こんにちは、Tです。
V90を買う前の夜、ネットでボルボの評判を調べていたら、ネガティブな情報も少なからず目に入ってきて胃がキリキリしたことがあります。維持費が高い、壊れやすい、リセールが悲惨——読めば読むほど不安になって、「本当に買って大丈夫なのか」と布団の中で悶々とした夜を、今でも覚えています。
でも結局V90を買って、最高の1年3ヶ月を過ごしました。あの夜の不安は何だったんだ、と(笑)。
だからこそ、XC90を検討している方には同じ思いをしてほしくない。ネットの不安を煽る情報と、実際のオーナー体験のあいだにはけっこうなギャップがあります。この記事では、XC90のデメリットを一つずつ正直に検証しながら、何が本当のリスクで、何が過剰な心配なのかを元V90オーナーの視点でお伝えします。
- 「XC90はやめとけ」と言われる7つの具体的な理由とその真相
- XC90を買って後悔した人に共通するパターン
- 中古XC90で失敗しないための具体的なチェックポイント
- それでもXC90を選ぶべき人の条件と、向いていない人の特徴
「XC90はやめとけ」と言われる7つの理由

ネットで「XC90 やめとけ」と検索すると出てくるデメリットは、大きく分けて7つに集約されます。一つずつ見ていきましょう。
全幅1,960mmの壁——駐車場に入らない問題
XC90の最大の物理的デメリットは、そのボディサイズです。全長4,955mm×全幅1,960mm×全高1,775mm。特に全幅1,960mmというのは、日本の都市部で暮らすにはかなりのハードルになります。
日本の立体駐車場の多くは幅1,850〜1,900mmが上限です。つまり、XC90は大半の立体駐車場に物理的に入りません。コインパーキングも幅1,800mm制限のところが多く、デパートの駐車場では隣の車とのクリアランスがほぼゼロになります。
正直に言うと、私がV90に乗っていた時も駐車場問題はリアルに感じていました。V90の全幅は1,890mmでXC90より70mm狭いのですが、それでも狭い駐車場では毎回ヒヤヒヤしていましたからね。XC90の1,960mmとなると、自宅や職場の駐車環境を事前に確認するのは必須です。
| 項目 | XC90 | 一般的な立体駐車場 | 判定 |
|---|---|---|---|
| 全幅 | 1,960mm | 1,850〜1,900mm | ×入らない |
| 全長 | 4,955mm | 5,000mm | ○ギリギリOK |
| 全高 | 1,775mm | 1,550〜1,600mm | ×入らない |
維持費は年間50万円超を覚悟すべき
XC90の維持費は国産SUVの1.5〜2倍程度を見込む必要があります。ハイオクガソリン指定で、年間1万km走行の場合、ガソリン代だけで約15〜18万円(街乗り燃費8〜9km/L、ハイオク180円/L計算)。オイル交換は1回あたり約2万円以上、タイヤは4本交換で8〜10万円が目安です。
さらに車検は10〜15万円程度、自動車税は排気量2.0Lで3.6万円。これらを合計すると、年間維持費は保険料込みで50〜70万円になるのが現実です。
私のV90も維持費はそれなりにかかっていました。ただ、ボルボのサービスパスポート(VSP)に加入していたのでオイル交換は無料でしたし、SELEKTの2年保証のおかげでセルモーター故障なども保証内で対応できた。保証と定期メンテナンスの仕組みをうまく活用すれば、想定外の出費はかなり抑えられます。ただ、保証なしで乗るなら「常時50万円の修理予備費」は冗談ではなく本気の数字です。
街乗り燃費8〜9km/Lのリアル
XC90のB5モデル(マイルドハイブリッド)のカタログ燃費はWLTCモードで12.0km/L。しかし実燃費となると、街乗り中心で8〜9km/L、高速道路でも10〜12km/L程度が現実的な数字です。
2トン近い車体を2リッターエンジンで動かしているわけですから、物理的に仕方ない部分ではあります。ちなみに、T8プラグインハイブリッドを選べばEVモードで約73km走行が可能で、日常の買い物や通勤ならガソリンをほとんど使わずに済みます。ただし、T8の新車価格は約1,294万円からなので、初期投資との兼ね合いですね。
私のV90もハイオク指定で街乗り8〜9km/Lでした。1回の給油で約8,000円。正直「うっ」とはなりましたが、高速巡航時のあの安定感と静粛性を思えば、まあ許容範囲かなと。燃費を最優先にするなら国産ハイブリッドSUVを選ぶべきですし、XC90を選ぶ人はそこに価値を置いていないはずです。
Google搭載ナビの慣れが必要な操作性
現行XC90はGoogleビルトインのインフォテイメントシステムを全車標準装備しています。Googleマップがそのまま車載ナビになるので地図データの鮮度は抜群なのですが、操作性には賛否があります。
エアコンの温度調整や座席ヒーターの操作まで縦型タッチパネルに集約されているため、走行中の誤タッチが起きやすいという声が少なくありません。物理ボタンに慣れている人ほどストレスを感じやすいポイントです。また、Apple CarPlayはワイヤレス対応になりましたが、接続の安定性にばらつきがあるという報告もあります。
私のV90はSENSUS世代だったので、Google搭載システムは未体験です。ただ、SENSUSでもCarPlay接続が有線のみだったり、画面の表示領域が限定的だったりと不満はありました。正直、インフォテイメントはボルボが昔から苦手としている分野かもしれません(笑)。ただ、これはソフトウェアアップデートで改善される可能性がある部分でもあるので、致命的な欠点とは言い切れないかなと思っています。
XC90を買って後悔した人のリアルな声

ネット上のオーナーの声を調べていくと、XC90で後悔している人には共通するパターンがあります。
電装系トラブルと修理費の高さ
XC90の口コミで特に多いのが電装系のトラブルです。ナビゲーションのフリーズ、パワーウインドウの不具合、ライトの警告灯点灯——こうした症状は「ボルボあるある」として多くのオーナーが報告しています。
特にやっかいなのが、XC90のオーディオパネル裏のCPUがウインカーやオンボードコンピューターも制御している点。このCPUの不具合がさまざまな症状として表面化するため、「何が原因かわからない」まま修理費がかさむケースがあります。エアコンコンプレッサーの修理は20万円以上、オルタネーターの交換も20万円超と、パーツ単体の修理費が国産車とは桁が違います。
ただし、これは主に初代XC90(2003〜2014年)や2代目の初期モデルに多い話です。現行モデル(SPAプラットフォーム)は信頼性が向上しています。私のV90でもセルモーター故障やステアリングスイッチの不具合はありましたが、SELEKT保証のおかげで自己負担はゼロでした。保証に入っていなかったらと思うとゾッとします。

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リセールバリューの低さに泣いた声
XC90のリセールバリューは、同価格帯のライバルSUVと比べると正直厳しいです。新車から3年後の残価率は約50%前後、5年後は30%台、8年後になると17〜37%まで下がるというデータがあります。
新車価格が1,000万円超のクルマが8年で200〜400万円になる計算ですから、「こんなに値落ちするとは思わなかった」という後悔の声が出るのも無理はありません。
| 経過年数 | XC90 残価率(目安) | 新車1,019万円の場合 |
|---|---|---|
| 3年 | 約50% | 約510万円 |
| 5年 | 約30〜35% | 約305〜357万円 |
| 8年 | 約17〜37% | 約173〜377万円 |
ただ、これはXC90に限った話ではなくボルボ全般に共通する傾向です。私がV90を売った時も、ディーラー下取りと買取専門店で63万円もの差が出ました。売り方次第で手残りは大きく変わるので、リセールの数字だけ見て「やめとけ」と判断するのはもったいないと思っています。

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3列目シートに期待しすぎた失敗

XC90は7人乗りのSUVとして、ファミリー層にも人気があります。しかし3列目シートの実用性については、過度な期待は禁物です。
ボルボの公式見解でも「身長170cm以下の方の使用を想定」とされており、大人が長時間座るには正直つらいサイズ感です。座面のクッションや背もたれの高さ自体は悪くないのですが、足元の空間が限られるため、子どもの送り迎えや緊急時の短距離移動がメインという割り切りが必要です。
「ミニバン代わりに7人乗れるSUV」としてXC90を選んだ人が後悔しやすいのは、まさにこの3列目のギャップです。日常的に6〜7人で乗ることが多いなら、正直ミニバンのほうが幸せになれます。XC90の3列目はあくまで「あったら便利」程度に考えておくのが正解ですね。
中古XC90で後悔しないための注意点

XC90は新車で1,000万円超、中古なら200〜500万円台で手に入るため、中古購入を検討する方も多いでしょう。ただし中古XC90にはいくつか注意すべきポイントがあります。
認定中古車SELEKTを選ぶべき理由
中古のXC90を検討するなら、ボルボの認定中古車プログラム「SELEKT」一択だと私は思っています。SELEKTは170項目以上の点検をクリアした車両に最大2年間の保証が付くプログラムで、万が一の故障時の修理費を大幅にカバーしてくれます。
なぜここまで強く推すかというと、私自身がSELEKT保証に救われた経験があるからです。V90の所有期間中にセルモーターが壊れた時も、ステアリングスイッチの不具合が出た時も、保証のおかげで追加費用はゼロ。もしSELEKT以外の中古車販売店で保証なしのXC90を買っていたら、これだけで30万円以上の出費になっていたはずです。
非正規店で安くXC90を買えたとしても、1回の故障で価格差が吹き飛ぶリスクを考えれば、SELEKTの安心感は値段以上の価値があります。
年式・走行距離別の要チェックポイント
中古XC90を選ぶ際に、特に気をつけたいのが年式と走行距離に応じた消耗パーツの状態です。
| チェック項目 | 注意が必要な時期 | 修理費の目安 |
|---|---|---|
| タイミングベルト | 7万km〜 | 10〜15万円 |
| エアコンコンプレッサー | 5年〜(夏場に多発) | 20〜30万円 |
| ラジエター水漏れ | 7〜10年 | 10〜20万円 |
| エンジンオイル漏れ | 5年〜(パッキン劣化) | 10〜20万円 |
| ブッシュゴム劣化 | 5年〜 | 約4万円 |
| エアサスペンション | 7年〜 | 30〜50万円 |
特にエアサスペンション装着車は要注意です。エアサスの修理は片側だけでも15〜25万円、左右両方となると50万円近くかかることもあります。中古で安く買えたと思ったら、エアサス修理でまとまった出費……というのはXC90あるあるです。
ちなみに私のV90はバネサス車だったので、エアサスのトラブルとは無縁でした。中古でXC90を探すなら、バネサスモデルを選ぶというのも一つの戦略です。乗り心地はエアサスに劣りますが、長期の維持コストを考えるとバネサスのほうが安心できます。
XC90への乗り換えを考えているなら、今の愛車を最高値で手放す準備を
XC90の購入を本気で検討しているなら、まず今乗っている車をいくらで売れるか知ることが第一歩です。新車でも中古でも、次のXC90の予算は「今の愛車をいくらで売れるか」で大きく変わります。
私自身の経験から言える結論は、「ディーラーの下取りだけで決めてしまうと、数十万円単位で損をする可能性がある」ということです。少しの手間で、次のボルボのオプションを一つ増やせるかもしれません。
今乗っている車に合わせて、私が実際に活用して「これなら安心」と確信した売却方法を記事にまとめています。愛車を手放す前に、ぜひチェックしてみてくださいね。

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「あの時、あっちで査定しておけばよかった……」という後悔だけはしてほしくないので、まずは私の失敗と成功の記録を参考にしていただければ嬉しいです!
XC90とライバルSUVのデメリットを比較

「XC90はやめとけ」と言う人は多いですが、では同価格帯のライバルSUVはどうなのか。公平に比較してみましょう。
BMW X5・メルセデスGLE・レクサスRXとの違い
| 項目 | XC90 B5 AWD | BMW X5 xDrive40d | メルセデス GLE 300d | レクサス RX350h |
|---|---|---|---|---|
| 新車価格 | 約1,019万円〜 | 約1,373万円〜 | 約1,147万円〜 | 約760万円〜 |
| 全幅 | 1,960mm | 2,005mm | 2,010mm | 1,895mm |
| 乗車定員 | 7名 | 5名(3列目OP) | 5名(3列目OP) | 5名 |
| 燃費(WLTC) | 12.0km/L | 12.4km/L | 14.2km/L | 20.3km/L |
| 燃料 | ハイオク | 軽油 | 軽油 | レギュラー |
| 3年残価率 | 約50% | 約55% | 約53% | 約65% |
| 安全装備 | ◎ | ○ | ○ | ○ |
数字だけ見ると、燃費やリセールではレクサスRXが圧倒的に有利です。維持費を重視するなら国産勢に軍配が上がるのは事実でしょう。GLEはディーゼルで燃費14.2km/L、レクサスRX350hはハイブリッドで20.3km/Lと、ランニングコストではXC90より有利です。
ただ、ここで一つ考えてほしいのは、何のためにXC90を検討しているのかということ。数字の比較だけならレクサスを買うのが正解ですが、XC90を候補に入れている人は、数字では測れない何かに惹かれているはずです。それが何なのかを自分の中で明確にできていれば、後悔することはないと思います。
正直、XC90が勝っているポイント
デメリットばかり語ってきましたが、ここからはXC90にしかない強みをお伝えします。
まず安全性。ボルボは「2020年までにボルボ車での死亡事故・重傷事故をゼロにする」というビジョンを掲げていた世界唯一のメーカーです。XC90は世界各国の安全性テストで最高評価を獲得し続けており、この1点だけでも選ぶ理由になります。シートベルトを発明したのもボルボですし、安全へのこだわりは他のどのメーカーとも次元が違います。
次にスカンジナビアデザイン。ドイツ車のような主張の強さではなく、知的で控えめな高級感。これはボルボにしか出せない空気感です。私がV90に乗っていた時、「なんでボルボ?」と聞かれたことは一度もありませんでした。むしろ「らしいね」と言われた(笑)。ステータスをひけらかすのではなく、自分の価値観で選んでいることが伝わるブランドなんですよね。
そしてBowers & Wilkins(B&W)オーディオ。これは体験した人にしかわからない感動です。私はV90のB&Wオーディオで音楽を聴きながら高速道路をクルージングする時間が、オーナー生活で一番幸せな瞬間でした。自宅にホームシアターも組んでいましたが、V90のB&Wの空間表現はそれを超えていた。XC90のB&Wオーディオは、それだけで数十万円の価値があると本気で思っています。
さらに、XC90は標準で7人乗りという点も見逃せません。同価格帯のBMW X5やメルセデスGLEは基本5人乗りで、3列目はオプション対応。「デメリットで3列目が狭いと書いたじゃないか」と思われるかもしれませんが、非常用でも3列目が「ある」のと「ない」のでは実用性が全く違います。子どもの友だちを急に乗せることになった時、3列目があると本当に助かるんですよね。
まとめ——XC90をやめとけと言い切れない理由

ここまでXC90のデメリットを正直に書いてきました。駐車場問題、維持費、燃費、故障リスク、リセール——どれもリアルな課題です。「やめとけ」という声には、それなりの根拠があります。
XC90で後悔する人・しない人の違い
最後に、XC90で後悔する人としない人の分かれ目を整理します。
| XC90をやめたほうがいい人 | XC90を検討すべき人 |
|---|---|
| 都市部で立体駐車場を日常的に使う | 自宅に十分な駐車スペースがある |
| 維持費は月3万円以下に抑えたい | 年間50〜70万円の維持費を許容できる |
| リセールバリュー重視で選びたい | 乗りつぶす覚悟がある or 売り方を工夫できる |
| 3列目に大人が日常的に乗る | 3列目は非常用・子ども用と割り切れる |
| 故障リスクが一切許容できない | SELEKT保証やVSPで備えられる |
| 燃費と経済性が最優先 | 安全性・デザイン・乗り心地に価値を置ける |
ボルボのXC90をやめとけと言われて不安になっている方へ。私はV90を手放した今でも、ボルボを選んだことを一度も後悔していません。むしろ「いつか必ずもう一度乗る」と心に決めているくらいです。
大切なのは、デメリットを知った上で「それでも自分にとってはこの価値が上回る」と言えるかどうか。この記事がその判断の助けになれば、元ボルボオーナーとしてこれ以上嬉しいことはありません。
もし「やっぱりXC90が気になる」と思った方は、ぜひ一度ディーラーで実車を見て、座って、できれば試乗してみてください。数字やレビューでは伝わらない、ボルボだけの空気感がきっと感じられるはずです。
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XC90を「やめとけ」と言われても検討を続けているあなたは、きっと本気でXC90が欲しいのだと思います。であれば、次に考えるべきは「いかに賢く乗り換えるか」です。
私自身の経験から言える結論は、「ディーラーの下取りだけで決めてしまうと、数十万円単位で損をする可能性がある」ということです。少しの手間で、次のボルボのオプションを一つ増やせるかもしれません。
今乗っている車に合わせて、私が実際に活用して「これなら安心」と確信した売却方法を記事にまとめています。愛車を手放す前に、ぜひチェックしてみてくださいね。

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