こんにちは、Tです。
「ボルボって、リセールバリュー悪いんでしょ?」——これ、ボルボに興味がある人なら一度は耳にしたことがあるフレーズだと思います。ネットで検索すると「値落ちがひどい」「買取価格が安い」といった情報がずらりと並ぶので、購入をためらってしまう方も多いのではないでしょうか。
ただ、元V90オーナーとして実際に売却を経験した私からすると、この「リセールが悪い」という評判は半分正しくて、半分は誤解です。車種やグレード、売却方法によって結果がまったく違ってくるんですよね。この記事では、実際の残価率データをもとに、ボルボのリセールバリューの真実をお伝えします。
- ボルボのリセールバリューが「悪い」と言われる5つの理由
- 車種別の残価率データで見るボルボのリアルな値落ち事情
- BMW・メルセデス・アウディとの比較で見えるボルボの立ち位置
- リセールバリューを最大化するための具体的な売却テクニック
ボルボのリセールバリューは本当に悪いのか?

結論から言うと、「ボルボ全体のリセールが悪い」というのは正確ではありません。車種によって残価率には大きな差があり、XC40やXC60のようなSUVモデルは輸入車の中でも健闘しています。
一方で、V60やV90といったステーションワゴン系、あるいは年式の古いモデルに関しては、確かに値落ち幅が大きい傾向があります。つまり「ボルボ=リセールが悪い」ではなく、「車種と条件次第で大きく変わる」というのが実態です。
「リセールが悪い」という評判の正体
ネット上で「ボルボのリセールが悪い」と書かれている記事を読むと、その多くはボルボ全車種をひとくくりにしているか、10年以上前のモデルを根拠にしていることがほとんどです。2017年以降のSPA・CMAプラットフォーム世代のボルボは、安全性・デザイン・品質が飛躍的に向上しており、中古車市場での評価も以前とはまったく異なります。
私自身、V90 T6 AWD Inscriptionを手放した経験がありますが、ディーラー下取りと買取専門店の査定額には63万円もの差がありました。「ボルボは安く買い叩かれる」と思い込んでいた私にとって、これは大きな驚きでしたね。売り方次第でリセールの印象は一変するということを、身をもって体験しました。その時の話を以下の記事でまとめています。ぜひご覧ください。

ボルボの残価率を年数別に見る
まずは、ボルボ主要車種の年数別残価率を一覧で確認しましょう。以下は買取相場データをもとにした目安の数値です。
| 経過年数 | XC40 | XC60 | XC90 | V60 | V90 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1年後 | 85〜88% | 66〜71% | 60〜65% | 60〜65% | 55〜60% |
| 3年後 | 65〜70% | 47〜61% | 45〜50% | 40〜50% | 35〜45% |
| 5年後 | 46〜54% | 38〜51% | 35〜40% | 30〜38% | 25〜33% |
| 7年後 | 35〜41% | 21〜25% | 20〜25% | 18〜23% | 15〜20% |
※残価率は新車価格に対する買取相場の割合。グレード・走行距離・ボディカラー・地域などにより変動します。あくまで一般的な目安としてご覧ください。
XC40は3年後でも65〜70%の残価率を維持しており、輸入SUVの中でもトップクラスの数値です。XC60も3年後に47〜61%と、グレードや条件次第では6割近くを保てるケースがあります。一方、V90は3年で35〜45%と、SUV系と比べると確かに差が出ます。
ボルボのリセールバリューが悪いと言われる5つの理由

ボルボのリセールバリューが「悪い」とされる背景には、いくつかの構造的な要因があります。ただし、これらの多くはボルボだけでなく輸入車全般に共通する事情です。
日本市場でのブランド認知度の差
中古車市場において、リセールバリューを左右する最大の要素は「需要」です。日本ではメルセデス・ベンツ、BMW、アウディのいわゆるドイツ御三家が輸入車の圧倒的なシェアを握っており、中古車を探す人もまずこの3ブランドから検討する傾向があります。
ボルボは近年販売台数を伸ばしていますが、それでもドイツ御三家と比べると日本での認知度や「ステータスシンボル」としてのイメージは一段控えめ。中古車を買う層が相対的に少ないため、需要と供給のバランスで価格が下がりやすい構造になっています。
ただ、これは裏を返せば「中古でお買い得に手に入る」ということでもありますよね。購入検討者にとってはむしろプラス材料です。
輸入車特有の維持費イメージ
「輸入車は壊れやすくて修理代が高い」——このイメージは根強いですね。確かにボルボに限らず、輸入車の部品代は国産車より高めになる傾向があります。ディーラーでの整備費用も、国産ディーラーと比べると割高に感じる方が多いでしょう。
ただし、現行世代のボルボは信頼性が大幅に向上しています。エンジン関連の部品にはアイシンやデンソーなど日本メーカーの部品が多く採用されており、先代モデルと比べて故障率は格段に下がっています。維持費が高いという「イメージ」が先行して、実態以上にリセールが押し下げられている面は否定できません。
モデルチェンジのサイクルが影響
ボルボは近年、電動化を積極的に推進しており、マイルドハイブリッド化やPHEVの拡充、さらにEX30・EX90といったピュアEVの投入など、ラインナップの刷新スピードが速くなっています。
新しい安全装備やインフォテインメントシステムが次々に導入されるため、旧型モデルは相対的に「古さ」を感じやすくなり、中古車市場での評価が下がりやすいという側面があります。特にボルボはGoogleベースの新型インフォテインメント(Android Automotive OS)への切り替えが進んでおり、旧システム搭載車との体験差が大きいのが現状です。
ワゴン市場の縮小トレンド
ボルボといえばステーションワゴンの印象が強いブランドですが、世界的なSUVブームの影響で、ワゴンの中古車需要は縮小傾向にあります。V60やV90のリセールバリューがSUV系(XC40・XC60)より低い最大の理由は、ボルボの品質うんぬんではなく、市場全体のトレンドによるものです。
実際、V60やV90は走りの良さや積載量、デザインの美しさでは非常に高い評価を受けています。リセールバリューだけで車を選ぶのであれば不利ですが、「自分が乗りたい車に乗る」という視点では、ワゴンは素晴らしい選択肢です。
ディーラー下取りの査定額が低め
これはボルボに限った話ではありませんが、ディーラーの下取り査定は買取専門店と比べて低くなりがちです。特にボルボの場合、ディーラーは「新車販売」がメインビジネスなので、下取り車をオークションに流すルートが中心。結果として、市場相場より安い査定額が提示されやすいんですよね。
「ディーラーに出したら思ったより安かった」→「やっぱりボルボはリセールが悪い」という流れで、実態以上にネガティブな印象が広がっている面があります。売却方法を変えるだけで、数十万円単位で結果が変わることは知っておくべきポイントです。
ドイツ御三家とボルボのリセールバリューを比較

「ボルボのリセールが悪い」と言われるとき、比較対象になるのはたいていBMW・メルセデス・ベンツ・アウディのドイツ御三家です。では、実際にSUV同士で比較するとどうなのか。3年後の残価率目安を並べてみましょう。
SUV同士の3年後残価率を比較
| 車種 | 新車価格帯(税込) | 3年後残価率(目安) | 評価 |
|---|---|---|---|
| ボルボ XC40 | 509〜665万円 | 65〜70% | ◎ 輸入SUVで上位 |
| ボルボ XC60 | 789〜889万円 | 47〜61% | ○ グレード差が大きい |
| BMW X3 | 798〜998万円 | 50〜60% | ○ 安定的 |
| メルセデス GLC | 820〜998万円 | 55〜65% | ◎ ブランド力で高め |
| アウディ Q5 | 748〜898万円 | 50〜60% | ○ X3と同水準 |
※各車種の残価率は買取相場データをもとにした目安です。グレード・走行距離・ボディカラーなどにより変動します。正確な査定額は専門業者にご確認ください。
いかがでしょうか。XC40に関してはドイツ御三家のSUVと比較しても同等かそれ以上のリセールバリューを維持しています。XC60もBMW X3やアウディQ5と同水準で、「ボルボだから極端にリセールが悪い」とは言えないことがわかります。
メルセデスGLCが強い理由
比較表を見ると、メルセデスGLCが頭ひとつ抜けていますよね。これはメルセデスのブランド力に加え、GLCが日本の輸入SUV市場で圧倒的な販売台数を誇ることが大きいです。中古車市場に出ても「メルセデスのSUVが欲しい」という層が厚いため、需要が価格を支えています。
ボルボはメルセデスほどの「ステータス需要」はないものの、安全性やデザインの独自性で選ぶファンが確実に存在します。特にXC40は価格帯の手頃さもあり、「初めての輸入車」として中古車市場でも人気が高い状況です。
ボルボの値落ちを最小限にする5つのコツ

ボルボのリセールバリューは車種や条件で大きく変わることがわかりました。ここからは、値落ちを最小限に抑えるための具体的なポイントを5つ紹介します。
リセールに強い車種・グレードを選ぶ
リセールバリューを重視するなら、車種選びの段階で大きな差がつきます。ボルボの中で最もリセールが安定しているのはXC40、次いでXC60です。どちらもSUV人気の恩恵を受けており、中古車市場での需要が高い車種ですね。
グレードについては、中間〜上位グレードが狙い目です。XC40なら「Ultra B4 AWD」、XC60なら「Ultra B5 AWD」あたりが装備と価格のバランスが良く、中古市場でも人気があります。最廉価グレードは新車価格は安いものの、装備の少なさから中古市場で敬遠されやすく、残価率で不利になることがあります。
| こんな方に | おすすめ車種 | 理由 |
|---|---|---|
| リセール最優先で選びたい | XC40 | 残価率がボルボ全車種でトップクラス。価格帯も手頃で中古需要が高い |
| 走りと居住性も欲しい | XC60 | SUV人気+日本COTY受賞の知名度。グレード次第で残価率60%も |
| ワゴンへのこだわりがある | V60 | ワゴン勢の中では比較的需要が安定。V90より新車価格が抑えめ |
ボディカラーで数十万円の差がつく
意外と見落とされがちですが、ボディカラーの選択はリセールバリューに直結します。中古車市場で人気が高いのはブラック系とホワイト系。ボルボの場合、「クリスタルホワイトパール」や「オニキスブラックメタリック」は安定した需要があります。
反対に、個性的なカラー(フュージョンレッド、デニムブルーなど)は新車時の魅力は高いものの、中古市場では買い手が限られるため査定額が下がりやすい傾向があります。人気カラーと不人気カラーでは、買取価格に50万円以上の差がつくこともあるので、リセールを意識するなら定番色を選んでおくのが無難です。
売却タイミングは3年以内がベスト
ボルボに限らず輸入車全般に言えることですが、リセールバリューは3年目を境に下落ペースが加速します。1回目の車検(3年)を迎える前に売却するのが、金銭的には最も有利なタイミングです。
先ほどの残価率データを見ても、XC40は3年後で65〜70%を維持していますが、5年後には46〜54%まで下がります。3年→5年の2年間で約15〜20ポイント下がる計算ですね。もちろん「気に入った車に長く乗る」のも素晴らしい選択ですが、リセールを意識するなら3年以内の売却を視野に入れておきましょう。
ボルボの売り時についてはこちらの記事で詳しく解説しています。

ディーラー下取りだけで決めない
これは私自身の経験から、強くお伝えしたいポイントです。ボルボのリセールバリューが「悪い」と感じる原因の多くは、実はディーラー下取りの査定額が低いことに起因しています。
ディーラーは新車販売が本業なので、下取り価格で勝負する必要がありません。一方、買取専門店は「中古車の仕入れ」が生命線なので、市場相場に近い価格を提示してくれることが多いです。
私がV90を手放した際、ディーラーの下取り額と輸入車買取専門店の査定額には63万円の差がありました。この差額だけで、次の車のオプションを2〜3個追加できる金額です。最低でも2〜3社の見積もりを取ることを強くおすすめします。
リセールバリューに不安を感じているなら、まず愛車の「本当の価値」を知ることから
「ボルボはリセールが悪いから…」と売却を先延ばしにしているうちに、さらに値落ちが進んでしまうケースは少なくありません。もし乗り換えや売却を少しでも考えているなら、今の愛車がいくらで売れるのか、まず正確な相場を把握しておくことが大切です。
私自身の経験から言える結論は、「ディーラーの下取りだけで決めてしまうと、数十万円単位で損をする可能性がある」ということです。少しの手間で、次のボルボのオプションを一つ増やせるかもしれません。
今乗っている車に合わせて、私が実際に活用して「これなら安心」と確信した売却方法を記事にまとめています。愛車を手放す前に、ぜひチェックしてみてくださいね。


「あの時、あっちで査定しておけばよかった……」という後悔だけはしてほしくないので、まずは私の失敗と成功の記録を参考にしていただければ嬉しいです!
整備記録と純正オプションを活かす
査定額を上げるために、今日からできることもあります。まず、ディーラーでの整備記録(点検整備記録簿)は必ず保管しておきましょう。正規ディーラーでの整備履歴が残っている車は、買取業者から見て「状態が良い車」と判断され、査定にプラスに働きます。
また、純正オプション(特にB&Wプレミアムサウンド、パノラマサンルーフ、エアサスペンションなど)は中古市場での人気が高く、査定額にしっかり反映されます。社外品への交換は査定ダウンにつながることがあるので、純正パーツは外さず保管しておくのが得策です。
- 査定アップにつながる純正オプション
- B&Wプレミアムサウンド、パノラマサンルーフ、エアサスペンション、360°カメラ
- 保管しておくべきもの
- 整備記録簿、取扱説明書、スペアキー、純正パーツ(交換した場合)
- 避けたほうがよいこと
- 社外マフラーや社外ホイールへの交換(査定時はマイナス要因になりやすい)
まとめ:ボルボのリセールバリューは「悪い」のではなく「選び方と売り方」次第

ボルボのリセールバリューが悪いは誤解?要点まとめ
「ボルボのリセールバリューは悪い」という通説を、データで検証してきました。最後に要点を整理します。
- ボルボ全体のリセールが悪いわけではなく、車種によって残価率に大きな差がある
- XC40は3年後65〜70%の残価率で、ドイツ御三家のSUVと比較しても遜色なし
- リセールが低く見える原因の多くは、ブランド認知度やワゴン市場の縮小、ディーラー下取りの低さにある
- 車種・グレード・カラーの選択、売却タイミング、売り方で数十万円単位の差がつく
- ディーラー下取りだけでなく、買取専門店での査定を必ず取るべき
ボルボのリセールバリューは「悪い」のではなく、正しい知識を持って選び、売ることで十分にカバーできるというのが私の結論です。リセールだけで車を選ぶのはもったいないですが、知っておくことで損を避けられるのも事実。この記事が、あなたのボルボライフの参考になれば嬉しいです。
車種ごとの詳しいリセールバリューについては、以下の記事も参考にしてみてください。


ボルボの売却を検討中なら、まずは「比較」から始めてみませんか?
この記事を読んで「思っていたよりリセール悪くないかも」と感じた方も、「やっぱり早めに手放そうかな」と思った方も、最初の一歩は同じです。まずは今の愛車の正確な買取相場を知ること。ディーラーの見積もりだけでは、本当の価値は見えてきません。
私自身の経験から言える結論は、「ディーラーの下取りだけで決めてしまうと、数十万円単位で損をする可能性がある」ということです。少しの手間で、次のボルボのオプションを一つ増やせるかもしれません。
今乗っている車に合わせて、私が実際に活用して「これなら安心」と確信した売却方法を記事にまとめています。愛車を手放す前に、ぜひチェックしてみてくださいね。


「あの時、あっちで査定しておけばよかった……」という後悔だけはしてほしくないので、まずは私の失敗と成功の記録を参考にしていただければ嬉しいです!


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