こんにちは。VOLVO LIFE JOURNALのTです。
かつて愛車だったV90を手放してから時間が経ちましたが、街でトールハンマーのヘッドライトを見かけるたびに、あの安らぎに満ちた空間を思い出して胸が熱くなります。
さて、今回のテーマは、輸入車コンパクトSUV選びにおける「最大の悩みどころ」についてです。
「ボルボXC40と、ドイツ御三家(X1、Q3、GLA)。結局どれを買えば幸せになれるのか?」
このセグメントは各メーカーが最も力を入れている激戦区。どれを選んでも「正解」ではあるのですが、車ごとの性格は驚くほど異なります。スペックシート上の数値だけでは見えてこない、オーナー目線での「生活への馴染み方」や「所有する喜び」の違い。そこには明確な差が存在します。
元V90オーナーとしての少し偏った愛情(笑)と、ストラテジストとしての冷静な分析を織り交ぜながら、あなたが「選んでから後悔しない」ための一台を見つけるお手伝いをさせてください。
- XC40、X1、Q3、GLAのサイズ・価格・スペックを徹底比較
- 日本の道路事情で気になる「全幅」と「取り回し」のリアルな差
- カタログには載っていない、所有して初めて気づく各車のクセ
- 元ボルボオーナーが語る、数値を超えたXC40の「情緒的価値」
【徹底比較】ボルボXC40とライバル3車(X1・Q3・GLA)の違いとは

輸入コンパクトSUVを検討する際、必ず候補に挙がるのがこの4台です。まずは感情論を抜きにして、客観的なデータと事実ベースでその違いを解剖していきましょう。
サイズ感と取り回しやすさ:日本の道路事情に合うのは?
日本の都市部で輸入SUVに乗る際、最もシビアな問題となるのがボディサイズ、特に「全幅」です。ここに関しては、残念ながらボルボXC40が最も不利な数字を持っています。
以下は、現行モデルの主要スペック比較です。
| 車種 | 全長 (mm) | 全幅 (mm) | 全高 (mm) | 最小回転半径 (m) | 特記事項 |
| Volvo XC40 | 4,440 | 1,875 | 1,650 | 5.7 | 幅広かつ回転半径が大きめ |
| BMW X1 (U11) | 4,500 | 1,835 | 1,645 | 5.4 | クラスを超えた立派なサイズ感 |
| Audi Q3 | 4,490 | 1,840 | 1,610 | 5.4 | バランスの良いプロポーション |
| M-Benz GLA | 4,415 | 1,835 | 1,620 | 5.3 | 最もコンパクトで取り回し良好 |
※数値はグレードにより若干異なる場合があります。
ここでの最大の落とし穴は「1,850mmの壁」です。
都内の古いマンションや機械式駐車場において、パレット幅の制限が「1,850mm以下」となっている場所は依然として多いのが現実です。
- XC40 (1,875mm)
- 明確にアウトです。平置き駐車場や、大型対応のハイルーフ車室が必要になります。私がV90に乗っていた時もそうでしたが、ボルボ車は全般的に幅が広く、生活圏によっては駐車場探しに苦労します。
- GLA & X1
- ギリギリ収まる範囲です(※タイヤ外幅などの実寸には注意が必要ですが)。
- 最小回転半径
- XC40の5.7mは、正直に言えば「曲がらない」部類に入ります。Uターンや狭い路地でのすれ違いでは、GLAやX1の方が圧倒的に楽だと感じるはずです。
デザインのためにワイドトレッドを採用したXC40の踏ん張り感はカッコいいのですが、実用面ではドイツ勢に分があると言わざるを得ません。
インテリアと居住性:スカンジナビアンデザインvsドイツ御三家
ドアを開けた瞬間に広がる世界観。これこそが、どの車を選ぶかの「決め手」になることが多い部分です。個人的には、ここでボルボの独壇場になると感じています。
- Volvo XC40
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https://www.volvocars.com/jp/build/xc40/ - 特徴
- 「リビングルームのような安らぎ」。派手な装飾を削ぎ落とし、ドリフトウッド(流木)調のパネルや、オレフォス製のクリスタルシフトノブ(上級グレード)が温かみを演出します。
- 収納
- ドアポケットにノートパソコンが入るほど巨大なスペースがあったり、ゴミ箱がついていたりと、生活に密着した工夫が随所に見られます。
- シート
- ボルボのシートは「家具」です。長時間座っても腰が痛くなりにくい設計は、V90時代から変わらない美点です。
- 特徴
- BMW X1 (U11)
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https://tomeiyokohama-bmw-blog.com/2023/02/21/%E6%96%B0%E5%9E%8Bx1%E3%81%AE%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%86%E3%83%AA%E3%82%A2/ - 特徴
- 「最新ガジェットの塊」。カーブド・ディスプレイが鎮座し、物理ボタンを極限まで減らしたコクピットは未来的。アンビエントライトの演出も派手で、「新しい車に乗っている」という高揚感はNo.1です。
- 居住性
- 現行型になってボディが拡大された恩恵で、後席の足元はクラス最大級の広さを誇ります。
- 特徴
- Audi Q3
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https://www.carsensor.net/contents/testdrive/category_1688/_65421.html - 特徴
- 「知的でクール」。バーチャルコクピットの視認性は相変わらず業界最高水準。直線基調のデザインは整理整頓されており、ビジネスライクな潔さを感じます。
- 質感
- 少し前の世代の設計であるため、最新のX1などと比べるとプラスチックの質感などで若干の古さを感じる場面があるかもしれません。
- 特徴
- M-Benz GLA
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https://www.mercedes-benz.co.jp/passengercars/models/suv/gla/overview.html - 特徴
- 「アーバンラグジュアリー」。MBUXの音声操作や、ジェットエンジンのようなエアコン吹き出し口など、誰が見ても「メルセデス」とわかるアイコンが散りばめられています。
- 注意点
- クーペライクなデザインのため、後席の頭上空間や荷室の容量は、箱型のXC40やX1に比べると少しタイトです。
- 特徴
走行性能と燃費:マイルドハイブリッドとEVの選択肢
走りに関しては、各メーカーの哲学が色濃く反映されています。
- Volvo XC40 (B3/B4)
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- パワートレイン
- 現行モデルは全車48Vマイルドハイブリッド。
- 走り
- 決して「速い」車ではありません。しかし、ステアリングフィールは穏やかで、直進安定性は抜群。「飛ばそう」という気を起こさせない、不思議な包容力があります。
- 燃費
- ここが弱点です。実燃費で街乗り10km/L前後、高速で14km/L程度。ドイツ勢のディーゼルモデル(X1 20dなど)が叩き出す20km/L超えの数値と比較すると、維持費の面では見劣りします。
- パワートレイン
- BMW X1 (xDrive20d)
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- 走り
- 圧倒的に楽しいです。SUVであることを忘れさせるほどノーズが軽く入り、路面を掴む感覚が伝わってきます。
- 燃費
- ディーゼルの出来が素晴らしく、軽油の安さと相まってランニングコストは最強クラスでしょう。
- 走り
- Audi Q3 / GLA
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- Q3
- 硬すぎず柔らかすぎず、全ての操作がスムーズ。ただ、S-tronic(DCT)の発進時のギクシャク感は好みが分かれるところです。
- GLA
- メルセデスらしい「フラット」な乗り味。街中での快適性は高いですが、ディーゼルエンジンの音や振動はBMWの方が抑え込まれている印象があります。
- Q3
安全装備と先進機能:ボルボの優位性はまだあるのか

かつて「安全のボルボ」と言われましたが、現在はどうでしょうか。結論から言えば、「機能の数」では並ばれましたが、「思想」ではまだボルボがリードしています。
全グレード標準装備
ボルボの素晴らしい点は、エントリーグレードであっても最高峰の安全装備(IntelliSafe)が標準で付いてくることです。「安全はオプションであってはならない」という哲学は、私がボルボを愛する最大の理由の一つです。
ドイツ勢の事情
一方で、ドイツ御三家はまだ「セーフティパッケージ」などがオプション扱いであるケースや、半導体不足の影響で特定の機能が省かれるケースが散見されます。見積もりを取る際は、必要なADAS(運転支援システム)が含まれているか厳重なチェックが必要です。
介入の自然さ
V90に乗っていた頃、Pilot Assist(全車速追従機能付ACC)の制御の滑らかさには何度も助けられました。白線を認識する精度、ブレーキのかけ方の人間らしさは、ボルボが一日の長を持っています。
価格とリセールバリュー:維持費を含めたトータルコスト
夢のない話で恐縮ですが、お金の話をしましょう。
| 車種 | 新車価格帯 (目安) | リセールバリュー | 維持費の傾向 |
| XC40 | 500万〜700万円 | やや厳しい | 燃費普通、故障リスクは中程度 |
| X1 | 600万〜800万円 | 高い | ディーゼルなら燃料代が安い |
| Q3 | 500万〜700万円 | 普通 | 車検費用などは平均的 |
| GLA | 600万〜900万円 | 普通〜良 | 部品代・工賃が高めの傾向 |
リセールバリューの現実
正直に申し上げますと、ボルボのリセールはドイツ勢(特に人気のX1やGLA)と比較すると、3年後・5年後の残価率で5〜10%ほど落ちる傾向にあります。「高く売ること」を最優先にするなら、リセール最強のX1か、GLAを選ぶのが賢明です。
XC40を選ぶなら、「長く乗り潰す」覚悟か、あるいは「損得勘定を超えた愛着」が必要になります。私はV90を手放した際、その下取り額の渋さに少し涙しましたが(笑)、それでも所有していた期間の満足度がお釣りとして返ってきたと感じています。
後悔しない選び方!ボルボXC40がおすすめな人・そうでない人
ここまで比較してきましたが、最終的にどのキーを手に取るべきか。ペルソナ別に整理してみましょう。
BMW X1を選ぶべきなのは「走り」を最優先する人

- 運転そのものを楽しみたい。
- 最新のテック感、大画面ディスプレイにワクワクする。
- ランニングコスト(軽油・燃費)を抑えたい。
- リセールバリューを重視して賢く乗り換えたい。
X1は現在、このクラスの「王車」と言って過言ではない完成度です。理性で選ぶならX1が正解です。
Audi Q3を選ぶべきなのは「先進感とバランス」を求める人

- 流麗なデザイン(特にSportback)に惹かれる。
- 派手すぎるのは嫌だが、地味すぎるのも嫌。
- クワトロ(4WD)の安定感に全幅の信頼を置いている。
- 都会的で知的なイメージを大切にしたい。
Mercedes-Benz GLAを選ぶべきなのは「ブランドと質感」重視の人

- 「メルセデスに乗っている」という事実が重要。
- アンビエントライトなどのナイトドライブの演出が好き。
- コンパクトでも高級車らしい乗り心地を妥協したくない。
- 高さ制限のある駐車場を利用する機会が多い。
それでも私がボルボXC40を推す理由:所有してわかる満足感

では、なぜ私が(そして多くのオーナーが)合理的判断を超えてボルボXC40を選ぶのか。
それは、「競争から降りた場所にある豊かさ」を感じられるからです。
ドイツ車に乗っていると、どうしても「前の車より速く走ろう」「最新モデルの方が偉い」といった、ヒエラルキーや競争意識の中に身を置く感覚が抜けきれません(X1のMスポーツに乗ると、ついアクセルを踏み込みたくなりそうですよね)。
しかし、XC40の運転席に座り、harman/kardonのオーディオから流れる音楽を聴いていると、不思議と「ゆっくり走ろう」「道を譲ってあげよう」という優しい気持ちになれると思います。
1,875mmの車幅も、慣れてしまえば「守られている安心感」に変わります。
「速さ」ではなく「心地よさ」。
「ステータス」ではなく「ライフスタイル」。
この価値観に共感できる方にとって、XC40は唯一無二の相棒になるはずです。
XC40購入前に知っておくべき故障やネガティブ要素

最後に、あえてネガティブな情報もシェアしておきます。これらを知った上で購入すれば、後悔はなくなります。
- Google搭載インフォテインメントの不安定さ
- 現行のボルボはGoogleが統合されていますが、ナビが突然フリーズしたり、音声認識が反応しなかったりするバグが散見されます。「OK Google」でエアコン操作ができるのは便利ですが、システムとしての完成度はまだ発展途上です。
- 燃費は伸びない
- 先述の通り、リッター10km前後と割り切る必要があります。ガソリンスタンドに行く回数は、X1ディーゼルオーナーの1.5倍くらいになるかもしれません。
- 後席のリクライニング不可
- XC40の後席は背もたれが少し立っており、リクライニング機能がありません。家族を後ろに乗せて長距離移動をするなら、試乗の際に必ず家族に座ってもらい感想を聞いてください。
まとめ
長くなりましたが、最後に選び方の要点をまとめます。
- 機械式駐車場(1850mm以下)を使う人 → XC40はNG。X1かGLAを検討。
- 燃費と走りの爽快感を求める人 → BMW X1 (20d) 一択。
- ブランド力と煌びやかさが欲しい人 → Mercedes-Benz GLA。
- デザインと安全性、そして心の平穏を求める人 → Volvo XC40。
車はスペック表に乗る数字が全てではありません。あなたが週末の朝、コーヒーを片手にその車を眺めたとき、「ああ、いい車だな」としみじみ思えるかどうか。
もしあなたが、少し不器用だけど温かみのあるスカンジナビアンデザインに惹かれているのなら、XC40の広すぎる車幅も、少し悪い燃費も、きっと「愛嬌」として許せる日が来るはずです。
いつかまた、私もボルボのある生活に戻りたい。そう思わせてくれる魅力が、あの車には確かにあります。
あなたの車選びが、最高の一台との出会いになりますように。
今の愛車を最高額で売却し、購入資金を手に入れる方法
やっぱりドイツ勢よりボルボ XC40がほしい!と、購入を決意されたなら、次のステップは「どうやって購入資金を準備するか」ですよね。
多くの方が、今乗っている愛車を売却(下取り)されると思います。
ここで、僕がV90を手放した時の経験から、一つだけアドバイスさせてください。
ディーラーでの「下取り」は、最後の手段にした方が良いかもしれません。
もちろん楽ではあるのですが、多くの場合、専門の買取業者に売却する方が、数十万円単位で高く売れる可能性が非常に高いです。
僕もV90を売却する時、複数の業者に見積もりを取りました。
僕がV90を売却した「輸入車買取センター」
もし、今あなたが輸入車(ボルボ、ベンツ、BMWなど)にお乗りなら、僕が実際に使った「輸入車買取センター」
を強くおすすめします。
理由はシンプルで、対面でのやり取りが無いためスケジュール調整の手間なし。対応の手間なし。しかも高かったからです。

僕のV90は、公式サイトにも「お客様の声」として掲載されています。
スマホで外装と内装の写真を撮って送るだけで、すぐに査定額が出ました。あとは電話で少しやり取りするだけで、面倒な現車確認の駆け引きもありません。
一括査定サービスで同一時間に各社(僕の時は3社でした)に来てもらって同時査定をしたり、ボルボを専門的に取り扱っている販売店に行き査定をしてもらったり、オークション出品サービスなど、色々なサービスを使って査定をしてもらいました。
最終的に他社査定のなかで最も高い金額の1万円高い金額を提示していただき、ここに決めました。輸入車の価値を本当に分かってくれる、信頼できるサービスだと感じます。
購入資金を少しでも多く確保するために、試してみる価値は絶対にあります。

今、国産車に乗っている方へ
もし国産車からの乗り換えなら、CTN一括査定 が今の最適解だと思います。
一括査定と聞くと、「登録した瞬間に鬼のような営業電話がかかってくる」という悪いイメージがありませんか? 僕はあれが本当に苦手で、考えるだけで疲れてしまうんですが、CTNはそこを完全に解決してくれています。
- 電話ラッシュ一切なし
- これが最大の特徴です。CTN側で事前に価格を競わせ、高値をつけた上位3社(だけ)からしか連絡が来ない仕組みになっています。何十社もの対応をする必要がありません。
- 専門店が競り合うから高い
- 全国1,000店舗以上のネットワークを持っていて、そこには「SUV専門店」や「軽自動車専門店」も含まれます。 例えば、あなたがハリアーやN-BOXなどに乗っている場合、一般的な買取店よりも、その車種を喉から手が出るほど欲しがっている専門店の方が、驚くほど高い値段をつけてくれることが多いんです。
「ディーラーの下取りでいいや」と判子を押す前に、一度だけ試してみてください。 上位3社とだけ話せば良いので、忙しい仕事の合間でもサクッと終わります。
新しい相棒を迎えるための資金、少しでも多く残しましょう。


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