さずに把握する」こと。
具体的には、車買取相場データベースのように、年式・走行距離・グレードを入れるだけで平均的な買取相場が出るサービスをまず開きます。

このタイプのサービスは、個人情報なし・45秒程度で相場が出るのが強みです。
査定依頼ではないので、当然ですが申し込み直後の電話ラッシュは起きません。
「ふーん、僕のレガシィは大体これくらいか」という数字の土台を、まず手元に作ります。

2022年の僕は、ここをすっ飛ばしていきなり一括査定の沼に飛び込んだので、業者の言い値に翻弄されました。
逆に言えば、ここの一手間さえ挟めば、心理的な主導権はだいぶ取り戻せます。

ステップ2:相場を握ったうえで、本査定で「数字」を取りに行く

相場が見えたら、次は実際の買取金額を取りにいきます。
ここで使うのが、最大10社へまとめて見積もりを出せるタイプの本査定サービス、たとえば車選びドットコム買取のような一括査定です。

「またそれかよ、地獄じゃないか」と思われるかもしれませんが、当時の僕の失敗との決定的な違いはここです。

  • 相場より明らかに低い業者は、こちらから時間を使わない
  • 相場より上を提示してきた2〜3社に絞って、現車査定を入れる
  • 「今ここで決めてくれたら…」の駆け引きにも、自分の数字で対抗できる

同じ「一括査定」というキーワードでも、何の準備もなく電話ラッシュに飛び込むのと、相場を握った状態で必要な業者だけ呼ぶのとでは、心理的な負担も最終的な数字も全くの別物になります。
僕がレガシィの時に味わった「7社オールスターズ」状態を、構造的に避けられるイメージです。

愛車のいまの価値、まずは「相場」だけ見てみませんか?

レガシィを売った時の僕がそうだったように、相場を知らないまま査定に飛び込むと、業者の言い値に振り回されてしまいます。逆にいえば、先に相場を握っておくだけで、休日と精神力の消耗は大きく減らせます。

個人情報なしで45秒ほどで相場がわかるサービスと、最大10社の本査定で実際の買取額を取りにいくサービス。この2つを順番に使うのが、僕が当時の自分に勧めたい「賢い売り方」です。

どちらも入力後にすぐ申し込みボタンを押す必要はありません。まずは数字だけ眺めてみるところからで十分です。

【補足】次にあなたが「ボルボ」を手放す日のために

もう一つだけ、これからボルボに乗り換える方に伝えておきたい話があります。
それは、「次に売る車(=そのボルボ)の売却戦略は、国産車のときとは変わる」ということです。

国産車であれば、レガシィの時の僕のように「相場を見て、大手の一括査定で数社に絞ってぶつける」というやり方が王道で、十分戦えます。
ですが、ボルボのような輸入車を売る段になると、僕は痛感しました。大手チェーン主体の一括査定だけでは、輸入車本来のリセール価値が拾い切れないことがあるのです。

実際、僕がV90を手放したときに最終的に最高値をつけてくれたのは、街でよく見る大手チェーンではなく、輸入車に特化した買取専門店でした。
このとき頼ったのが、ボルボ・ベンツ・BMWなどの輸入車を主戦場にしている輸入車買取センターです。

輸入車専門店は「最後の比較相手」として呼ぶのが効く

輸入車買取センターのような専門店は、ボルボの装備グレード差や、輸入車ならではの整備履歴・保証延長の有無といった部分まで査定金額に乗せてくれる印象がありました。
大手チェーン主体の査定では「年式・走行距離・色」あたりで止まりがちな評価が、もう一段細かく拾われるイメージです。

使い方のコツは、いきなり1社目で当てに行かないこと。
先ほどの「相場確認 → 本査定」で大手の上位2〜3社を絞ったあと、最後の比較相手として輸入車買取センターを呼ぶ。これが僕にとっては、最終提示額をもう一段押し上げる一番効いた手順でした。

V90を手放した時の具体的な金額や、ディーラー下取りとの差については、こちらの記事に詳しくまとめてあります。

僕が最終的に選んだのは「輸入車買取センター」でした

ボルボ・ベンツ・BMWといった輸入車に特化した査定をしてくれる買取専門店です。一般的な一括査定で上位2〜3社を絞り込んだあと、最後の比較相手として呼ぶと数字が伸びる、という使い方が一番フィットしました。

僕の場合、最終的に一番高い金額を提示してくれたのがこの輸入車買取センターで、ディーラー下取りとの差は最終的に63万円分にもなりました。輸入車を売るなら、最後にこのカードを持っておく価値は十分にあると思います。

まとめ:週末を潰さずに、賢く乗り換えよう。

クルマの売却は、新しい相棒(次の愛車)を迎えるための大切なステップです。

僕自身、レガシィからV90への乗り換えは、人生の中でもワクワクする体験の一つでした。
だからこそ、その直前の売却プロセスで疲弊してしまったのは、唯一の反省点であり、心残りでもあります。

「もっと楽に、もっとスマートに売る方法があったのに」

その想いがあるからこそ、今回こうして記事にしました。
国産車にお乗りの皆さんは、ぜひ僕の「電話地獄の失敗談」を教訓にして、「時間はかけずに、金額は妥協しない」賢い売却を実践してください。

浮いた時間と労力は、面倒な電話対応ではなく、
大切な家族と過ごす時間や、新しいクルマで行くドライブの計画に使った方が、絶対に幸せですから。

それでは、また。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

Tと申します。27歳です。元V90乗りで、ボルボ大好き人間。新型情報から維持費まで、購入検討中の方やオーナーの方に役立つ情報を発信しています。

もともとステーションワゴンが好きで、レガシィツーリングワゴンからの乗り換えの際に「デザイン・性能・ブランドイメージ、全部を満たすのはV90しかない!」と思い、社会人2年目に無理して購入しました。結婚を機に家計の事情で一度手放しましたが、いつかまたV90に乗るために、このブログを続けています。

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次